書けるとき
【1月8日更新】 年が明けてからよく筆が走る。いや、実際には毛筆で書いているわけではなくキーボードを叩いているわけだから、どう言うんだろ? キーが弾む?
年が明けてからホームページ用の原稿を3つ書いた。このブログのことではなく、僕のもうひとつの Web コンテンツである"wise word web"のことだ。
この HP には不定期更新のコーナーがたくさんあるが、唯一定期的に書き重ねているのが「ことばのエッセイ」である。毎月5日ごろと20日ごろに更新している。2001年2月の開設以来このペースを下回ったことは一度もない。
で、原稿は当然ある程度書き貯めてある。大体常に4本、つまり2ヶ月分のストックがあるのが僕のペースである。
1月4日に今年最初の原稿を上げてしまうと、手許には3本のストックしか残っていなかった。それで、まあ、久しぶりになんか書くかな、という気になったわけである。
テーマはどこにでもある。「なんらかの形でことばにまつわるエッセイ」という限定をしても、結構身の周りにテーマはあるものである。ただ、身の周りにあっても気がつかないことも多い。
気がついたときにメモは付けている。PC にテキストファイルで保存している。外出中に思いついたことはその場で Evernote に書き付けている。
で、テーマがあってもなかなか文章という形に書けないこともある。
そんな中、年が明けて、「さあ、書くか」と思ってから短期間に3本の原稿が書けた。すらすらと書けた。
まるで、氷柱にお湯をかけて、中に閉じ込められていた貝殻を取り出すみたいに、いともたやすく書けた。こういうこともある。書けるときはこんなもんだ。
もちろん、これは必ずしも良いものが書けたということではない。ただ、すらすらと書けた。かつてなかったくらい、すらすらと書けた。
今ストックは6本。頭の中にはまだ書きたいテーマや構想があり、すぐにもまだ何本か書けそうな気がする。
書けるときってこんなもんだ。
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