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Saturday, January 29, 2011

セミナー・レポート

【1月29日特記】 昨日は電通の佐藤尚之(さとなお)さん、博報堂の須田和博さん、ADKインタラクティブ社長の横山隆治さんという超豪華講師陣によるセミナーを受講した。とても面白く、有意義だった。

で、今日はそのセミナーの記事でも書こうかなと思ったのだが、やめた。

長丁場であっただけに全部は書ききれないし、短くまとめるのは困難であるし、恐らく今後ご本人たちが発表される作品や書物を見たり読んだりするほうが確かだろうし、僕がどう書いても一番大事なエッセンスやニュアンスまでは伝わらない気がしたから。

それで思い出したのだが、昔はこういうセミナーを受講すると決まってレポートを提出させられたものだ。いや、今でも海外研修に行けば会社から必ずレポートの提出を義務づけられる。

でも、どうなんだろう?

レポートは多分あまり読まれないだろうし、レポートを受け取った人の多くは読んでもちゃんと理解しないし、ましてや彼らの血肉とは成り得ないのではないだろうか?

直接受講した者しか得られない何かがあるはずで、それこそがセミナーを受ける者の特権なのである。

社を代表して受講してきたのだから、それをレポートにして社内回覧し、知り得た情報やヒントを社内に共有するのが務めである──などと言えば正論っぽいが、そもそもそんなやり方では何も伝わらないか、伝わった瞬間に消えてしまうかのどちらかである。

会社が社員にレポートの提出を命じるのは、知識の共有のためではない。それは単に社員に対するマウンティング行為なのである。書くほうも読むほうも薄々気づいているはずだが、それは社員を服従させるための儀式でしかないのである。

レポートの提出を命じられたほうも、ともすればレポート書いてそれできれいさっぱり忘れてしまって終わりになってしまう。そんなことになるくらいならレポートは書かないほうが良い。書いても提出しないほうが良い。

セミナーを受講した者の本当の務めは、そこで得た見聞/知識/体験/ヒントを基に、社内に何かを提案し、上司や同僚を巻き込み引きずり回し、何かをおっ始めることなのである。

まとめなんか書いてる場合ではない。セミナーを受けて何か感ずるところがあったのなら、それを即時に行動に移し、人や組織を動かして行くことが使命となるのである。

もちろん、受講したけど全くの時間の無駄だったというようなセミナーもたくさんある。そういう時はテキトーにレポート書いておけば良い。どうせ読む方も(もし読むとしたらの話だが)テキトーなのだ。

そうではなくて、今自分が何かをしなければと思わせるような、新たに行動を起こす動機となるようなセミナーが良いセミナーなのである。そこへ繋がる何かが、そのセミナーで育まれた血肉なのである。

昨日の話は僕の血となり肉となった。今僕は、人を、組織を動かして行きたいという気持ちにはやっている。

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