無題
【9月29日特記】 「役職が人材を育てる」ということは確かにあると思う。「あの人、若い頃はうだつの上がらない感じだったのに、部長になったらいつの間にかピリッとしてきたなあ」というような例をたくさん見てきた。
しかし、役職は果てしない。というのは、つまり、役職というものは果てしなく上まであるし、それぞれの役職が要求してくる能力や判断はこれまたそれぞれが果てしなく高いものであるような気がする。
そうしていつしか人材が役職に追いつかなくなる、と言うか、ひょっとすると最初から最後まで、人は役職に追いついていないのかもしれない。
そういうことをふと思った。そういうことを他人に当てはめてみる。自分にも当てはめてみる。そして、そういうことを、働く上で肝に命じておこうと思った。
そういう風に少し突き放して考えると、カリカリしてた気持ちが潮が引くように消えて行くこともある。
会社は常に社員に対してその役職に見合った働きを要求してくる。その役職は人材よりも常に高いところにふわふわと漂っている。だが、いずれにしても働くのは役職ではなく人のほうなのである。
何のことだか解らない?
うん、書いている本人も何だかよく解らない。ただ、そんな風に考えると少し気持ちが鎮まってきた。
要は落ち着くことである。
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