電子の働き
【3月1日特記】 電子書籍で読書するようになって気づいたこと:
本の貸し借りができなくなった。
もちろん端末ごと貸すのであれば貸し借りができる。しかし、それは一般的には同居の家族限定だろう。
僕はあまり他人に本を貸すことはないし、他人から借りて読むことはまず滅多にない。だから、別にどっちでも良いと言えば良いのだが、頻繁に貸し借りする習慣のある人にとっては、これは痛手ではないのかな?
借りていた相手が電子書籍で読むようになると、借りていた本人は自分でも買うしかなくなってくる。一般に電子書籍は紙の本より安く設定されているので、電子化が進めば進むほど総売上は落ちるはずだが、借りられなかった人が新たに買ってくれれば売上は維持できるかもしれない。
売る側の一方的な論理であると言えばそれまでだが、それは著者に電子化を決断させる、電子化を進める論理になるのかもしれない。
電子の働きで電子化が加速されるというわけである。
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