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Wednesday, January 02, 2013

Play Log File on my Walkman #80

【1月2日特記】今年最初のプレイログ披露。と言っても、今日紹介するのは全部去年のうちに Network Walkman のランダム再生で聴いたものだけれど。

今回も10曲:

  1. ロンリー・チャップリン(鈴木聖美 with Rats & Star)
  2. 銀のエンゼル(鈴木さえ子)
  3. ポリリズム(Perfume)
  4. クリケット(ポータブル・ロック)
  5. 野良犬のブルース(吉田拓郎)
  6. 抱いてくれたらいいのに(工藤静香)
  7. 男の子はみんな(小泉今日子)
  8. Swallowtail Butterfly(YEN TOWN BAND)
  9. さよなら人類(たま)
  10. Confession(GRANDFATHERS)

1)「ラッツ&スターの鈴木雅之の姉ちゃんって、弟の人気に便乗して変なのが出てきた」と思ってたら、あまりの歌の巧さにびっくりしたのが鈴木聖美だった。これは弟とのデュエット。姉弟揃ってこんなにも歌が巧くて、しかも音楽の志向性が近いってことあるのかと感心した。

2)の鈴木さえ子は僕の大好きなミュージシャン。これは2枚目のアルバムの『科学と神秘』所収。とても高度な曲作りをしているのだけれど、ちょっと聴いてるとどっちの調に行くのか分からないようなフワフワした、いかにもメルヘンな感じが他の人には真似できない世界。

3)前にも書いたけど Perfume ってなんだかバカにならない。中田ヤスタカの存在は大きいのだけれど、彼の作曲・プロデュースだけではここまで売れはしなかったと思う。ともかく一度聴くとリズムが骨の中まで染み込んで抜けない感じがする。

4)は野宮真貴がピチカート・ファイヴの前にいた3ピースのバンド(他の2人はベースの中原信雄とギターの鈴木智文)。これはとても素敵なバンドだったと思う。後々の野宮真貴には感じられない、このあどけないまでの清々しさと爽やかさ。ポータブル・ロックの名に相応しい軽快なロックである。

5)の時代の吉田拓郎を知る人はかなり少ないと思う。1970年の『青春の詩』所収。ブルーノートとブルース・コード進行に則った、(12小節ではなく14小節であることを除けば)ほぼ完璧なブルース形式の曲である。バックの演奏はヤマハ・ライトミュージック・コンテストで優勝したマックス。

1972年のアルバム『元気です』に収められた『また会おう』を聴いた時に、「この人にはどうしてこんなに日本人離れしたブルースが書けるのか」とショックを受けたのだが、この『青春の詩』に入っている何曲かのブルースを聴くと、吉田拓郎はフォークの土壌だけではなく、R&B の土壌にもしっかりと根を張っていたことがよく解る。

6)僕は転調が大好きだが、その中でもこの曲はものすごく好き。どこへ行くのか分からないようなダイナミックな転調の連続である。スリリングである。後藤次利である。日本歌謡史に残る、とまでは誰も思っていないだろうが、僕としてはなんとしても残したい曲である。

7)流れてきた前奏を聴きながら、「はて、これは誰の何だったっけ? ピチカート・ファイヴか?」と思ったのだが、歌い始めたらキョンキョンの声。ああ、あったあった。そう、何度も聴いた。89年の『KOIZUMI IN THE HOUSE』に入ってた。まさにハウス。あの時代の音。この単調なようで計算しつくされたアレンジ。聴き直すと惚れ直してしまう。

8)岩井俊二の映画『スワロウテイル』の中で歌われた Chara がリード・ボーカルを務める YEN TOWN BAND の曲。作曲とプロデュースは小林武史。これも(映画の記憶と相俟って、という面もあるが)胸に沁みる名曲。弱そうで強い Chara の声に参ってしまう。

9)言わずと知れた『イカ天』のグランド・チャンピオン。5週勝ち抜いた時の曲である。僕は『イカ天』のほぼ全部の回を見ているが、やっぱりこのグループは秀逸。下手そうに見えてちっとも下手でない。曲の構成の凄さ、圧倒的な想像力と詞(ことば)の威力。ちょっと筆舌に尽くしがたい。冗談でもなんでもなく、聴くたびに涙が出そうになる。

10)については、このアルバムを買った時の記事にも書いたが、グループ名と同じタイトルの、この21年ぶりのアルバムには全く棄て曲がない。久しぶりに大満足の買い物をした気がする。古くて新しくて、気持よくてエキサイティング。是非ご一聴を。

今回はこんなとこ。

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