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Saturday, June 11, 2011

洋皿と愛着

【6月11日特記】 今日、お皿が一枚割れた。いつからとはっきりした記憶はないが、多分結婚してまだ日が浅いうちから使っていた洋皿。柄はピーターラビット。

買ったものではない。多分何かの景品か、懸賞に当たったか。なのに妙に愛着がある。阪神淡路大震災の、恐らく震度6と7の中間ぐらいの揺れにも割れずに生き残った皿。

結婚当初に買い揃えたものはもうかなり壊れたり擦り切れたりして買い換えている。家具を別とすれば、あの頃からずっとウチにあるものって一体何だろう?

結婚祝いに元同僚の女性3人がくれたベンジャミン・ゴムの鉢植えくらいだろうか(2回植え替えたけど)。

もちろんもっと古くから使っているものもないではない。例えば、僕が一人暮らしを始めるときに実家から持ってきて、結婚してもそのままずっと使っているフライ返しとか。でも、そんなものには全く愛着がない。

しかし、買ったわけでもなくて、別にピーターラビットが好きというわけでもないのに、あの洋皿にはこれだけ愛着があるのはどうしてだろう? 大きさが手頃だったので頻繁に使ってきたからか? いや、それならフライ返しだって割合頻繁に使ってた(でも、洋皿のほうがよく使ったかな)。

考えてみれば、フライ返しは単なる道具だけれど、お皿って単なる道具ではないのである。それは何か料理が載って眼に触れ、ひょっとすると心に触れるものなのかもしれない。

そう言えば、結婚何年目かに妻が実家の庭から植木鉢に植え替えて持って帰ってきた紫陽花は毎年綺麗な花を咲かせてくれている。もちろんこれにも愛着がある。

皿はいつか割れる。草花はいつか枯れる。MOONRIDERS の『物は壊れる、人は死ぬ 三つ数えて、眼をつぶれ』を口ずさんでみる。

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