日本アカデミー賞授賞式会場における満島ひかり
【2月18日特記】 第何回だか知らんが、日本アカデミー賞の中継をちょっと見た。あまり興味のない賞なのだが、風呂から上がってきたら妻が見ていたので、最後の部分だけ一緒に見た。
結果は『悪人』のほぼ圧勝で、作品賞と監督賞という一番美味しいところを『告白』に持って行かれたものの、個人演技賞は妻夫木聡、柄本明、深津絵里、樹木希林が主演/助演/男優/女優賞を独占した。
そんな中で、『悪人』のテーブルに座っていた満島ひかりが、仲間の一人ひとりが受賞するたびに、目をうるませて大きな拍手をしてはしゃいでいるのが目立った。
他の賞なら深津絵里や松たか子に混じって壇上に上がっていても何の不思議もない(事実、『キネマ旬報』では第3位の得票数で松たか子を凌いでいた)のに、まるで1スタッフ、1ファンであるかのような無邪気な喜びようが、小気味良いほどの好印象を与えてくれた。
まあ、良いさ、今年はここで壇上に上がらなくても。来年獲れば良いのである──いや、ここの賞ではなくて、別の賞を。
ちなみに『キネ旬』の個人演技賞はそれぞれ豊川悦司、柄本明、寺島しのぶ、安藤サクラだった。
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