HERO CARDS
【10月1日更新】 ところで、映画『劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-』を観たら、「来場者特典」と称してこんなもの(→)がついてきた。
なんだ、これはまさに「べったん」ではないか、と思う。「べったん」だと関西圏でしか通じないのかもしれない。ならば「めんこ」である。
いや、僕みたいなおじさんには、このカードが一体何で、どうやって遊ぶのかはちゃんと知らない。
しかし、見たところ、厚手の DRAGON KID のカードのほうは単純に収集するためのもののようだが、薄い Barnaby Brooks Jr. のカードには何やらいろいろ書き込んであって、どうやらこれを使って特定のルールに沿って遊ぶためのもののようなのだ。
Crusade System Card Series と書いてあるのだが、Crusade というのは実際 Barnaby Brooks Jr. の腕に入っているロゴである。
で、集めるだけでなくて遊ぶカードとなると、それは「べったん」と一緒ではないかと気づいた。要は物理的に投げつけて相手の札をひっくり返して遊ぶか、ルールに従ってプレイするゲームかというだけの違いである。
僕らの世代が人生で最初に巡りあったカードは、トランプでもなければ、仮面ライダー・スナックのおまけでもなく、それは「べったん」だった。
べったんには野球選手や忍者部隊月光や怪獣や、あと何があったか、あまりに昔のことで憶えていないが、いろんな絵柄がデザインされていた。それが Wild Tiger や BLUE ROSE に変わったというだけのことなのである。
べったんの後に、ただ収集するためだけのカードもいろいろ出てきて、それぞれ結構流行もした。しかし、ただ集めるだけでなく、それで遊べるほうが愉しいに決まっている。
だから、こういうカードはなくならない。時代が変わっても変わらないものがあるんだと嬉しくなった次第である。
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