ムードコーラス ベストオブベスト
【8月14日特記】 画竜点睛と言うべきなのか、病膏肓に入ると言うべきなのかは知らないが、僕の主観的日本ポップス史も完成の域に近づいてきた。
何度かこのブログでも書いているように、僕は第2次世界大戦後から今年に至るまでの日本の流行音楽の中から、流行った/流行らなかった、シングルカットされた/されなかった、に関わりなく、自分が好きだと思う曲、自分がこれは歴史に残る名曲だと思う歌だけを収集して SONY の Network Walkman に入れてきた。
その Walkman でのプレイログについても時々ここで披露している。
そして、今、集めた歌も1600曲を超えてきて、目ぼしいものは大体手元に揃ってきた(どうしてもほしいのにどうしても手に入らずに困っているのは鹿内孝の『本牧メルヘン』くらいのものだ)。
そして、とうとう仕上げ段階に入ってきて、DMM から借りてきたのはこんなCDである。
タイトルは「ムードコーラス ベストオブベスト」!
そう、日本のポップス史を語る上で、このジャンルは決して避けて通れないのである。
今まで他のところにも書いてきたけど、僕は若い頃から自分は年をとっても決して演歌ばかり聴いている爺さんにはならないだろうという予感があったが、さりとて演歌を毛嫌いしているのではない。積極的に演歌を聞くことはあまりないにしても、逆に拒否感があるわけではなく、流れてきたものは結構楽しんで聴いている。
そして、演歌とかムードコーラスとか言われるジャンルの中にも、後世に残すべきものすごい名曲があるのも確かである。
そういうものの一部をこの CD から抜粋した。
上で書いたように、僕の選定基準はヒットしたかどうかではないので、例えばこのアルバムで言えば『長崎は今日も雨だった』は採録しない。あとはどの曲を選んだか?──それは想像にお任せしよう。
ともかく、このジャンルにも良い曲はうじゃうじゃある。それだけは言っておこうと思う。
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