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Monday, April 30, 2012

フィード購読許可

【4月30日特記】 facebook のフィード購読を許可する設定にしたら、続々と購読者が増えている。

そんな面白いことも書いているつもりはないし、知らんおっさんの投稿読んで何が面白いのかと思うが、まあ、知らない人が読んでいるという環境はそれなりに刺激があって良い(もちろん、どこまで公開するかは記事ごとに細かく設定してはいるのだが)。

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Sunday, April 29, 2012

映画『テルマエ・ロマエ』

【4月29日特記】 映画『テルマエ・ロマエ』を観てきた。大入りである。

しかし、例によって原作を読んでいないので原作からそうだったのか映画化の際にそうなってしまったのか分からないが、要するにジャスト・ワン・アイデアの物語なのである。そういう意味では昔ドリフターズがTV番組でやっていた「もしも」のコーナーに近いものがある。

いや、面白くないと言っているのではない。面白い。

同じ「もしも」でも、「もしも古代ローマの公衆浴場の建設技師がタイプスリップして現代の日本の銭湯や浴槽メーカーのショールームに現れたら」などとという奇想天外で込み入った「もしも」はそんじょそこらの人には考えられまい。

まさに、イタリア在住の、イタリア人の夫を持つ日本女性漫画家でなければ考えつかないオリジナリティがある。古代ローマと現代ニッポンの比較を、シーザーやネロではなくハドリアヌスという人物を取り上げて、しかもお風呂という視点で語るなどという暴挙に近い発想には素直に喝采を送りたい。

しかし、残念なことに、そこまでの設定については、ほとんどの観客が観る前から知っているのである。だから、観た時の驚きはそれほど大きくなく、むしろ観る前から期待するところがもっと大きくなってしまうのである。

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Saturday, April 28, 2012

ある日の花、突然の花

【4月28日特記】 ベランダのプランターに、植えた覚えのない植物の花が咲いた。こんなに綺麗な花である。

2012apr28wildflowers

他のものが植わっている鉢である。そこから生えてきたのであるから紛れもなく雑草である。いつの間にかかなりの丈になり、そして花を咲かせた。

これ、何の花だろう? facebook に上げて訊いてみたら、「ウチの近所にも咲いてます」との反応あり。

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Thursday, April 26, 2012

退職と定年考

【4月26日特記】 ウチの会社もそうなのだが、最近若くして会社を辞める人が結構多い。

転職のための環境が改善したとか、最近の若い人は忍耐力が弱くなったとか、それなりに納得できる理由はいくつか挙げられるが、定年が延びたということもあるのではないだろうか。

僕らが入った頃は55歳定年だった。それが今では、途中で一度雇用形態や給与体系が変更になるかもしれないが、本人が希望すれば65歳まで会社にいられる時代になった。

そのことによって逆に、55歳までならなんとか耐えられるが、そこからまだ10年も辛抱しなきゃならんくらいなら早めに辞めたほうが得だ、という考え方に皆傾くのではないか、という気がするのである。

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Tuesday, April 24, 2012

いま一度果てしないトイレ談義

【4月24日特記】 もう長らく新幹線には乗っていないので定かではないのだが、新幹線の洋式トイレの壁には、まだあの「洋式トイレの使い方」という説明書きがあるのだろうか?(全く同じことをホームページにも書いているが、あれはもう2年半も前である)。

そう、「男子小用」と「大便ならびに女子小用」の2種類の図解入りの説明書きが。

僕はあれがある間は日本人の中に洋式トイレを使ったことのない人がある程度いる証拠なのではないかと思っている。

ところで、近年ではこの説明書きに反して、「男子小用」のときにも座る男子が出てきたとの記事を読んだことがある(このことも2年半前のHPの記事に書いている)。

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Monday, April 23, 2012

読み返す愉しみ

【4月23日特記】 僕は自分の書いたものをよく読み返す。ナルシストと言われたらそうなのかもしれないが、しかし、読んで満悦感に浸っているわけではない。むしろ逆に事実関係の誤りや文章のまずいところがないかチェックしている。

そう、チェックが好きなのである。

だから、このブログの記事も不断に書き改められている。もちろん、過去の痕跡を残さずに書き改めてしまうと却って具合の悪そうな場合を除いての話だが。

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Sunday, April 22, 2012

無題

【4月22日更新】

ホームページにブログに twitter に facebook に、よくそれだけ書けますね。大変でしょ?

と言われた。

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Saturday, April 21, 2012

映画『僕等がいた 後篇』

【4月21日特記】 映画『僕等がいた 後篇』を観てきた。観たものを片っ端から忘れて行く僕からすると、これぐらい短いインターバルで前後篇を上映してくれると助かる。前篇の設定やいくつかの場面をまだかなり鮮明に憶えているから。

ちなみに、僕が書いた前篇の記事はここにある。

で、やはりこの映画は前篇を見て後篇を見なければ意味がない。全体の構成からすれば前篇は本当に助走程度の動きしかないのだが、しかし、この高校生の純愛一色の前篇を見ているからこそ後篇の激動が生きて来るのである。

もちろん後篇だけ見ても多分大体のことは解る。だが、何と言うか、この両篇は明らかに地続きなのである。

例えば、今回の映画は矢野(生田斗真)の独白から入る。前篇は高橋(吉高由里子)の独白から入った。ほんのちょっとした細工なのだが、こういうところにドキッとする。

で、後篇全体を通じてその手法を貫くのかと思えばそうではない。映画は最後に前篇の冒頭の高橋の独白に返ってくる。そう、あのカメラがグルグル回るシーン。

そこまで観て僕らは、ああ、そうか、こう繋がっているのか、と声を上げたくなる。

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Friday, April 20, 2012

4/20サイト更新情報

【4月20日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログのことではなく、併設している私のHPの更新案内です)。

残念ながら今回もまたことばのエッセイ1編だけです。書評のほうは、次回までにはなんとか『あの川のほとりで』を読み終えて上げられるのではないかと思います。

という訳で、今回の更新は以下の通り:

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Thursday, April 19, 2012

聴くネタ

【4月19日特記】 いよいよちょっとネタ切れなのである。いや、このブログのネタではない。書くネタではなくて聴くネタが切れてきたのである。

このブログにも何度か書いてきたが、僕は SONY の Network Walkman に日本の歌を溜め込んでいる。1950年代から今年まで、シングルカットされた/されていない、売れた/売れなかったに関わらず、僕が好きな、日本語の歌詞のついた曲ばかりを集めている。

それを聴いた記録を時々披露しているのが Play Log File on my Walkman と題された一連の記事である。

で、もう多分10年以上前から収集し始めて、現時点で正確に何曲集まったの数えていないのだが、大雑把に言って千何百曲のはずである。そして、ここまで来て、新たに収録する曲がなくなってきたのである。

なんだ、この半世紀ちょっとで俺の好きな曲って2000曲もないのかよ

という自虐的な気分もないではないが、いや、それは正しい認識ではなくて、実は好きな曲はまだあるのだが、巷にその音源がないのである。

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Tuesday, April 17, 2012

思い出せない名前

【4月17日特記】 憶えられない名前がある。いや、一度憶えはしたのだけれど、うまく思い出せないのである。思い出そうとすれば他の名前ばかり浮かんでくる──そういう人ってないだろうか?

僕の場合は、例えば女優の中谷美紀がそうだ。彼女の名前がいつも却々出てこない。で、思い出そうとすると決まって「藤谷」という苗字が思い浮かぶ。いや、似てるけど違うな、と思う。が、では何という名前だったのかとなると、2回に1回は結局思い出せない。

藤谷美紀という女優もいる。が、全然タイプが違う。だから、この2人を混同しているというのではない。

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Monday, April 16, 2012

記憶と記録

【4月16日特記】 僕は記録マニア、データ・マニアに分類される人間だと思う。何度か書いたことだが、人生最初のPCを買ったのも住所録と映画鑑賞のデータベースを作りたかったからだ。

僕らの時代の少年たちはほとんどみんながプロ野球に夢中になった。僕とてその例外ではなかったのだが、でも、どちらかと言えば、僕は野球を見ること、野球をすることよりも、野球の記録やデータに魅入られていたのかもしれない、と今になって思ったりもする。

で、「野球」「記録」という2つの単語が並ぶと必ず思い出すのが、「記録に残るよりも記憶に残る選手になりたい」という言い方である。プロ野球選手が結構口にするフレーズである。今日もスポーツニュースを観ていたら、あるプロ野球選手が言っていた。

僕の記憶では、「記録に残るよりも記憶に残る選手」と言われたのは長嶋茂雄選手だったと思う。

これは確かに彼に相応しい表現であると思うし、それはそれで素晴らしいことだと思うのだが、その一方で、結果としてそう言われるのではなく、最初から「記録に残るよりも記憶に残る選手」になりたいと言う選手の気が知れないのである。

何故って、自分を直接知っている人が全員死んだら、記憶は完全に消えてしまうわけだから。

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Sunday, April 15, 2012

映画『KOTOKO』

【4月15日特記】 映画『KOTOKO』を観てきた。やっぱり唖然としてしまう。この塚本晋也監督のセンス。

まず、血とか傷とか、痛いのが嫌いな人は見ないほうが良い。主人公の自傷のシーンがこれでもかこれでもか、さらにこれでもかと出てくる。自ら出演する塚本晋也も顔がへしゃげて血まみれになっている。なんでこんな映画を金払って観てるんだろう、と我ながら思う。

主演はシンガー・ソングライターの Cocco である。主演だけでなく「企画・原案・美術・音楽」にもクレジットされている。塚本晋也による Cocco への当て書き、と言うよりも、2人で議論しながら脚本を組み立てて行ったとのことだ。

Cocco という人には狂信的なファンが大勢いる。僕はファンではない。この映画を観てファンになるということもなかった。が、塚本晋也は以前から、狂信的かどうかは知らないが、かなりの Cocco ファンであったようだ。

その2人が親密に話し合って練り上げた企画という匂いがプンプン漂ってくる。Cocco が歌う長いシーンを作ったのも塚本監督の Cocco に対するリスペクトの現れなんだろう。それだけに、塚本ファンではあっても Cocco ファンでない観客は、ちょっと入って行きにくい感じがする。

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Saturday, April 14, 2012

世代と仕事

【4月14日特記】 あれは高校時代だったか、それとも大学に入ってすぐの頃だったか。

僕らの親の世代には第二次世界大戦があり、戦後の焼け跡・闇市があり、その後の世代には安保闘争があり学生運動があり、じゃあ僕らの世代には何があったのか、と考えて、「なんだ、万博しかないのか」と愕然としたことがあった。

僕らは上の世代からずっと「お前たちは甘やかされている」と言われて生きてきた。彼らは時代と戦い、社会と戦い、政治と戦い、逆境をはねのけて這い上がってきた。でも、僕らには戦う相手がいなかった。僕らの相手は「世界の国からこんにちは」の万国博覧会だった。

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Thursday, April 12, 2012

ゴミ箱からの提案

【4月12日特記】 僕は時々他人から「変わってる」と言われる。自分でもまあそうかもしれんと思う。少なくとも、「変わってる」と言われたことを喜ぶことはあっても気に病むことはない。そこがすでに変わっていると言えば変わってるのかもしれない。

でも、誰しも他の人と全てが同じのはずがなく、どこかは「変わってる」わけで、そういう面からすると、変わってるところが多い僕らのほうがよく見えることもある。

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Tuesday, April 10, 2012

Play Log File on my Walkman #71

【4月10日特記】 さて、久しぶりにプレイログを披露します。今年になって4回目なんで、ほぼ月イチのペースですね。今日も10曲。

  1. カナダからの手紙(平尾昌晃/畑中葉子)
  2. ほらね、春が来た(うしろ髪ひかれ隊)
  3. 危険なふたり(沢田研二)
  4. ふたりは若かった(尾崎紀世彦)
  5. アンブレラズ(Original Love)
  6. 雨に泣いてる(柳ジョージ&レイニーウッド)
  7. 工場と微笑(MOONRIDERS)
  8. お嫁においで(加山雄三)
  9. Woman(薬師丸ひろ子)
  10. TAXI(鈴木聖美)

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Monday, April 09, 2012

「友達」と「フォロー」

【4月9日特記】 ここのところ何日か、知らない人からの facebook の「友達」申請が相次いでちょっと驚いている。大学生など、比較的若い方が多い。

どうやら、僕が11ヶ月前に facebook 上に投げ込んだ、

関西出身者/在住者に対する限定質問です。 「来ない」を関西弁でどう言いますか? これは以前 twitter でもやったアンケートで、ちなみにその時は「京都=きーひん、大阪=けーへん、神戸=こーへん」との傾向が顕著でした。コメント欄に出身地などお書き添えいただければ参考になります。

というクエスチョンが、どういう風の吹き回しか、最近また急に流通するようになったらしく、それを読んでおもしろいと思ってくれた人たちが「友達」申請してくれているようなのである。

しかし、とは言え、もしそうであるとしたら、たかが1つのクエスチョンを読んだだけである。それで早速「友達」に、と言う、この軽さは一体何なんだろう? 良い悪いの話ではなく、この感覚は僕には想像がつかない。

僕らの持っている「友だち」という概念や語感や機能が変わってきているのだろうか? いや、変わってきた語感を facebook が反映しているのではなく、facebook が「友だち」の機能を変えつつあるのだろうか?

いずれにしても、「友達」になるのはまことに軽いことのようだ。twitter の「フォロー」と違って、こちらはインタラクティブと言うか、ある意味双務的とも言える関係でさえあるというのに、断られるかも、迷惑がられるかもという臆する感じがまるでない。

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Saturday, April 07, 2012

映画『SPEC ~天~』

【4月7日特記】 映画『SPEC ~天~』を観てきた。『SP』などもそうだったが、最近こういう構成の映画が多い。つまり、TVのシリーズを全回観ていないと、その続編である映画がさっぱり解らないのである。

まあ、だけど、この作品などは、その裏返しに、まさにコアなファン、マニア、オタク向けのサービス満点の作りになっており、確かにいきなりこの映画を観て「さっぱり解らん!」と怒り出す人も中にはいるとは思うが、それは放っておいて良いような気もする。

TVドラマも全然観ていないし、映画も観る気がない人のために説明しておくと、SPEC というのは、昔の言い方で言えば「超能力」である。そう、これはその手のストーリーである(どうせ観る気がないのだから、その程度の説明で充分だろうw)

TVドラマの時もせいぜい10%ぐらいの視聴率しか取れなかった作品である。だけど、観る人は全部見ている──そういう類のドラマである。そして、その連続ドラマのファンたちが、ごっそりそのまま映画館に足を運ぶのだろう。初日ということもあって、映画館はぎっしり満員だった。

改めてこれまでの構成を振り返っておくと、そもそもこのドラマは、植田博樹プロデューサ・西荻弓絵脚本・堤幸彦監督という同じメンバーで1999年1月期に放送した『ケイゾク』というドラマを踏まえている。竜雷太が扮する野々村光太郎という刑事はこのドラマから『SPEC』に引き継がれたキャラクターである。

そして、2010年10月期に放送された『SPEC』は10話からなっており、それぞれに甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の十干から一文字ずつ割り当てられている。そのシリーズの続編として、今年の4/1に放送されたスペシャルドラマが『SPEC ~翔~』で、その続編がこの映画『SPEC ~天~』である。

ちなみに、言わずもがなではあるが、ドラマシリーズの最終回・4/1のスペシャル・この映画に割り振られた漢字を並べると「癸翔天」となり、これは明らかに「起承転結」を踏まえており、即ち、このあと完結編があることを示唆している。

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Friday, April 06, 2012

4/6サイト更新情報

【4月6日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログのことではなく、併設している私のHPの更新案内です)。

残念ながら今回はいつものことばのエッセイ1編だけです。書評のほうは、今読んでいるアーヴィングの長編を読了するまで、まだ少し時間がかかりそうです。

なお、今回のエッセイは、同じものを音楽のエッセイ「キーを叩く」のほうにも載せています。これは10年を超える私のHPの中で初めてのことです。

という訳で、今回の更新は以下の通り:

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Wednesday, April 04, 2012

慣れと挙動

【4月4日特記】 長年 PC を触っていると、あまり意識せずにやっていることがある。

例えば、しょっちゅう訪れるページであれば、そのリンクをクリックするとそのまま別のページに遷移するのか、それとも新しいタブまたはウィンドウで開くのか、あるいはポップアップが出てくるのか、そういう挙動が頭に入っているのである。

だから、何も考えていないのに、ここは左クリック、ここは右クリックして「新しいタブで開く」などと使い分けができてしまっている。

もちろん、そういうのがあまりに進んでしまうと、実は失敗したりすることもないではない。

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Tuesday, April 03, 2012

黒の謎

【4月3日特記】 昨日に続いて新入社員の話なのだが、ここのところもう何年も(ひょっとしたら10年以上?)考え続けていることがある。

それは、リクルート・スーツっていつからあんなに黒が主流、と言うか、黒ばっかりになってしまったのだろうか?──ということである。そして、女の子はいつからその下に開襟のブラウスばかり着るようになったのだろうか?──ということもある。

テーマが2つになるとややこしいので、ここでは開襟ブラウスの話は措くとして、僕らの頃は圧倒的に濃紺のスーツだった。濃紺がスーツを最初に買う時のセオリーであり、定番であり、常識的で無難で、下手に目立たない衣装だった。

もう少し自己主張したい奴は、少し色目の違う(例えばもう少し明るい)紺や、あるいはグレーなどのスーツを選んだ。だが、黒を着る奴はいなかった。黒は喪服だった。僕は、だから、もう何十年もスーツ生活を続けているが、礼服を除いては、黒無地のスーツは未だに一度も買ったことがない。

それは決して僕だけではなかったと思う。

それが今はほとんど黒一色だ。いつからそうなってしまったのだろう?

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Monday, April 02, 2012

僕らの品種

【4月2日特記】 最近の新入社員は、と言うか、厳密には今年の新入社員は、いや、厳密を期すなら今年の我が社の新入社員は、何と言うか、物怖じしない。面談であれパーティであれ一様に場馴れしていて、挨拶させても非常にこなれた感じで無難にやってのける。

今日は入社初日なのでいろいろとイベントがあって、そこで接点を持った新入社員全員からそういう印象を受けた。

自分たちの頃はどうだったかと言えば、いや、正確を期すなら自分の場合はどうだったかと言えば、会社の先輩たちを前にして、もっと臆していたものである。それに、年長の社員と喋ることにもっと抵抗感があったような気がする。

今年の新入社員は、その辺り全く屈託がない。

善意に満ちている、のだろうか?
世の中を舐めている、のだろうか?

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Sunday, April 01, 2012

BS日テレ ドラマプレミア『背の眼』

【4月1日特記】 昨夜録画しておいたBS日テレのドラマプレミア「真備庄介霊現象探求所シリーズ『背の眼』」を観た。シリーズと銘打ってあるが、今のところは1回きりの単発ドラマである。評判が良ければシリーズ化、みたいな色気もあるのだろう、きっと。

原作は道尾秀介の同名の小説。監督は小松隆志。小松監督と言えば、僕は『幸福な食卓』を観ていて、その時の自分の記事を読み返すと、自分でも驚くくらい激賞している。このドラマも、激賞するほどではないが、悪くない。

そして脚本は、ホームページにもクレジットされていないが、清水友佳子。なんでわざわざ書いたかというと、個人的に twitter で何度か絡んだことがある人だからであるが、客観的に見て非常に手際の良い脚本だと思った。

ジャンルとしてはミステリである。ホラーの類と言っても良い。

ホラー作家の道尾秀介(平山浩行)が知り合いから送られてきた手紙と写真を持って東北の山奥の白峠村に向かうところから話は始まる。その手紙には、写真を撮ったら背中に奇妙な眼が写り込んだ人間が数日後に自殺したと書いてある。

興味を覚えた道尾がまずひとりで調査に行くのだが、その写真が撮られた現場で奇妙な声を聞いてしまい、ひとりでは手に負えないと思った彼は、帰京してから大学の先輩である真備庄介(渡部篤郎)に助けを求める。彼は「霊現象探求所」の所長である。そして、道尾、真備、真備の助手の北見凛(成海璃子)の3人で再び白峠村を目指す。

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