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Monday, May 23, 2011

電子的な記憶、電子的な復縁

【5月23日特記】 今日、facebook で「友達」申請が来た。知らない人である。併せて「自分はこういう者です。よろしくお願いします」とのメッセージも添えてある。

僕は実生活か、あるいは twitter などの他のメディアで交流のある人としか「友達」にならないという方針で facebook を使っている。だから、まことに申し訳ないですが、とのメッセージを返そうと思ってふと気がついた。

お名前に記憶があるのである。かつて Web 上で交流のあった人なのである。

今ではブログも閉じられているのでURLを書いても意味はないし、閉じておられるということは名前を出されるのも不本意かもしれないので書かないが、かつては映画評を中心としたブログを書いておられた方だ。

今は映画関係の仕事に従事しておられるようだが、当時はまだ学生だったはずで、しかし学生とは言いながら映画に対して時として非常に深い考察を見せてくれた。たまには若気の至りで少し筆が滑りすぎの酷評もあったように思うが、とても優れた感覚を持つ人だと思った。

僕はなんとなく彼が書くものに波長が合って、よく TB させてもらった。彼のほうが僕のブログから TB してくれたことがあったかどうかは記憶がないのだが、コメントでのやりとりはあったと思う。

で、今回は彼を「交流のある人」と判定して(笑)、申請を承認させてもらうことにした。

そもそも facebook では別に「リアル知人としか友達にならない」と頑なになっているわけではない。会ったことはないけど互いのブログやHPを通じてコンスタントなやり取りがある人や、twitter で相互フォローの関係にあって交流の深い人とは現に友達になっている。

あくまで、どういう人だか全く知らず、いきなり私はこういう者ですと言われても僕として判断基準を持ち得ないような人とは友達にならない、というだけのことである。

もちろん twitter 上で初めて友だちになった人も含めるのであれば facebook でいきなり友達になっても良いではないか、という考え方にも一理あるのだが、twitter のフォローのような片思い関係を認めない facebook の場合はやっぱりハードルは高くなる。

twitter でなら普段のTL上で面白そうな人を見つけてくるのは日常茶飯事だが、facebook のウォール上ではそれは却々難しいのである。

ただ、それは facebook というひとつのメディアの内部に限定するから難しいのであって、現に今回のように、かつて映画ブログで結ばれていた関係が不意に facebook に再現するようなこともあるのである。

恐らく彼は僕があのブログのあの人だとは知らずに友達申請して来られたのだと思う。僕が思い出して縁が生き返った。縁は異なもの、などという古めかしい言葉を、今この最新の電子メディアの中で思い出して書いたりしている僕がいる。

電子が僕らを復縁させた。縁は異なものである。

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