『ブラック・スワン』
【5月6日特記】 WOWOW から昨夜録画した『ブラック・スワン』を夫婦で見た(これからDVDなどで初めて見ようという人は多分この先は読まないほうが良いと思う)。
見終わった直後の会話:
僕「なんや、それだけかい」
妻「おしっこしてくる」
いや、ひどい映画だなんて言わない。映像的な面白さはふんだんにある。ナタリー・ポートマンもミラ・クニスも素晴らしい演技だ。
でも、それだけのモチーフで映画作っちゃったの?──という思いは否めない。こういうのはどうなのだろう? 日本的でない、と言うか、欧米的にはこういうのもアリなんだろうか?
単純な設定でも構わないのだが、それは最初のほうで容易に想像がついてしまったからね。
妻は「統合失調症だね」と言った。職業柄その辺のことに詳しいのだ。「昇格鬱かなあ? いや、でも、力はあるから鬱じゃないね。やっぱり統合失調症か」等々。
全然話は違うが、この映画を娘と一緒に見に行ってめちゃくちゃバツが悪かったと言ってた奴がいたのを思い出した。
多分この映画はひとりで悶々と見るのが良いのだろう。そう、和気藹々とは見られない。悶々と見なければいけない。悶々と見ればなかなかの力作であると思うのであった。
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