今日の BGM#59
【6月23日特記】 さて、今日も例によって2回分を書き留める。
- ここは六日町あたり(斉藤哲夫)
- 魔法の黄色い靴(チューリップ)
- 中央フリーウェイ(荒井由実)
- S.F.少年(鈴木慶一)
- ぼくの好きな先生(RCサクセション)
- たそがれのメイク・ラヴ・カンパニー(久保田真琴と夕焼け楽団)
- 月にハートを返してもらいに(鈴木慶一)
- 赤と黒(岩崎良美)
1)は1973年のアルバム『バイバイグッドバイサラバイ』所収。斉藤哲夫という人はどう考えても過小評価されている。日本のフォークの黎明期にこれだけ凝ったサウンドを作り、これだけ染みてくる詞を書いていた人がいたということは驚異である。なんとか再評価される機会はないものかと思う。
2)はチューリップのデビュー曲。何度も書いているけど、僕はこの不思議な転調の連続にうっとりしてしまった。こういう音楽があるのかと大いに驚いた思い出の曲である。
3)初期の荒井由実って悪くない。シンプルだし。変な声だし。シンプルでいてポップで、(ま、当時のキャッチフレーズ的に言うと)ソフィスティケイテッド。でも、変な声(笑)
ハイファイセットのほうが当然歌は巧いし流麗なんだけど、僕はユーミンのバージョンが好き。
4)は鈴木慶一の同名のソロ・アルバムの中の1曲。多分世間的にはあまり評価されていないアルバムだと思うし、本当かどうか知らないが、慶一さん自身があまり満足していないなんて話も聞いたことがある。でも、このアルバムは僕のかなりのお気に入り。めちゃくちゃプログレっぽいインスト・ナンバーも良いけど、こんな風に哀愁漂うデュエットもステキ。
5)何年ぶりかで聴いたけど、やっぱり力があるね。染みてくる。初期のフォーク・フレーバー溢れ返るRCの名作。
6)これまた何年ぶりに聴いたのか分からないくらい。こういうのをブルージーと言う。BEGIN なんかをブルージーと形容する人の気が知れない(別に BEGIN が悪いと言う気はないが)。僕はこの“日本人離れ”にひたすら憧れたなあ。
7)慶一さんもう1曲。こっちは比較的新しく1991年のソロ。ったって20年前ですが(笑) まあ、MOONRIDERS はもう35年もやってるバンドですからね。この当時は琉球や東南アジアっぽいサウンドを結構織り込んでた頃。面白いし綺麗な曲。
8)は岩崎良美の確かデビュー曲。名曲ぞろいの彼女のレパートリーの中ではそれほど大したことない曲だが、歌声は非常に心地良い。これも何度も書いていることだが、僕は岩崎宏美よりも妹の良美のほうが遥かに好き。
今回は見事に古い曲ばかりでした。
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