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Wednesday, November 30, 2011

おじいさんのハンカチ再来

【11月30日特記】 3年前に「おじいさんのハンカチ」という記事を書いた。そのハンカチの再来なのである。

昨日、ある人からお礼の品が届いた。別に大したことをしてあげたわけではないのだが、ともかくその人は僕に何かお礼をと考えて送ってくれたのである。

袋から出すと、それはハンカチだった。ラルフ・ローレンのハンカチ。でも、一目見た途端に僕は3年前にもらったあのハンカチを思い出した。色も同じ茶系である。

そして、「ねえねえ、あなたはこういう地味な柄が似合うおじいさんだと思われているのよ」という妻の囁きが耳の中で蘇ってきた。

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Tuesday, November 29, 2011

『翼』白石一文(書評)

【11月29日特記】 この作家を読むのは『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』以来2作目であるが、読みながらまず思ったことは、あれ、こんなに巧い作家であったかな、ということである。

いや、それよりも、あまりにトーンが違うので、ひょっとしたら自分は何か勘違いをしているのであって、『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』の著者とは別の作家なのではないかと思ったほどである。

この作品では主人公は女性である。それがとてもよく書けている。女性の読者がどう感じるかは分からないが、男性の読者からすれば、ひょっとして書いているのも女性なのではないかと思わせるくらいの出来だと思う。

そして文章がとてもスムーズに流れて行く。本当に巧い文章というのは読んでいる者が巧いとも下手だとも感じる隙を与えない文章である。これくらいこなれた文章を書ける作家にはそうそう巡り会えるものではない。

前に読んだ時には、多分この作家は派手目のストーリーをうねらせて行くことが得意なのだろうと思った。しかし、今回は非日常的な面もあるが、決してドラマチックな展開でもなければサスペンス・タッチの進行でもない。むしろおとなしく観察された深い物語という気がする。

そんなことを思いながら一年半前に自分が書いた書評を読み返すと、「まっすぐに死生観に繋がって深く掘り下げて行く、むしろ一途な感じの作品なのだと思った」とある。ああ、そうか、その部分はずっと共通なんだ、と思う。

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スキマで GO!

【11月29日特記】 このココログというブログ・サービスでは自分のブログの人気記事ランキングを表示することができる。僕も左カラムの割合上のほうにそれを設置しているので、スクロールするときに見るとはなしに何となく目に入るのだが、これが結構面白い。

まあ、僕のブログで多くの人が興味を持ちそうなのは映画くらいのものだから、映画の記事が常時何編かトップ10に入っている。で、人気のある映画の記事が読まれる可能性が高いかと言えば全然そんなことはない。

傾向としては、あまり他の人が書いてない映画の記事が上位にランクされる。あまり他の人が書いていないというのは、

  1. そもそもあまり他人が観ない映画について書いている
  2. 公開初日など、まだ多くの人が記事を書いていないうちに書いている

のどちらかである。ある程度古い映画だと、それがテレビで放送されるのをきっかけに閲覧数が上がることも少なくないようである。ま、その場合にもあまり観て書いている人がいない映画であることが多い。

要するに僕は隙間産業なのである(笑)

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Sunday, November 27, 2011

ネット 10 年

【11月27日特記】 一昨日の記事に「押し詰まってきた」と書いたら、我ながらなんか俄に振り返りモードになってしまった。1年が終わろうとしているのだ。特に今年は僕にとって Web デビュー 10 周年だったので、なんか感慨が深いのである。

それでちょっと振り返ってみた。

2001年2月にホームページ(このブログとは別)を開設してから、そこで今日までに書いた文章が大雑把に言って 550。会社のメールマガジンや携帯サイトなどに書いたエッセイが 300。このブログに書いたものが 1800 弱。他にも投稿という形で書評が 330、それ以外を合わせれば多分優に 350 は超える。そして、facebook のノートとして書いたものが 15 前後。

これらを単純合計して、約 3015。多少重複掲載もあるので、それを考慮すると大体 3000 ということになる。

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Saturday, November 26, 2011

映画『怪物くん』

【11月26日特記】 映画『怪物くん』を観てきた。贔屓の中村監督、僕が勝手に中村器用と呼んでいる中村義洋監督の作品である。

随分期待して行ったのだが、これは期待したのが間違い(笑)。紛れもないお子様向けの作品だった。大人が観てどうと言うことはない。残念だけど、そう言うしかない、そう言って笑ってるしかない映画だった。

しかし、そもそもテレビで大野智が怪物くんに扮しているのをちらっと見ただけで、もうそれ以降彼がどの番組に出て何をしていようとも、僕には怪物くんにしか見えなくなってしまった。彼の怪物くんはそれくらいの嵌り役なのである。

そして、八嶋智人のドラキュラ伯爵と上島竜兵の狼男は如何なものかという人がいたとしても、チェ・ホンマンのフランケンに異議を唱えられる人はいないのではないか。このキャスティングの発想は天下一品である。演技の経験がないだけでなく、日本語もろくに喋れない人間を、この役でなければ一体誰が使おうと考えるだろう。

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Friday, November 25, 2011

カードのシーズン

【11月25日特記】 今年も押し詰まって来たなあと思う。

それは少し早いのではないかと思われるかもしれないが、ウチの場合はそうなのだ。何故なら、ウチは年賀状ではなくクリスマス・カードを書いて出しているから。

以前にもこのブログに書いたことがあったと思うが、いつもこの時期から今年の図案を用意し始める。数種類のデザインを描いて、その内の2つを選んでランダムに出す。誰にどちらの柄が届くかは偶然に任せている。

そういう訳で、気分としては他の家庭より早く押し詰まって来るのである。

なんだ、年賀状をクリスマス・カードに変えても、バタバタする時期が早くなるだけかよ、と思われる向きもあるかもしれないが、それで良いのである。年末がゆったりするのだ。会社が休みになってからまだ大慌てで年賀状を書いているなんてことにはならない。

せっかくの休みにバタバタするのはバカバカしいではないか。

それに、小学校の時から思っていた、まだ年が明けてないのに「明けましておめでとう」と書いている不自然さ、そう、まるで11月末からオールスターかくし芸大会の収録が始まっているような白々しさがないのである。

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Wednesday, November 23, 2011

映画『恋の罪』

【11月23日特記】 映画『恋の罪』を観てきた。

園子温監督は味付けの濃い料理人である。しかも、結構油ギトギトの中華料理だったりする。たまに食べる分には良いのだが、あまり頻繁になると、「あれはちょっと脂っこいからなあ…」ということになってくる。

もちろんそんなことは観てみて初めて思ったのであるが、実は観る前から園子温は僕が長年観る気にならなかった監督である。思えばぴあスカラシップ作品の『自転車吐息』のときから気になっていながら、結局どうも観る気にならなかった。何故だか分からない。

で、2006年の正月に『奇妙なサーカス』を初めて観てみて、「やっぱりこれはダメだ」と思った。ところが、2009年の『愛のむきだし』があまりに評判が良いので、気を取り直して観に行ったのである。観に行って良かった──怒涛の4時間に溺れて万感胸に迫るところがあった。

それで今年の2月には『冷たい熱帯魚』を観た。これもものすごかった。ただただ圧倒された。で、そういう流れで今回の『恋の罪』も観に行ったのだが、正直これは少し『奇妙なサーカス』に戻った感があった。

ちょっと“殺人もの”が続きすぎたこともあるだろう。今から思えば、『愛のむきだし』はとりあえず初っ端から殺人はなく、せいぜいスカートの中の盗撮だったから。そういう意味で味付けが少し変わったのが良かったのではないだろうか。

この何本かを並べてみて、僕はこの監督は女性よりも男性の性を描くほうが巧いように思う。今回のように女性の性を前面に持ってくると、生々しいようでありながら、却って少し観念的になってしまう嫌いがあるように思う。

もちろん、田村隆一の詩やカフカの『城』を引き合いに出して、深く重層的な意味づけの構造が面白いのであるが、それは逆に言うと少し観念的になってしまうことでもある。恐らくヨーロッパの映画祭でこの人の作品が受けるのは、その観念性によるのかもしれないと思う。

それから、これはいつも思うのだが、この監督のBGMのセンスは最悪だと思う、と言うか、僕の趣味には徹底的に合わない。いつもクラシックを使うのだが、考えてみればこれもまたヨーロッパで受ける原因なのかもしれない。閑話休題。

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Monday, November 21, 2011

MOONRIDERS の無期限活動停止に臨んで

【11月21日特記】 2011年11月11日の満月の日に、MOONRIDERS が無期限の活動停止を発表した。そのニュースを知って、僕は少しほっとした気持ちもした。

もう35年も活動してきたバンドである。僕もほぼ35年、ロイヤリティの高いファンをやってきた。最初はレコードを買っていたが、それも全部CDに買い直して、一部のアーカイブもののライブ・アルバムを除いて、オリジナル・アルバムは全部持っている。DVDも買った。

6人のメンバーがそれぞれ出したソロ・アルバムについても1人のメンバーに付き最低1枚は持っている。

だから、相当な量である。それをもう買い続けなくても良いのだという、ほっとした気持ちなのである。

いや、決して嫌々買い続けていたわけではない。最近はあまり良いとも思わないのに買っていた、なんてこともない。惰性で買っていたという表現も当たらない。

例えば、最近はあまりCDを聴く暇もないのに新譜が出れば買うだけ買うのだけれど、ほとんど聴いていない──というような悩みがあるわけでもない。ここ何年かは全く本末転倒してしまって、買うということが目的になってしまった──などと嘆く向きもない。

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Sunday, November 20, 2011

映画『マネーボール』

【11月20日特記】 映画『マネーボール』を観てきた。

2004年の6月に原作である『マネー・ボール』(マイケル・ルイス著)を読み、めちゃくちゃ面白かった記憶がある。だから、このルポルタージュが映画化されると聞いて以来、まだかまだかと楽しみに待っていたのである。

その楽しみが大きかったせいだろうか、少し期待はずれの感があった。映画はドラマにしようとし過ぎているのである。

いや、ハリウッドが映画にするのであれば、当然ドキュメンタリっぽいものではなく、ドラマにしようとするだろう。それは解らないではない。

だが、あの本の第一義的な面白さはシリアスなドラマの面白さではなかった。あれはまるで野球漫画を読んでいるような面白さだった。

例えて言えば、『ドカベン』で山田太郎をライバル視する岩鬼が、山田の後を追って野球部に転部したものの、野球のセンスはからっきしないか、と思われたところで、「悪球打ち」の才能が見出されて大活躍し始める、みたいな、そういうエピソードが次から次へと出てくるのである。

あの本の面白さはまずそういう面白さだった。そして、マネーボール理論という名のもとで、野球というスポーツとデータ分析が本当に興味深く絡んでくる。プロ野球のファンであり、かつ統計やデータが大好きという僕にとっては、これはもうどこにもないエンタテインメントであった。

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Saturday, November 19, 2011

11/19サイト更新情報

【11月19日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログのことではなく、併設している私のHPの更新案内です)。

今回もいつものペースで、書評と、レギュラーで更新している言葉のエッセイがひとつずつです。実はこの間に書評は2つ投稿しているのですが、bk1 側の承認・公開がまだのようです。

書評は初めて読んだ小野不由美さんの作品について。正直それほど感銘を受けなかったので、あまり良い書評にはなっていない気がします。エッセイは8年前に書いたCM表現に関する文章の続編のようなものです。

という訳で、今回の更新は以下の通り:

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Friday, November 18, 2011

『考える短歌』俵万智(書評)

【11月18日特記】 世の中にテクニカルに解決できることは意外に少なくない。挨拶するとか敬語を使うなどというのもつまらない争いを避けるためのテクニックである。それを「人として当然身につけておくべきこと」とか「先輩を敬う気持ち」などと言い始めると途端にややこしくなる。

そういうことは表現という行為のなかにもある。「見たまま感じたままを表現せよ」「細部を削ぎ落して本質を描け」などと抽象的なことを言われてもどうすれば良いのか分からない。

芸術というものはとかくそんな風に伝承されてきたのだが、そんな中で表現の難しさをテクニカルに解決する術を教えようとする本書は本当に良書であると思う。

僕は『サラダ記念日』の頃からの俵万智ファンである。ただ僕自身は、ごくまれに戯れに短歌らしきものを詠んでみることもないではないが、日頃から短歌に親しんでいる訳でも何でもない。

しかし、それでもこの本が、表現という問題を如何に見事に解決しているかはよく解る。これは短歌をやっている人だけに通じるものではない。例えばポップスの作詞をしている人なんかにも大いに役立つはずだ。

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Thursday, November 17, 2011

決めてある

【11月17日更新】 航空機の出発時刻は車輪が動き出して機体が駐機場を離れる瞬間で、到着時刻は着陸して駐機場に入り車輪が止まる瞬間である、というのはひとつのトリビアである。

僕は何年も前に何かで読んで知っていたのだが、何ヶ月か前にもテレビのクイズ番組の問題になっていた。

ところで、これはつい先日知ったのだが、乗客が携帯電話等の電源を切らなければならないのは、離陸前の航空機の扉が閉められた瞬間からであり、着陸して扉が開いた瞬間からは再び電源を入れて良いのだそうである。

こういうのは誰が決めるのだろう? 誰だか知らないが、ともかく誰かがきちっと決めているということだ。いや、決めているのが誰なのかということではなく、ともかくきっちり定義してあるということがポイントなのである。

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Wednesday, November 16, 2011

充電池をめぐる発見

【11月16日特記】 iPhone4S の電池の持ちが悪いと問題になっている。Apple 社は慌てて iOS をアップデートしたが、それでも改善されていないとなおも問題になっている。

しかし、正直なところ僕にはその実感がない。「え、電池の持ち悪い?」という感じなのである。あまりに不思議に思ったので周囲のいろんな人たちに聞いてみて分かった。電池の持ちが悪くなったと感じているのは iPhone4 から iPhone4S に買い換えた人たちなのである。

僕のように 3GS から 4S に乗り換えた者にとってはそんな感じがない、どころか、前より電池は長持ちするようになってむしろご機嫌なのである。

つまり、充電池の持ち時間に関して言えば、多分 3GS<4S<4 ということなのだろう。しかし、人間というものはとかく全てのものが時系列で進化し続けると思いがちである。だから、3GS<4<4S の順に並んでくれなければ辛抱ならないのであろう。

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Monday, November 14, 2011

さよならブリーダー

【11月14日更新】 オンライン書店ビーケーワンが今月で「ブリーダープログラム」をやめるのだそうである。これは bk1 が自社のホームページへの誘導策として独自に構築していたアフィリエイト・プログラムである。

ただし、もう随分前から新規のリンクは受け付けていない。何年前だったか忘れたが、独自のアフィリエイトは廃止して、外部の業者のものに切り替えたのである。

僕はアフィリエイトをやってきた。金儲けではない。と言うか、金儲けにはならない。小学生の小遣いにも満たないポイントが手に入るだけである。ただ、自分の HP を読んでくれた人が bk1 で本を買ってくれたという実感が嬉しくてやっていたようなものである。

外部の業者のものに切り替わったとき、一応僕のページのリンクも貼り替えようかと思ったのだが、実際やってみると、URLに自分の ID を含む短いフレーズを足せばそれで済むブリーダープログラムに比べて、外部業者のものは設定があまりに面倒で、結局やらなかった。

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Sunday, November 13, 2011

Play Log File on my Walkman #66

【11月13日特記】 久々にプレイログ。前回は 10/9。今日までの約1ヶ月間に僕の network walkman で流れた曲の中から今回も 10曲。

  1. あの素晴らしい愛をもう一度(加藤和彦と北山修)
  2. 春のナヌーク(MOONRIDERS)
  3. 今は幸せかい(佐川満男)
  4. Doopee Time(doopees)
  5. ともだち(南沙織)
  6. 春夏秋冬(泉谷しげる)
  7. Shake hip!(米米CLUB)
  8. ひとりぼっちのお祭り(六文銭)
  9. バンザイ ~好きでよかった~(ウルフルズ)
  10. エスプレッソで眠れない(nAo)

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Saturday, November 12, 2011

『ゴーストハント5 鮮血の迷宮』小野不由美(書評)

【11月12日特記】 ずっと気になっていた小野不由美を初めて読んでみた。初めて読むのにシリーズ物の第5作とは如何なものかと我ながら思うが、買った時には気づいていなかったのだからしょうがない。

で、残念ながらこれは僕が好きなタイプの小説ではなかった。

ふーん、京大推理小説研究会出身ですか。その割には設定・進行ともに随分マンガっぽいね。まあ、そのあたりが僕があまり好きではない所以なのだけれど、でも、まあ、そこそこ面白かったのは事実である。

多分シリーズ第1作から順序正しく読んできていたら、恐らく読んでいるうちにレギュラーのキャラがしっかり立ってきて、随分楽しみ方も深くなったのではないかと思う。

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OnSay やら Reengo やら

【11月12日特記】 iPhone に OnSay というアプリを入れてみた。twitter のアカウントで電話がかけられるシステムである。以前 Reengo というアプリも出ており、こっちは facebook のアカウントで電話がかけられるソフトである。

いずれも、アカウントは知っているけれど電話番号は知らない相手に電話がかけられる、というものである。

僕は両方をインストールしているがまだ日常的に使ってはいない。Reengo は試しに1回かけてもらい、こちらからも1回かけてみた。普通の電話と変わらない音質である。あまりに電話と変わらないので、むしろふーんという感じであった。

聞くところによると OnSay のほうは品質的にやや問題ありとのことだが、僕自身はまだ試していない。

そんなもん、電話があれば良いではないか、と思うかもしれない。僕も最初はそう思った。でも、そこにはそれなりのメリットがあることに気づいた。

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Friday, November 11, 2011

コンテンツの真実、エンタテインメントのヒント

【11月11日特記】 先日、以前一緒に仕事をしたことがある会社(インターネット系の、誰でも知ってる大企業である)の公式 twitter アカの中の人が、ウチの会社まで僕を訪ねて来てくれた。僕らは初対面である。

twitter 上でのやりとりから、多分若い女性だろうとは思っていたのだが、お会いしてみるとただの若い女性ではなく、控えめに言ってもかなりの美人だったのである。

── などと書くと、「そう? 写真見たけどちっとも美人とは思わなかったけど」などと言う人、特に女性が必ず現れるものだが、ま、争いを避けるために「僕好みの美人」とでもしておこうか(笑)。閑話休題。

で、彼女はどこかの企業を訪ねた時には「編集後記」と称して写真をアップしてるというので、お茶を飲んだ喫茶店の店員に写真を撮ってもらって(僕は事情があって覆面をしていたが)、彼女のタイムラインに上げたのである。

で、僕は会社に戻ってから、その写真を D/L して、自分の facebook のウォールに上げてみた。もちろんそれは彼女が「控えめに言ってもかなりの美人」だと思ったからである。そして一応、「友達」に限定しての公開にした。

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Tuesday, November 08, 2011

映画『ハラがコレなんで』

【11月8日特記】 映画『ハラがコレなんで』を観てきた。

しかし、それにしても何で石井という姓の映画監督はこんなにたくさんいるんだろ? 隆、聰互(岳龍)、輝男、克人、裕也──僕が映画館で観たことがあるだけでも5人いる。

で、石井裕也って誰だっけ?と分からなくなって調べたら、ああ、『川の底からこんにちは』の監督(この映画がきっかけで満島ひかりと結婚した)か。だから、観たい映画リストに入れてたのか、と納得。

しかし、こないだ『あぜ道のダンディ』観たばかりなのに。──2年で3本。多作の部類に入る監督である。

で、この映画は、『あぜ道のダンディ』よりも『川の底からこんにちは』の線、いや、もっともっと極端を行っている。

タクシー料金を払わなかったシーンで漸く、「あ、この映画はそういうシュールな線で行くのか」と了解がついたが、観る側の僕がペースを掴めるまでにちょっと時間を費やした。

これは「そうすることが粋かどうか」ということをほぼ唯一の指針として、全てのことをどうするか決めている妊婦の話である。なぜ妊娠してなぜ独り暮らしなのかという設定もこれまたぶっ飛んでいる。

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Monday, November 07, 2011

スマートフォンと facebook の日本人論

【11月7日特記】 日本はスマートフォンの所有率では必ずしも世界のトップ・クラスではないのに、アプリのダウンロード数は世界一だと聞いた。

なるほどなあと思う。

日本人のことをよく知らない外国人がこの記事を読んだら、単純に日本人は金持ちだとか欲張りだとかいう感想を持つのかもしれないが、僕に言わせれば必ずしもそうではない。日本人は新しもの好きで研究熱心なのである。

外国人のスマートフォン上のアプリの数が少ないのはそれを厳選しているからではない。選ぼうとしないから増えないのである。日本人は良いものだけを選ぼうとして熱心に研究するがために、結果的に優れたアプリを発掘することになり、逆に数が増えて行くのである。

日本人はこまめにチェックしてこまめにダウンロードする。そして、不要になったらこまめに消している。──もちろん、ほとんどの日本人がそうだなどと言う気はないが、そういうのがある意味典型的な日本人気質なのである。

さらに、日本人はこまめにチェックしているので、有料アプリを大量に落としているように見えて、実はキャンペーンで半額だったり無料だったりする期間を見逃さずにしているので、かけている額はそれほど大金でもないのである。

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Sunday, November 06, 2011

11/6サイト更新情報

【11月6日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログのことではなく、併設している私のHPの更新案内です)。

今回は例によって、書評と、レギュラーで更新している言葉のエッセイがひとつずつです。

書評はさとなおさんの新著を取り上げたもの、エッセイは6年前に書いた「裏」というテーマでの蒸し返し(笑)です。

という訳で、今回の更新は以下の通り:

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Saturday, November 05, 2011

映画『ミッション:8ミニッツ』

【11月5日特記】 映画『ミッション:8ミニッツ』を観てきた。監督はデヴィッド・ボウイの息子で、『月に囚われた男』のダンカン・ジョーンズ。あれが衝撃の劇場用デビュー作品だったが、この映画もすこぶる評判が良い。

タイトルが簡潔に設定を語っている──8分間の使命。軍の作った「ソースコード」によって、コルター・スティーブンス大尉(ジェイク・ギレンホール)はカプセルの中から何度も過去にトリップする。

目覚めれば列車の中、目の前にはクリスティーナ(ミシェル・モナハン)という見知らぬ美人が自分に話しかけており、そこでは自分はショーン・フェントレスという名の教師である。そして、8分後には列車に仕掛けられた爆弾が爆発して乗員乗客が全員死亡する。

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Thursday, November 03, 2011

映画『電人ザボーガー』

【11月3日特記】 映画『電人ザボーガー』を観てきた。井口昇監督には2009年の映画『ロボゲイシャ』と同年のTVシリーズ『古代少女ドグちゃん』の2段キックで魅せられて完全にファンになってしまった。

そのあと『ドグちゃん』の再編集と放送前のパイロット版で構成した『古代少女ドグちゃん まつり スペシャル』を観て、盟友の西村喜廣・坂口拓と3人で監督した『戦闘少女』も観た。もちろん『ドグちゃん』シリーズは続編の『ドグーンV』も合せて、井口監督以外が脚本を書き演出した回も含めて全話観た。

この人の魅力はオタクの感性とポルノの実績の見事な融合である。適当にチープで、しかし、凝るところは徹底的に凝り、造形/ギミックの発想は秀逸で観るものを飽きさせない。ヒーローものとジャパネスク、アダルトビデオとSF、安いコメディとコテコテの青春もの、それらがぐっちゃぐっちゃに出てくる魅力である。

『片腕マシンガール』が先に海外で評価された訳だが、僕は見逃してしまい、まさに『ロボゲイシャ』がその最たるものだった。

で、この作品で言うと、非常に残念なことに僕はTVでやっていた『電人ザボーガー』を全く知らないのである。知っていれば間違いなくもっともっと楽しめていたと思う。

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Wednesday, November 02, 2011

映画出資と回収のシステム(5年後の註記)

【11月2日特記】 5年前に書いた映画出資の仕組みについての記事に、今日註記を加えた。

あまりネット上にこういうことを書いている人がいないためか、それとも製作委員会方式の映画出資というものに一般の方の興味が高まってきたということなのか分からないが、最近やたらとこの記事へのアクセスが増えているのである。

で、アクセスが増えてくると、当然「ちゃんと正しいことを書いていたのだろうか?」と気になってくるのである。なにしろあの記事を上げたのは5年前の春である。ちょうど自分自身がそういうことに興味を持って、一体どうなっているのか、社内の例を中心に自分なりに調べて整理してみて、元々は備忘録のような形で書いた文章である。

それは暫く誰にも見せずに僕のPCの中で眠っていたのである。そして、ある日、意外に知られていないことかもしれないのでネットに上げるのも良いかもしれない、と思い立ってアップロードした文章である。

まあ、限られたものとは言え、一応何例か当たった上で書いているので、とんでもなく的はずれなことは書いていないつもりだし、であれば、5年経った今でもある程度ツボを押さえた整理にはなっていると思う。

とは言え、やっぱり5年前である。今読み返すとすこーし気持ち悪いところが出てきているのも確かである。それで、気になりだすと放っておけなくて、昔の記事にちょっと言い訳めいた【追記】を加えたというわけだ。

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Tuesday, November 01, 2011

I love, I love, I love my Calendar girl (2)

【11月1日特記】 とりあえず原因が分かった。結論を先に書くと、Google が iPhone4S に対応していないのである。

4S を手に入れてカレンダーの設定をした日には、かつて 3GS を買ったときに読んだ参考書を引っ張り出してきて、その通りにやってみたのである。そして、最後の工程として Google Sync

http://m.google.com/mobile

でこの端末を登録しようとしたら、「このページは存在しない」と言われたのであった。

存在しないと言われるとどうしようもない。単に URL が変更になったのか、登録のシステムが変わってしまったのか──。

そこで試しに、3GS のほうの Google アカウントを一旦削除して再設定してみたら、今度は Google Sync の設定なしにカレンダーが読み込めるようになったので、ひょっとしたら Google Sync での認証が不要になったのかなと思っていたのだが、よく考えてみたらそれも変だ。

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