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Tuesday, April 30, 2013

山内一豊のネズミ

【4月29日特記】 他の人はそうでもないのかずっと気になっているのだが、PC で困っていることがある。タッチパッドである。

僕の場合キーボードを操作しているとどうしても親指の付け根など手の一部分がタッチパッドに触れてしまい、ポインタがあらぬところに飛んでいってしまい、文章の打ち込みが継続不能になること頻りなのである。

これは構造上の問題だと思うのだが、こういう構造のものが当たり前に売られているということは、他のユーザにとっては多分そういう問題は起こらないのだろうか?

となると、これは構造上は構造上でも、僕の手の構造上の問題、あるいは、打ち込むフォームの問題なのである。

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Sunday, April 28, 2013

映画『モンスター』

【4月28日特記】 映画『モンスター』を観てきた。大九明子監督。

2007年公開の映画で、新垣結衣主演の『恋するマドリ』という作品があった。この映画はほとんど注目されることも評価されることもなかったのだが、でも、僕はとてもよく撮れた作品だと感心した。

その映画を監督したのが大九明子だった。それで彼女の次作を観ようとずっとマークしていたのにもかかわらず、漸く昨年完成した『東京無印女子物語』は公開期間が短く、館数も少なくて見逃してしまった。

その後、この『モンスター』までの間に、彼女は映画を1本、テレビドラマを1本、DVDを1本撮っているらしいが、その辺りについては撮っていることも公開されていることも全く知らなかった。

でも、こうやってちょこちょこ作らせてもらっているということは、この世界に彼女の仕事を評価している人がいるということだ。僕としてはそれをとても喜ばしいことだと思う。

今回は言ってみれば“キワモノ”映画であったがために、何かと話題(例えばブスの特殊メイク、高岡早紀の久々の映画出演と40歳のフル・ヌードなど)が多く、それで評判になって観客も多かったのは彼女にとっても喜ばしいことだと思う。

ただ、逆に、これで彼女がキワモノ映画の監督だと思われると可哀想だとも思って少し心配したのも事実である。しかし、作品の出来を見るとその心配は無用のようだ。

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Friday, April 26, 2013

アプリの千夜一夜物語

【4月26日特記】 気づかないうちに1001夜めを迎えていた。千一夜と言えばアラビアン・ナイトである。李白の「白髪三千丈」と同じく、長いということの比喩である。まずそのことを感慨深く思った。

このブログでも何度か取り上げて、実際のグラフも掲載してきた iPhone アプリの SleepCycle である。

出張や旅行先のホテルのベッドで、電源コードが届かないような場合には使っていないので、実際にはこのアプリを使い始めてから多分1030日くらいかなと思うのだが、使った日数として、今朝気がついたら1001回目になっていたということである。

いやぁ、長く使ったもんだ。いや、使ってるもんだ。

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Thursday, April 25, 2013

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上春樹(書評)

【4月25日特記】 帰ってきた感がある。村上春樹が帰ってきたのか、『風の歌を聴け』を読んだばかりのころの僕が帰ってきたのかは分からないが。ともかく妙な既視感がある。それは僕が既に知っている村上春樹であり、実は今まで気づいていなかった村上春樹なのである。

この小説では『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』や『1Q84』などとは違って、それほど不思議なことはそれほど頻繁には起こらない。でも、全く起こらないわけではない。村上春樹は、世界では不思議なことが起こるのだということと、不思議なことは何も起こったりはしないということを同時に書いている。

そこにあるのは両義性である。それはある意味、村上春樹のデビュー以来のテーマであったのではないかと、今になって思うのである。

多崎つくるは大学2年生の夏に、高校時代の親友たち4人に突然切り捨てられる。それぞれ苗字に赤・青・白・黒の漢字が付いた2人の男と2人の女の友だちに、切り捨てられる理由を聞くことも釈明することも、いや、それどころか会うことも連絡をとることさえできなくなる。その苦悩と、そこからなんとか抜けだした彼の回復が小説の前半で語られる。そして、それは両義性の片側である。

小説の後半で、つくるは昔の友人たちを16年ぶりに訪ねる旅に出る。そして、そこで、「色彩を持っている」4人の友人たちの側から当時の彼が語られる。それが、両義性の反対側なのである。

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Wednesday, April 24, 2013

Play Log File on my Walkman #84

【4月24日特記】 ランダム再生で聴いている僕のプレイログ。気まぐれに紹介してる。今年5回目かな? 今回も10曲。

  1. 花 -Memento-Mori-(Mr. Children)
  2. HELLO ~Paradise Kiss~ (YUI)
  3. STELLA'S COUGH(大江千里)
  4. 嘘でもいいから(奥村チヨ)
  5. おとみさん ~TOMMY~(ミスゴブリン)
  6. 友達よ泣くんじゃない(森田健作)
  7. ストロベリー(TOKYO MOOD PUNKS)
  8. 燃えるブンブン(マギー・ミネンコ)
  9. パンと蜜をめしあがれ(クラムボン)
  10. 今夜はから騒ぎ(東京事変)

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Monday, April 22, 2013

泣いた映画、寝た映画

【4月22日特記】 前に「泣いた映画が必ずしも良い映画とは限らない」ということを書いた。そして、同じように「寝た映画が必ずしもひどい映画とは限らない」とも思う。別に一昨日観た映画で寝てしまったから書くわけではないが(笑)

映画を観て泣く時には、映画が持っている要素だけではなく、こちら側の要素もまた強く反映している。

世の中には映画を観て泣きに来る客もいれば、泣くものかと身構えながら観る客もいる。あるいは僕のように、「泣ける映画」という宣伝文句を見るだけでもうほとんど観る気が失せてしまう人もいる。

前の記事にも書いたが、だから、「この映画を観て泣いた」と言う時、それは必ずしも「この映画が素晴らしかった」とは限らず、僕自身がある種そういう精神状態であったということなのかもしれない。

なにしろ僕は『クール・ランニング』などというクールなコメディに大泣きしてしまったくらいなのだから。

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Sunday, April 21, 2013

映画『ペタルダンス』

【4月20日特記】 映画『ペタルダンス』を観てきた。

石川寛監督が7年前に撮った『好きだ、』は、日本での評価は低かったが、僕はものすごく感動した大々大好きな作品である。それに惹かれて観たのであるが、しかし、残念ながら今回は終盤で寝てしまった。

ただ、前作の雰囲気はそのままである。作りも似ている。

冒頭のジンコ(宮﨑あおい)と川田(風間俊介)のシーンでは、『好きだ、』と同じように、ほぼ同じ構図が続くシーンの、カット替わりする必要のないところで頻繁にカットが変わる。

形だけは2ショットであるが、カメラの狙いは常にジンコのほうで、川田は半分切れていたりもする。

そして、恐らく台本通りではなく、かなり即興を取り入れた演出(台詞の言い方が明らかにそうである)──これがかなりのリアリティの素になっているのは確か。

長い長い、緊張感のあるワンカットワンシーン。車の前部座席と後部座席にジンコと素子(安藤サクラ)を並べた会話のシーンはすごい!

意図的に抑えた色彩──春とはいえ雪の降るどこか北国が舞台で、ジンコ、素子、ミキ(吹石一恵)、原木(忽那汐里)というメインの人物全員が20代女性なのに、みんな一様にくすんだ色合いの衣服である(そして、訪れる側の3人がブルー~グレー基調であるのに対して、突然の来訪を受けるミキだけがベージュ~グレー基調である)。

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Saturday, April 20, 2013

映画『HK / 変態仮面』

【4月20日特記】 映画『HK / 変態仮面』を観てきた。面白かった。

性的な嗜好を突き詰めていくと、それはどうしても日常性からの脱却、日常性の破壊へと繋がるので、詰まるところ変態に行き着く──というのが僕の持論である。

性とはそういう因果なものであるから、そこにはジレンマがあり、苦しみがある。だからこそ、性の探求者は次第に求道者の様相を呈してくるのである。

その辺のところは僕が尊敬してやまないエロ漫画家ひさうちみちお氏の作品の中でも色濃く描かれているのだが、この映画でもそういう性の本質を非常によく捉えていて、非常に深い余韻があるのと同時に小気味よいほどの痛快感もあった。

などと書くと、これは難しい映画だと思われるかもしれないが、そうではない。館内に大きな声の笑いが何度も沸き起こった。

なにしろパンティを被るとエネルギーが充満して超人に変身し、自分の「おいなりさん」を押し当てるなどの“秘技”で悪を叩き潰すヒーローの物語である。

そのバカバカしさの徹底具合が素晴らしいし、変態仮面(実は高校生の色丞狂介)に扮している鈴木亮平の鍛えに鍛えられたマッチョでスマートな肉体があるからこそ、これだけの感動巨編(笑)になり得たのである。

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Friday, April 19, 2013

4/19サイト更新情報

【4月19日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログではなく、併設している私のHPの更新案内です)。

また少しペースが落ちて、この半月間でレギュラーのエッセイ1編のみの更新になりました。今回は助数詞の発音についてです。

ということで、今回の更新は下記の通り:

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Wednesday, April 17, 2013

Kindle Fire で漫画を

【4月17日更新】 Kindle Fire HD を買って、気がついたら漫画の読書が増えていた。

別に漫画に対して偏見はない。ただ、漫画は早く読めてしまうので、どんどん溜まってしまう。なにしろ本棚ひとつ分しか本を所有しない主義である。一旦漫画を読み始めると切りがなくなって収拾がつかなくなると思って控えていた。

ところが、電子書籍は溜まらない。物理的には気にならないほどの容量しか奪わない。

本の中にはもう二度と読み返すこともないのに棄てられないものがあるが、たとえそうであっても電子書籍の場合は気にならない。

というわけで、気がついたら長らく読んでいなかった漫画読書を再開した。

今読んでいるのは浅野いにおの『ソラニン』である。

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Monday, April 15, 2013

Windows8 使用実感(2)

【4月15日特記】 先日このブログに Windows8 の使い勝手の悪さについて書いたのだが、最新の『日経パソコン』に「Windows8 の満足・不満足」という特集記事があり、僕が書いたのとほとんど同じことが列挙されているのを知った。

誰しも思うところは同じなのである。

で、僕は書き漏らしていたのだけれど、「そうそう、それも面倒くさい」と激しく同意することがあった。

それはいくつかの拡張子がストアアプリに関連付けられていること。

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Sunday, April 14, 2013

転送禁止と還元禁止の発想

【4月14日特記】 政治というものはときどき変な対応をするものである。最近気になることが2つあった。

ひとつは公職選挙法改正案での「メール転送」禁止である。

日本では漸く選挙運動にインターネットの様々なメディアやツールが使えるようになりそうな状況で、メールもそのひとつである。ところが、一般有権者はメールを使った選挙運動ができないので、受け取ったメールを転送することはできないのだそうである。

うーむ、なんだろう、これは?

そもそもがポスターやチラシの枚数を総量規制しようという元の選挙法の発想を引きずっているからこういうことになる。いや、分からないでもない。転送を許すとメールはねずみ講的に広がって行く。「無尽蔵は良くない。歯止めをかけなければ」ということだ。

でも、その根拠は「なんとなく」ということでしかないのではないか?

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Saturday, April 13, 2013

映画『舟を編む』

【4月13日特記】 映画『舟を編む』を観てきた。

三浦しをんの原作小説は結構評判も良かったのだが、言葉オタクを自認する僕からすると正直少し物足りなかった。

どうせこういう話をやるのであれば、もっともっと重箱の隅を針でつついて、それを顕微鏡で見るような、深い深いオタクっぽいところに入り込んでほしかった。

どうせ言葉を扱うのであれば、みんながはたと膝を打つような意外な言葉の間違いや独創的な語釈を入れ込んで、薀蓄ぐるぐる巻きの世界に連れて行ってほしかった。

あの小説で一番うまく描かれていたのは、今回映画でオダギリジョーが演じた西岡だと思う。彼はチームの中で唯一オタクでない人間である。それを考えても、ああ、この作家は“こっち側”の人ではないのだという気が改めてした。

でも、心配はない。監督は石井裕也である。だから僕は安心して観に行った。果たして石井裕也はオタクに対する溢れんばかりの愛情を持って、馬締光也とその仲間たちと、彼の妻になる林香具矢を描いてくれた。

ともかく渡辺謙作による脚本が素晴らしい。原作の小説に感動した人には面白くない表現かもしれないが、ただ筋を進める道具であったあの小説の登場人物たちに、見事に人間の息吹を吹き込んでいる。

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Friday, April 12, 2013

村上春樹はよく分からない?

【4月12日特記】 今日、村上春樹の3年ぶりの書き下ろし小説が発売になった。昨夜から並んで買う人までいて、結構ニュースになった。

で、並んで買ったり読書会のイベントに参加したりしている人たちのインタビューを新聞で読んでいると、「村上春樹はよく分からないところが面白い」といっている人が複数いるのに驚いた。

ちょっと待ってよ

と思う。「そんなことはない。村上春樹は分かりやすいよ」などと言いたいのではない。その逆である。

じゃあ、君たちは、村上春樹以外の小説はそんなに分かっているのか???

確かに今の世の中、「なんだ分からないのに、なんだかすごい!」というものが減ってきているのは確かだ。しかし、それは分かるものが増えたということではないのである。いや、小説というものはそもそも「分かる」というものなのだろうか?

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Wednesday, April 10, 2013

Windows8 使用実感

【4月10日特記】 新しい PC で Windows8 を使い始めて1ヶ月。使ってみてしみじみ思うのは、新しいインターフェースであるタイルとチャームから構成された新しいスタート画面は要らないではないか、というとてもシンプルで恐ろしい結論である。

いや、もちろんタイル(ライブ・タイルを含む)を単位とした新しいスタート画面にはそれなりに便利な機能もある。だが、それはあくまでタッチパネルのタブレットを想定してのものだろう。

それ自体は悪くない。不要だとは言わない。しかし、スワイプで出たり引っ込んだりするチャームはまさにタッチパネル用のものであろうし、常に全画面に展開する Windowsストアアプリなるものは比較的画面の小さいタブレットを前提としたものである。

つまり、タッチパネルではない、ある程度大きな液晶画面を持ったデスクトップや大型ノートの場合には、この新しいインターフェースは全く必要ではないのである。

事実僕も常にデスクトップ画面を触っており、タイルから何かをすることが全くない。むしろ、PC を起動すると必ずタイルが出てくるのは単に1動作分余計である。

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Tuesday, April 09, 2013

正しい歯の磨き方と正しい声のかけ方

【4月9日特記】 昼食のあと歯磨きをする男性が増えてきた。13時前後の会社のトイレの洗面台が混んでいる。女子トイレのことは知らないが、少なくとも20年前の男子トイレではこんなことは全くなかった。

ここ何年かでどんどん増えている気がする。それだけ健康志向になったということか。いや、もう少し限定的に言うと「強い歯(歯茎)」志向なんだろうか。洒落て言うなら反歯垢志向か(笑)

しかし、傍で見ていて不思議で仕方がないのは、会社のトイレで歯を磨いている男たちのほとんどが、力任せみたいにゴシゴシ、ゴシゴシ磨いていることである。

そんな磨き方をしたら、きっと磨き残しだらけだろうし、歯茎も相当痛むのではないか?

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Sunday, April 07, 2013

NHKよる★ドラ『書店員ミチルの身の上話』

【4月7日特記】 随分長い時間がかかってしまったが、NHK から録画しておいた『書店員ミチルの身の上話』(全10話)を見終わった。

佐藤正午の原作を、テレビマンユニオンの合津直枝が自分で脚本を書いて演出した連続ドラマである。

佐藤正午という作家は、それほどたくさん読んではいないのだが、好きな作家である。人生の数奇さみたいなものを書くのが巧い人で、恐らく他の作家が書いたら非現実的に思われるものも、彼が書くと「人間の運命って不思議だねえ」という風に読めてしまう。

一方、合津直枝という人はテレビマンユニオンの中でもたくさんの際立った仕事をしている、言わば名人級の人だが、僕は今まであまりちゃんと観たことがなかった。

で、佐藤の原作に合津がどこまで手を入れたのかは知らないのだが、如何にも佐藤正午らしい不思議な話なのである。

ミステリには倒叙法という手法がある。最初に殺人のシーンから描いて、犯人が誰なのかを読者や視聴者に知らしめた上で謎を解いて行く手法である。

このドラマはそれとは違うのだが、しかし、描き方の手順として、少しそれに似たような尋常でないところがある。

それは、ナレーションである。ナレーションを担当しているのは大森南朋である。彼は毎回ドラマの冒頭でこう語る。「私の妻ミチルは…」。そう、主人公の現在の夫が、自分が知り合う前の妻を語っているのである。

この珍しい設定がこのドラマの先行きを読みにくいものにしている。

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Saturday, April 06, 2013

4/6サイト更新情報

【4月6日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログではなく、併設している私のHPの更新案内です)。

前回「言葉の差異、文化の差異」というエッセイを書いてから、一度そこに書き足しました。そして、更に章を改めて続編を書きました。

よって今回の更新は下記の2つです:

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Friday, April 05, 2013

違う道

【4月5日特記】 自分が写真を撮ることについては以前こんな記事を書いた。

で、その記事の中にもあるのだが、このブログとは恒常的なリンクは張っていないのだが、僕は Instagram もやっている。

あの時も書いたように、僕が意識するんはほとんど構図と色だけである。でも、それでも、自分では結構気に入る写真が撮れたりする。

今日撮った街路の写真なんかも、僕の撮ったものとしては上出来の部類だと思う。

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Wednesday, April 03, 2013

『ことり』小川洋子(書評)

【4月3日特記】 意外におとなしい小説である。いや、設定自体はいつもの小川洋子らしい、ちょっと日常性を外れたところにある。

鳥の言葉(正確には「ポーポー語」)を話し、人間の言葉を少しも話さなくなった兄と、兄の言葉を唯一理解できる弟がいる。その兄が死んでから、鳥を愛するようになり、図書館で鳥の本を借り、幼稚園の鳥小屋の世話をして、みんなから「小鳥の小父さん」と呼ばれるようになった弟が主人公である。

しかし、そこから先はそれほど奇想天外な展開はなく、極めて静かに話は進んで行く。どんでん返しも、圧倒的な感動のラストもない。

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Tuesday, April 02, 2013

9年後の新入社員諸君に

【4月2日特記】 まず、これを読んでみてください。

「新入社員諸君!」

新入社員諸君、肝に銘じておいてほしい。君たちはまかり間違ってひどい会社に入ってしまったのだ。

君たちのうちの何人かはすぐに絶望して会社を辞めてしまうだろう。逆に別の何人かは環境の如何に関わらず立派な仕事をする(例えば良い番組を作る)かも知れない。しかし、残りの大多数は、ひどい会社の中ではひどい仕事しかできないはずだ。

だから君たちの当面の課題は、この会社をもう少しましな会社に変えることにある。

愛社精神などというカビの生えた代物を引合いに出すつもりはない。そんなものは僕にさえないと公言できるから。単に切羽詰って、この会社を改善しようとするだけのことだ。

そのためには臆することなくものを言うことである。臆せず言ってしまったために、会社が君をもっとひどい目に遭わせることは考えられるが、それは仕方がない。一番まずいのは、そういう覚悟もなくものを言ってしまうことである。

脅しているつもりはないのだけれど、このニュアンス、解ってもらえるだろうか?

いきなり何だ、これは?と思われたかもしれません。これは私が9年前に社内メールマガジンに書いた記事です。

当時私はテレビ営業局に所属しており、そのテレビ営業局が「全社員に営業感覚を持ってほしい」という狙いで始めたのが、この社員向けメールマガジンで、私は毎回その巻頭言を書いていました。

で、今読み返してみて、書いていることが正しいか間違っているか、表現自体が上手いか下手かは別として、こういうスタイルの表現はこの時期がギリギリだったなあと思うのです。

9年前だからこそ、この記事はある種のアイロニーとして、パラドックスとして(たとえ一部の人間に対してだけだったとしても)機能したのではないだろうかと思うのです。

今年の新入社員に向かってこういうことを言って通じるでしょうか? 私は自信がありません。これを読んだ大半が「無能な上司」と怒り出すか、あるいは嫌気が差してさっさと会社を辞めて行くか、どちらかではないかと思うのです。

あるいは、これは通じるでしょうか。その1つ前の号に書いた記事です。

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