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Friday, April 15, 2011

電波目覚まし時計と私

【4月15日特記】 ヨドバシカメラに目覚まし時計を買いに行った。店員さんに話を聞くと、「こっちが電波時計、で、こっちが電波時計でない奴。お客さんの中には電波でないほうがいいって言う人もいるんですよ」とのこと。

へえ、そんな人もいるのか、とは思ったが、あまり深く考えなかった。

電波時計のほうが当然値段が高いだろうし、その人の寝室はたまたま電波が入りにくいのかもしれないし、あるいはなんとなく電波が飛び交ってるのが気持ち悪いなんて言う人もいるのかもしれないし・・・。

ところが、続きを聞いてびっくりである。

「5分とか10分とか、時計を進めておいて、目覚ましが鳴っても、あ、まだ5分寝られる、っていう風にしたいのに、電波時計にするとぴったり合っちゃうのが具合悪いらしいんですよね」

・・・。まあ、人の志向性はいろいろだし、だからこそ面白いんだし、多様性に対する許容力こそが社会の成熟度の尺度だとは思うのだが、ま、しかし、もちろんとやかく言う気は全くないが、全く理解できない。共感が湧かない。ただただびっくりである。

僕の感覚からすると、まず、5分とか10分を引き算しないと正確な時間が解らないという気持ち悪さがある。それに、その人はほんとに毎朝毎朝騙されるんだろうか?──「あ、起きなきゃ。いやいや、ちょっと待て、あと5分寝られるんだった」などと。

──そんなことはないだろう。いくらなんでも毎日同じことをやっていると、いつしか頭ではこれは本当の時刻ではないと解っているはずだ。どうせ解っているのなら、間に数式を挟んだりせずにダイレクトに正確な時間を知りたいというのが僕の感覚である。

それに、どうせ同じ時間まで寝るのであれば、5分前の嘘の時刻に一旦起こされるのでは効率が悪い。最初からちゃんと起きるべき時刻に目覚ましをセットしたいし、ちゃんと起きるべき時間まで目覚ましはピクリともしないでいてほしい。

僕は「そんなに正確な時間を知ってどうする? もっといい加減でいいんだ」みたいなことを生涯ずっと言われ続けて育ってきた。しかし、もっといい加減で良いのであれば、目覚まし時計はある日は5分遅れていて、別の日には10分進んでいるというような形が理想的ではないのか?

そうではなくて、どんなに不本意であっても結局は起きなきゃならん時刻には起きるのではないか? あるいは起きようとしているのではないか? ならば、その時刻に目覚ましが鳴るだけで良い。僕はそれで良い。それだけで良い。

前にも書いたが、いちいち調整しなくても常に時刻が合っている時計を持つことは僕の中学以来の宿願であり、ソーラー電波腕時計を買ったときには、大げさでもなんでもなく、人生究極の目的を達成してしまったような脱力感があった。まさか生きているうちにそんなものを手に巻けるとは思いもしなかったのである。

僕が彼らを理解できないように、彼らは僕のこの感覚が、多分全く解らないのだろうなあ、とは思う。

言うまでもないが、僕は電波時計を買った。

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Comments

良い電波時計を買ったなら関係がないのですが、現在福島からの電波が止まっているので、しばらくは正確な時刻になりませんよ・・・

Posted by: | Saturday, April 16, 2011 20:32

> 名無しさん
ご心配いただきありがとうございます。幸いにしてウチは関西なので、九州送信所の電波を問題なく受信できているようです。

Posted by: yama_eigh | Saturday, April 16, 2011 22:19

ウチのベッドサイドでは受信できないので、
時々ベランダで日光浴させてます。
(会社の机の上のもダメです)

Posted by: tapioka | Monday, April 18, 2011 10:33

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