あゝ、森田芳光！

【12月21日特記】 森田芳光監督が突然亡くなってしまいました。なんということでしょう。

1981年に『の・ようなもの』を観たときの衝撃は未だに忘れられません。

「悔しい！ この監督には敵わん」と思いました。自分は映画を撮ったこともないので、敵うも敵わんもないのですが、それでも「敵わん」と思いました。自分とあまり年の変わらない青年に、なんでこんなすごい映画が撮れるのか、それが悔しくて悔しくて、映画館からの帰り道をとぼとぼ歩いた記憶があります。

思えばあの映画があったからこそ、それから何十年もの間、僕は彼の映画を、そして邦画を観続けてきたのです。

最後の作品『僕達急行』は3/24公開予定です。

あゝ、森田芳光！ あゝ、森田芳光！

（この文章は facebook に書いたものを、珍しく全く手を加えないままこちらに転載しました）