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Tuesday, March 27, 2012

残った人生

【3月27日特記】 「残った人生で何をするか」「次の世代のために何ができるか」なんて発想は、もっともっと年を取って、会社も定年になって、例えば大病を患って死の淵を垣間見た後に何とか回復した、みたいな挙句に初めて持ち得るものだと思っていた。

ところが、今の自分にはそういう感懐が割合しっかりある。

多分若い頃には全く見えていなかった死というものを少し近くに感じられるようになったということなのだろう。

ただ、近いと言ってもまだそれほど近くはない。夜空の星ほど遠かったものが、親戚のおばさんの家くらいに近くなったというところだろうか。「いつかは死ぬ」とは思っていても、まだ「いつ死ぬ」という思いはない。

しかし、そんな段階でもなんとなく、「死ぬまでに次の世代のために自分は何ができるのだろう?」みたいなことを、ぼんやりとではあるが割合しっかり考えるようになってきた。いや、その前に「残されたサラリーマン人生で」っちゅうのがあるのかもしれないが。

いずれにしても、これはなかなか「ええ感じ」かなあと思う(笑)

自分の活動範囲よりも大きなレンジで、自分の寿命よりも長いスパンでものごとを考えるようになれなければ、人生はつまらないと思う。ある意味それは自分の限界が見えてきて初めて意識できることなのかもしれない。

「ああ、回っちゃったなあ、最終コーナー」みたいな。いや、ひょっとしたら、「俺、今、回ってるよな、最終コーナー」みたいな。あるいは、人によっては、「いよいよ差し掛かるぞ、最終コーナー」みたいな──。

それから慌ててどこにゴールするかを考え始めるのかもしれない。ゴールって意外に思っていたところにはないのである。いや、ゴールのことなんて考えてなかったけど、そうか、自分で設定すれば良いのか、みたいな感じで、僕はトラックを外れてあらぬ方に走りだそうとしているのかもしれない。

遠くを見て、広く見渡して。

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