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Saturday, April 14, 2012

世代と仕事

【4月14日特記】 あれは高校時代だったか、それとも大学に入ってすぐの頃だったか。

僕らの親の世代には第二次世界大戦があり、戦後の焼け跡・闇市があり、その後の世代には安保闘争があり学生運動があり、じゃあ僕らの世代には何があったのか、と考えて、「なんだ、万博しかないのか」と愕然としたことがあった。

僕らは上の世代からずっと「お前たちは甘やかされている」と言われて生きてきた。彼らは時代と戦い、社会と戦い、政治と戦い、逆境をはねのけて這い上がってきた。でも、僕らには戦う相手がいなかった。僕らの相手は「世界の国からこんにちは」の万国博覧会だった。

そして、結局僕らは何もない世代だったと今は思っている。何とも戦わず、血も流さず、たいして何も生み出さなかった。

ならば、繋ぎになるか、と今は思っている。野球で言うなら中継ぎ投手である。完璧に抑えようとか抑えられるとか思っていない。1点、2点取られても、ま、決定的に負けムードにならずに、リリーフ・エースに繋げば良い。

先発投手は多分ちゃんと仕事をしたのだろう。後に出てくる投手は見事に抑えてくれるのだろう。僕らには勝ち星もセーブもない。ただ、前の人の仕事とこれからの人の仕事をどうやって繋ぐか、最近そればかり考えている。

後からくる世代が、僕らを踏み石にして前の世代の仕事に到達し、そしてそれを蹴散らしてくれることを願いながら。

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