怒らないで驚け
【2月26日更新】 僕の最近のモットーは、「怒らないで驚け」。
人間、自分がどうしても理解できないことをやられると、ついつい腹が立つものです。
こいつ、頭がおかしいんじゃないか。
こんな奴と一緒にやってられない。
俺を舐めてんのか。
どうしてもそんなネガティブな感情に絡め取られてしまいます。
しかし、そういうとんでもない何かをやられた時、怒りよりも前に、最初に感じたのは驚きだったはず。たとえ瞬時に怒りに変わったとしても、まずそこに驚きがあったはず。
その驚きをできるだげ引き延ばして、そこから深く掘り下げてみたらどうなるか?
なんで彼はそんな風にするんだろ? なんで...?
そこからです。
えっ? ふしぎー! でも、なんか訳があるはず。
彼はいつもそんな風にするんだろうか? それとも今回だけだろうか?
彼は何も考えずにそんなことやっちゃったのか? それとも熟慮の末の選択なのか?
僕に対してだけこんな風にするのか? それともみんなに対してか?
その辺のことが少しでも解って来ると、その後必ず次の「なんで?」がやって来るはず。
なんで彼はそうなの? 環境か? 生い立ちか? 性格か? 教育か? 意地か? 見栄か? パフォーマンスか?
それは一時的なものか? 動かし難い永続的なものか?
じゃあ、そんな彼とどうすればまともなコミュニケーションがとれるのか?
怒りの感情はコミュニケーションを遮断します。驚きは、ひょっとしたら探究に繋がり、うまく行けばコミュニケーションを産みます。
「怒らないで驚け」──それが最近の僕のモットーです。
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