さよならブリーダー
【11月14日更新】 オンライン書店ビーケーワンが今月で「ブリーダープログラム」をやめるのだそうである。これは bk1 が自社のホームページへの誘導策として独自に構築していたアフィリエイト・プログラムである。
ただし、もう随分前から新規のリンクは受け付けていない。何年前だったか忘れたが、独自のアフィリエイトは廃止して、外部の業者のものに切り替えたのである。
僕はアフィリエイトをやってきた。金儲けではない。と言うか、金儲けにはならない。小学生の小遣いにも満たないポイントが手に入るだけである。ただ、自分の HP を読んでくれた人が bk1 で本を買ってくれたという実感が嬉しくてやっていたようなものである。
外部の業者のものに切り替わったとき、一応僕のページのリンクも貼り替えようかと思ったのだが、実際やってみると、URLに自分の ID を含む短いフレーズを足せばそれで済むブリーダープログラムに比べて、外部業者のものは設定があまりに面倒で、結局やらなかった。
で、ブリーダープログラムはその後新規の募集はしなかったものの、既存のリンクはちゃんとカウントしてくれていたのである。それを今月を以ってやめると言うのである。
さっきも書いたとおり、金儲けという面ではそれは残念でもなんでもない。でも、bk1 で本を買い始めた頃から、そして bk1 に書評を投稿し始めた頃からずっとやっていたサービスが終わるのはちょっと淋しい気がする。
本は Amazon で買う人が多いのだろう。だけど僕は、CD は Amazon で買うが本は bk1 で買う。Amazon の「カスタマーレビュー」と bk1 の「書評ポータル」を読み比べると、どちらが本好きのサイトなのかは一目瞭然だと思う。
なんであれ、その応援しているサイトの構成が変わるのは、ちょっと淋しい気がするものである。僕らが bk1 を育てただけでなく、ブリーダープログラムが僕らを育ててくれた気もするからである。
Comments