アメリカのシリアル
【6月13日特記】 たまたま最近朝食にシリアルを食す機会が増えているのですが、やっぱりシリアルは国内産ですよね。と言うよりも、アメリカのシリアルって何であんなに味気ないのでしょうか?
原料となっている穀物の種類とか、ドライフルーツなどの添加物の数とか、バリエーションとしては日米ともに豊富で、その点ではそんなに差はありません。しかし、その味たるや、これほど差が出るのは何故? と言うか、アメリカではそれなりに評価されて売れているはずなので、ならば日米の嗜好がこれほど違うのは何故なのでしょう?
一般論ですが、アメリカのシリアルは元々パサパサした感じが強い上に、ミルクを吸って柔らかくなることがあまりありません。だから、食感としてはなんか豚用の飼料を食べているような感じです。
逆にミルクにシリアルが溶け出しても来ず、日本のものにミルクをかけて食べている時と違って、いつまでたってもミルクはその白い色を維持しています。日本製の場合の最後のほうに残った少し茶色っぽいミルクとえらい違いです(そして私はあの茶色っぽいミルクが割合好きだったりするのです)。
なんか違うんですね、味の嗜好が。
そう言えば思い出したことがあります。大昔に毎週日曜の朝に観ていた外国テレビ映画『じゃじゃ馬億万長者』(日テレ系)でこんなネタがありました。
大食いのキャラクターであるジェスロが朝食のシリアルを大皿に盛って、いざ食べようとすると必ず何かが起こって中座します。で、それをなんとか片付けてやっと食べようとするとまた何かが起こる繰り返しです。しかも食べようとする直前に、これまた必ずおじさんのジェドが横を通ります。で、そのたびにジェドおじさんがたしなめるのです。
「なんだ、おめえ、まだ食ってるのか?」
あのシーンでミルクは既にかかってたのかどうか、はっきり憶えていません。でも、かかっていたとしても、ジェスロがもう一度食べようとした時に、きっとまだシリアルはふやけていなかったのではないかと今になって思います。
アメリカのシリアルってそんな感じじゃないでしょうか?
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