おじいさんのハンカチ再来
【11月30日特記】 3年前に「おじいさんのハンカチ」という記事を書いた。そのハンカチの再来なのである。
昨日、ある人からお礼の品が届いた。別に大したことをしてあげたわけではないのだが、ともかくその人は僕に何かお礼をと考えて送ってくれたのである。
袋から出すと、それはハンカチだった。ラルフ・ローレンのハンカチ。でも、一目見た途端に僕は3年前にもらったあのハンカチを思い出した。色も同じ茶系である。
そして、「ねえねえ、あなたはこういう地味な柄が似合うおじいさんだと思われているのよ」という妻の囁きが耳の中で蘇ってきた。
そして、僕は3年ぶりに、そうか、僕はおじいさんなのか、と思う。そう、少なくとも3年前よりは3年分おじいさんになったはずだから、そうであっても仕方がないと思う。
家に持って帰ったら、案の定、妻が「何これ、70の爺さんが持ってそうなハンカチじゃない」と言った。「かわいそうに、あなたはおじいさんだと思われているのよ」と、本当に哀しそうに言った。
そうか、僕はおじいさんなのか、ともう一度思った。それは3年前と同じく、言外に何か別のことを言おうとしてるのではない。ただただ、ははあ、僕は地味なおじいさんなのか、と思うのである。
Comments
最近、よくよく考えるとやまえーさんとN君は同級生ということですから、私と年が一緒なんですねえ。
はじめてお会いした時は、失礼ながら私のほうが年上だと思っていました。(お若く見てしまいごめんなさい)
私は、ここ2~3年は私と嫁さんのことを「老夫婦」と自称しています。
地味かどうかは別にして、そんな年であることは間違いないと思います。
Posted by: 名古屋のM | Wednesday, November 30, 2011 10:55