カードのシーズン
【11月25日特記】 今年も押し詰まって来たなあと思う。
それは少し早いのではないかと思われるかもしれないが、ウチの場合はそうなのだ。何故なら、ウチは年賀状ではなくクリスマス・カードを書いて出しているから。
以前にもこのブログに書いたことがあったと思うが、いつもこの時期から今年の図案を用意し始める。数種類のデザインを描いて、その内の2つを選んでランダムに出す。誰にどちらの柄が届くかは偶然に任せている。
そういう訳で、気分としては他の家庭より早く押し詰まって来るのである。
なんだ、年賀状をクリスマス・カードに変えても、バタバタする時期が早くなるだけかよ、と思われる向きもあるかもしれないが、それで良いのである。年末がゆったりするのだ。会社が休みになってからまだ大慌てで年賀状を書いているなんてことにはならない。
せっかくの休みにバタバタするのはバカバカしいではないか。
それに、小学校の時から思っていた、まだ年が明けてないのに「明けましておめでとう」と書いている不自然さ、そう、まるで11月末からオールスターかくし芸大会の収録が始まっているような白々しさがないのである。
クリスマス・カードは「クリスマスおめでとう」というカードではない。「楽しいクリスマスを過ごされますように」というカードである。だから、12月に入ったら、もういつ出しても早過ぎることはない。逆にクリスマスを過ぎてから出すのはおかしい。
年賀状みたいに、もう松の内も明けようとしているのに、年賀状もらったからやっぱり返さないと失礼かな、などと悩むこともない。
そういうところが気に入って、ウチはずっとクリスマス・カードである。そのため、他所の家庭よりも1週間か2週間早く押し詰まって来る。それはそれで良い。
年賀状であれ、クリスマス・カードであれ、その意匠を考えるのは楽しい。そして、多分僕にとっては年賀状の図案よりもクリスマス・カードの図案を考えるほうが楽しい。
楽しい分だけ少し早く押し詰まってくるのである。
« 映画『恋の罪』 | Main | 映画『怪物くん』 »
Comments