のぼうの出資
いずれにしても興味深いのは、素人考えでは映画館で観てしまった人が増えるとDVDを借りる人が少なくなるのではないかと思ってしまうのだが、決してそうではないということである。そうでなければ TSUTAYA はこんな割引券をつけたりするはずがない。
映画が当たれば当たるほど、DVDのセルもレンタルも伸びるのである。だから、事前の宣伝にこうやって参加しているのである。
そして、TSUTAYA がこの映画に出資してたかどうかは憶えていないが、もし出資しているとしたら、映画が当たれば直接の配分はそれだけ増えるのであり、そのためには映画のプロモーションに参画するというのはとても正しい手法である。
いずれにせよ、単にDVD出版権を取りたいがためだけに出資したりMGを切るのではなく、また、権利さえ獲れれば、あとはDVD発売の日まで寝て待つのではなく、まず公開時に映画を当てようとする──これは極めてまっとうな心懸けである。
映画って、そういう仕組で動いている。でくのぼうみたいなやり方では儲からないのである。
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