Play Log File on my Walkman #68
【1月25日特記】 今年最初のプレイログ。今回も10曲。
- たえこ MY LOVE(吉田拓郎)
- 梅田からナンバまで(上田正樹と有山淳司)
- ウナ・セラ・ディ東京(ザ・ピーナッツ)
- クィーン・エリザベス(豊田勇造)
- あなたと歌うと(ステファニー、満島ひかり)
- 天国へようこそ(東京事変)
- 友人のふり(岡村靖幸)
- 嘆きのボイン(月亭可朝)
- 君可愛いね(伊藤咲子)
- ロケットに乗って(TRICERATOPS)
1)は吉田拓郎の堂々たるポップス。吉田拓郎の代表曲と言ったときには決して挙がってこない作品かと思うが、なかなか良い曲である。ゴージャスなアレンジもナイス。
2)はかの有名な『ぼちぼちいこか』というジョイント・アルバムに入っている曲だが、何度聴いてもやっぱりすんばらしい! 古き良き大阪という感じがよく出ている。有山淳司といえばギターの名手だが、コーラスワークもいやいやすんばらしい(笑)
たまに3)みたいな曲を改めて聴くと改めて驚嘆することになる。やっぱりザ・ピーナッツってすごいね。この曲なんかは意外にユニゾンのパートが多いのだけれど、声質が同じというのがものすごく心地良い。んで、やっぱり鉄壁のハーモニーである。
4)は、こういうのは豊田勇造でないと絶対に書けない歌だ。近くで見るのに金を取ってるクイーン・エリザベス号の商売人に嫌悪感と軽蔑を覚えながら、それでも「どうしようもなくきれいやったで」と歌う切なさ、激しさ、狂おしさ。いやあ、これは書けない、歌えない。
5)は金子修介監督の映画『プライド』のサウンドトラック。脅威の声域を誇るステファニーと並んで満島ひかりが主演して歌っているのだが、さすがに元フォルダー5、決してステファニーに引けを取らない歌唱力である。この映画、楽曲も素晴らしかったし、とても面白かった。
6)は解散を発表した東京事変のわりと最近の作品。このグループやっぱりすごいよね。椎名林檎も亀田誠治も。椎名林檎がソロでやってた時代と比べて、何がすごいかって、やっぱり作品としての構成力だと思う。解散するには惜しいバンドである。
日本人離れしてファンキーな岡村ちゃんだが、7)みたいなバラードを歌っても、これまた良いのである。こないだ久しぶりに聴いてから、このメロディがいつまでたっても頭の中から出て行かない。詞も切ないしね。名曲です。
さて、実に何十年ぶりに聞いたのが8)。おお、こんな詞だったか、と思うところが何箇所もあった。ものすごく流行ったコミック・ソングである。なんであんなに流行ったのか、今聞き直してもさっぱり解らない。が、なんだか分からないエネルギーを感じるのは確かである。
9)は伊藤咲子の作品の中では最もポップな感じの曲。アレンジが如何にもあの時代の感じ。でも、基本的に彼女はもっとベタな感じのほうが似合うと思うのは僕だけではないのではないだろうか?
TRICERATOPS というバンドは、実は僕はこの10)しか知らないのだが、良いバンドだと思う。何と言うか、音が太い。ロック感がある。メロディの回し方も上手いなあと思う。
今回は以上。
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