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Monday, January 31, 2011

「浴室乾燥」と「衣類乾燥」

【1月31日特記】 昔の家のお風呂ならいざ知らず、最近の浴室には大抵乾燥機能がついていて大助かりです。

ウチの場合は「換気」「暖房」「浴室乾燥」「衣類乾燥」の4つのボタンがついているんですが、お宅も多分似たり寄ったりですよね?

んで、この「浴室乾燥」と「衣類乾燥」の違いがよく分からない。

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Sunday, January 30, 2011

無題

【1月30日更新】 僕はファッションに関心が高いほうでもファンション感覚が優れているほうでもないが、さりとて着るものに全く興味がなく何を着ていても構わないということはなく、それなりに趣味やこだわりはある。

ひとつ分かりやすい例を挙げると(「なんだ、そんなつまらないこだわりか」と言われそうだが)、ゴルフウェアは着ない。

僕は会社に入ってから無理やりゴルフを始めさせられたが、とうとう好きになれず(それはひとえに上手くなれなかったからなんだろうけれど)とうとうやめてしまった。「坊主憎けりゃ」の喩え通り、それでゴルフウェアまで嫌いになったかというと、別にそういうことでもない。

会社の年中行事であった部の慰安旅行(最近そういうのもめっきり減った)で集合場所に現れたおっさんたちが(シューズを除いて)見事にみんなゴルフウェアなのを見て、「なんじゃこいつら!」と思ったのが最初である。

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Saturday, January 29, 2011

セミナー・レポート

【1月29日特記】 昨日は電通の佐藤尚之(さとなお)さん、博報堂の須田和博さん、ADKインタラクティブ社長の横山隆治さんという超豪華講師陣によるセミナーを受講した。とても面白く、有意義だった。

で、今日はそのセミナーの記事でも書こうかなと思ったのだが、やめた。

長丁場であっただけに全部は書ききれないし、短くまとめるのは困難であるし、恐らく今後ご本人たちが発表される作品や書物を見たり読んだりするほうが確かだろうし、僕がどう書いても一番大事なエッセンスやニュアンスまでは伝わらない気がしたから。

それで思い出したのだが、昔はこういうセミナーを受講すると決まってレポートを提出させられたものだ。いや、今でも海外研修に行けば会社から必ずレポートの提出を義務づけられる。

でも、どうなんだろう?

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Friday, January 28, 2011

座学が好き

【1月28日特記】 この数年、僕は所謂「座学」が楽しくて仕方がない。

会社に入って最初の13年間は営業にいたので、僕は座学とは縁がなかった。もちろん、営業マンもスポンサーの宣伝部長の講演を聴きに行ったりすることもあるが、それは話を聞いて何かを学ぶために行くのではなく、「放送局の担当営業マンもちゃんと聴きに来てますよ」というプレゼンスを示すために行くのである。

会社で座学でもしていようものなら、間髪を入れずに先輩から言われたものである:

なんだ、お前、会社で席に座ってて番組が売れるのか?

そういうこともあって、僕は座学というものを自分から遠ざけるようになった。もっとも、その当時に、その当時の社会情勢なり営業慣習の中で、TVの営業マンに現世的利益をもたらす座学があったのかどうかは定かではないが。

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Wednesday, January 26, 2011

間違った使い方?

【1月26日特記】 ひとつ前の記事に「Facebook では実際に知っている人としか『友達』にならない」と書いたばかりだが、「Facebook ナビ」のページにも、会ったことのない人とむやみに友達になるのは間違った使い方であると書いてあるのに気づいた。

では、僕がそれを知って我が意を得たりと思ったかと言えば、全く逆である。みんなの意志の力で何かを規制しようとするのは間違いだと思うのである。みんなの意志はそんなに同じ方向に働くはずがないのである。

それが仕様であるなら仕方がない。仕様とは例えば、Facebook では友達のリクエストを出してもそれが相手に受け入れられなければ相互に友達にはなれない、というのがそれである。

あるいは twitter で言えば、Mister_A が Ms_B に所謂 mension、つまり先頭に@を付けて名指しした呟きを送った場合、僕が Mister_A と Ms_B の両方をフォローしていなければその粒は読めない、というのが仕様である。

こういう仕様は言わば「企画意図」なり「運用上の哲学」なりを実現したものである。この仕様が嫌なユーザは初めからこのサービスに登録しないか、あるいは脱会するしかないのである。

もしも大勢のユーザから、この仕様はこういう風に変更してほしいという欲求が高まってくれば、サービス側が変更してくるかもしれない。ただ、一旦変更があったらあったで、今度は全員がその新しい仕様に従うしかないのである。それが仕様というものである。

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Monday, January 24, 2011

差別化欲求

【1月24日特記】 Facebook に twitter の全部の粒や更新されたブログの情報を載せている人がいる。

読み手の立場からすれば、これはこれで Facebook だけマークしていれば抜けがないのでありがたいと言えばありがたいが、一方書き手の立場からすればあんまり面白いものではないのではないかな、と僕は思う。

これは究極のところ、統合化に向かうか差別化に向かうかという趣味の問題だと思う。そして、僕はともすれば何かにつけて差別化したがる人間であると思う。

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Sunday, January 23, 2011

映画『ウッドストックがやってくる!』

【1月23日特記】 映画『ウッドストックがやってくる!』を観てきた。監督はアン・リーである。

ウッドストックと言えば伝説のロック・フェスティバルである。だが、僕にとっては逆に伝説でしかない。つまり、生まれてはいたけれど、リアルタイムに見聞きしていないのである。「ミュージック・シーンに登場」する直前の一大イベントだった。

映画館には僕らよりも少し上の世代が溢れていた。テアトル梅田が狭いとか、スクリーンが小さいなどと驚いている人もいたので、普段映画館に足を運ばない層を動員できたということだろう。彼らは同時代の体験をいまだに共有している人たちだ。

で、僕はどうかと言えば、1970年以降、聴くべき音楽が次々と溢れ出して、ウッドストックについてはとうとう振り返って記録映画を観ることもなく今日に至ってしまった。だが、ウッドストックのインパクトが如何に大きかったかは知っている、いや、肌身にしみて知りはしないが伝説として承知している。

これはそのウッドストックの誘致から実施、そして「祭りの後」までを辿った物語である。

誘致と言ってもそんなにカッコいいものではない。客が来なくて潰れかけのモーテルの息子が、他所で決まりかけていたロック・フェスティバルの話が白紙に戻ったと聞いて、土地だけはあるので何とかなるか、と主催者に電話してみたのが始まりである。「多少とも借金返済の足しになれば」程度の発想で、ジャニス・ジョプリンくらいは知っていたけど、まさか50万人の若者が集う歴史的な祭典になるなどとは夢にも思わなかった。

ドラマはこのちょっとひ弱そうなユダヤ人の青年と、頑固で強欲な母親、そして彼女の尻に敷かれっ放しの父親の3人の家族を中心に描かれる。

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Saturday, January 22, 2011

500,000=241.5459×2,070

【1月22日特記】 このブログのアクセスカウンタの数字が 500,000 を突破しました。たまたまこのブログにたどり着いた方には全くもってどうでも良い話なのですが、一応キリの良いところで時々書いているので、今回も少し書いてみます。

2005年の5月24日にこのブログを開設してから2070日目です。1日あたりにすると約240ページビューということになります。

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Friday, January 21, 2011

『数学の秘密の本棚』イアン・スチュアート(書評)

【1月21日特記】 数学書である。と言うより、数学パズル、クイズの宝庫である。帯には「この本棚には、数学のスリルと驚きがいっぱい詰まっている!!」と書いてある。

中学で習うピタゴラスの定理が載っているかと思えば350年かかってやっと証明されたフェルマーの最終定理も載っている。4色あればどんな地図でも塗り分けられるという四色定理や、『博士の愛した数式』でも取り上げられたオイラーの公式に触れているかと思えば、合コンの席でやったら受けそうなパズルや手品まで披露されている。

帯には続けて「どこから読んでも面白い、最高の数学書」と書いてある。しかし、このどこから読んでも面白いというのが、この本の唯一の弱点であるとも言える。つまり、構成がバラバラで少し散漫な印象を受けるということだ。

もちろん、山ほどたくさんの問題を、並べ方を充分考慮した上で掲載しているので、それなりに流れや繋がりはある。しかし、僕はこれらがもっと有機的に絡まって、全体を貫く1つの大きな流れを形成しているような書物が好きなのである。

それは何かと言えば、例えば上述の『博士の愛した数式』のようなある種の数学小説なのかもしれない。

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Thursday, January 20, 2011

1/20サイト更新情報

【1月20日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログのことではなく、併設している私のHPの更新案内です)。

今回も例によってレギュラーで更新している言葉のエッセイと、書評がひとつずつです。

エッセイは中国の故事成語「守株」から広げていった話、書評は仕事上の仲間である山脇くんが出版した Facebook についての本です。

という訳で、今回の更新は以下の通り:

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Wednesday, January 19, 2011

『Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム』山脇伸介(書評)

【1月19日特記】 「在京テレビ局」に勤務する山脇伸介君の初めての著書である。よく知っている人なので忌憚のないところを書くと、「この人こんなにしっかりした人だったっけ?」というのが第一印象である。

「ぶぅぶの中の人」として、普段は思いっきりお茶目な持ち味を前面に押し出している人物である。無論留学してメディア関係の勉強をしていたことも知っているし、話していると結構熱いものを持っている人であることも分かる。しかし、こんなにまっとうな分析と提言に満ち溢れた本を書くとは思わなかった。

これは今はやりの Facebook の解説本などではない。これは人間とメディアの未来を語った本なのである。

もちろん Facebook の入門書として手に取るのにも適当な書物である。それはこの本がまさにマーク・ザッカーバーグが言うところの move fast を実践して、非常にアップトゥデイトな内容を実現しているからである。

Facebook 関係のトピックスについては昨年後半の事例まで漏れなく適切に紹介してくれている。mixi にも2ちゃんねるにも twitter にも触れている。AIDMA → AISAS のマーケティング理論史から始めて、さとなおさんの SIPS 理論まで取り込んでいる。

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Tuesday, January 18, 2011

マスクをする理由

【1月18日特記】 僕らが小さい頃、マスクをしている人は風邪を引いている人と相場は決まっていた。僕も小学校時代は風邪を引いたらマスクをして登校した記憶がある。

ところが、ある時、「風邪の菌やインフルエンザのウィルスはマスクのガーゼの繊維を通り抜けてしまうので、マスクなんかしても意味がない」と言う人が現れた。

それが嘘なのか本当なのか最終的には確かめないままなのだが、ともかく僕はその何とも言えず信憑性の高そうな説に納得してしまい、それっきりマスクなんかほとんどしなくなってしまった。

しかし、何年かの時を経てから、大学の必修科目であった「保健理論」の講義でマスクの別の効用を教わったのである。教官は言った。

マスクをして風邪を他人にうつさないとか他人にうつされないとか、そういうことをあまり考えても仕方がないですよ。マスクはそういうことのためではなく、風邪の治療に使うんです。

風邪の引き始めの時に、駅のキオスクで売ってるような安物のマスクで構いませんから、できればそれを2枚重ねにしてつけるんです。そうすることによって粘膜の保湿と保温ができるんです。

僕はまたこの説の信憑性に一発でやられてしまった。爾来、僕は風邪を引いたかなと思ったら、まずマスクをするようにしている。効果がどの程度あるかは分からない。しかし、保湿と保温が達成されていることは間違いないし、鼻と喉は幾分楽である。

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Monday, January 17, 2011

映画『ソーシャル・ネットワーク』追記

【1月17日追記】 昨日映画『ソーシャル・ネットワーク』を観て記事を書いたと思ったら、タイミングよく今日、ゴールデン・グローブ賞で同作が作品賞、監督賞、脚本賞、作曲賞の4部門を獲ったというニュースが飛び込んできた。

良い映画であるとは思ったが、ふーん、アメリカではそこまで高い評価を得ていたのかとちょっと驚いた。この作品が「正当に」評価されるところが如何にもアメリカらしい気がする。日本ではそこまでの評価は得られないだろう。

twitter 上のことだからジョークのつもりで書いたのだろうけれど、日本では「この映画は、友だちが少ない奴が友だち同士を結びつけるサービスを開設したら結局もっと友だちを失いましたと、いう話である」などという言説も見られた。

もちろんユーモアのつもりで書いているのだろう。しかし、こういう見方って非常に日本っぽい感じがする。アメリカでは、一方で「飛んでもない奴だ」と言いながら、他方でもっと好意を以て迎えている面があるのではないかという気がしてならない。

いや、根拠はない。僕が勝手にそんな気がしているだけなのかもしれない。むしろ上記の悪口はアメリカ人こそが言いそうなジョークなのかもしれない。しかし、その真偽を証明する方法がないので、ここではこの僕の直感があながち外れたものではないという前提でもう少し論を進めさせてほしい。

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Sunday, January 16, 2011

映画『ソーシャル・ネットワーク』

【1月16日特記】 映画『ソーシャル・ネットワーク』を観てきた。

映画そのものに対してと言うよりも、扱われている題材に興味を覚えて。つまり、多少ともインターネットに関係した仕事をしている人間として、これは是非とも観ておきたいな、と。

今やネットの世界ではフェイスブックのマーク・ザッカーバーグと言えば、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンらと同じくらいのビッグ・ネームである。

この映画はそのザッカーバーグ(と言うまだ20代の若者)の伝記と言うか伝承である。

ただし、よくある、対象となる人物を讃える伝記ではない。と言うか、描かれているのはかなり無茶苦茶な人物である。思い込みが激しく、思いついたら周りの都合はお構いなしに即実行せずにいられない。

自信家で傲慢、と言うよりもひとことで言って「子供」。その結果2つの訴訟を抱えることになる。しかし、その宣誓供述の場でも全く懲りていない。

これではまるで発達障害ではないか、と思っていたら、案の定パンフに「マークがアスペルガー症候群のボーダーラインにいること(中略)はよく語られる」との記述がある。新しいことを始める奴って、往々にしてそういうタイプが多いのかもしれない。

しかし、当のザッカーバーグはこの映画を確か「ナントカ以外は全部でたらめ」みたいに評していて(僕はネット上で読んだのだが、ナントカが何であったか忘れてしまった)、全然相手にしていないことも忘れてはいけない。原作本も、本人に拒否されて、一度もザッカーバーグ自身にインタビューできていないのである。

それにしても、訴訟社会のアメリカでよくもまあこんな実名のストーリーを描けたもんだと驚くのだが、逆に言えば、原則実名登録であるフェイスブック同様、アメリカが実名社会として成熟している証なのかもしれない。

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Saturday, January 15, 2011

今日の BGM#53

【1月15日特記】 今年初めての「今日の BGM」。このシリーズが何なのかはまた切りの良いところで説明するとして、とりあえず例によって今日も2回分。

  1. 光の射す方へ(Mr. Children)
  2. 皆笑った(Pizzicato Five)
  3. 一寸とそこまで(あがた森魚)
  4. 恋ほど素敵なショーはない(岩崎良美)
  5. 宇宙戦艦ヤマト(ささきいさお)
  6. あの人に逢ったら(西田佐知子)
  7. ちょっと Fallin' Love(渡辺美奈代)
  8. 桜ロック(CHERRYBLOSSOM)

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Thursday, January 13, 2011

発表:2010キネマ旬報日本映画ベストテン

【1月13日特記】 発表されましたね、2010キネマ旬報ベストテン。

僕のブログ恒例の「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい映画10本」の記事には、「今年は僕の思い入れはかなり空回りしそうな予感がある」と書いたのですが、逆に昨年は非常にレベルの高い年だったので、「え、こんなものが選ばれるのか!?」と憤るようなこともないだろうと思ってました。

さて、昨夜発表された日本映画のベストテンは下記の通りです。例年通り僕の記事とのつき合せをして行きたいと思います。

  1. 悪人
  2. 告白
  3. ヘヴンズ ストーリー
  4. 十三人の刺客
  5. 川の底からこんにちは
  6. キャタピラー
  7. 必死剣鳥刺し
  8. ヒーローショー
  9. 海炭市叙景
  10. ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う

(次点)武士の家計簿

なんと僕が観たものは10本中5本しかありません(次点の『武士の家計簿』を含めると11本中6本)。

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Wednesday, January 12, 2011

映画『キック・アス』

【1月12日特記】 映画『キック・アス』を観てきた。

この映画、関西ではテアトル梅田わずか1館の公開ながら、朝から行列ができるぐらい入っている(関東も多分似たような状況だったと思う)。当たっているものには何か理由があるのである。

スーパーヒーローものである。そして、コメディである。始まったらともかくテンポ速い速い! このテンポが生命とも言える。

勉強もスポーツも、別段何の取り柄もないヒーロー物オタクの高校生デイヴが、単にヒーローに対する憧れだけから、通販で買った緑のコスチュームに着替えてインチキ・ヒーローに変身する話である。ちなみに、このデイヴを演じたのは『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』でジョン・レノンを演じたアーロン・ジョンソンである。

もし日本人が考えた設定なら、もう少し弱さを強調するだろう。気が弱くてへっぴり腰で、本当ならコテンパンにやっつけられるところが、いろんな偶然が重なってやっつけてしまう、みたいな。そして、後半では何か不思議な力が乗り移るか何かして、本物のヒーローになる、みたいな。

例えば、ゼブラーマンなんてそんな話ではないか。

そして、前半でもっとボコボコにやられるだろう。だって、単なるオタクで特別運動神経に優れたわけでも、筋肉だけは鍛えてあったわけでもないのだから。

ところが、デイヴが変身したヒーローは、キック・アスなんてふざけた名前の割には、最後にはやられはするものの途中結構反撃もしている。素手の相手に道具を持って立ち向かったりしてはいるものの、確実に相手に何発か打撃を与えている。ひるまない。

そこが不思議なところである。これが日本のヒーロー物コメディなら怖がって逃げ回るところである。いくら(なんでそうなったかはここでは書かないが)骨を金属で補強して痛みをあまり感じない身体になっているとは言え、自信もないくせにどうしてあんなに立ち向かって行けるのか不思議で仕方がない。

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Tuesday, January 11, 2011

音楽プレーヤでどれかの曲がリピートされる可能性

【1月11日特記】 何度か書いているように、僕は SONY の携帯音楽プレーヤに戦後の日本の POPS(あんまり POP = popular でなかった、つまり、流行らなかったものも含む)を多数取り込んでランダムに聴いている。今日現在の収録数は 1,524曲である。

で、聴いていると、「あれ、この曲はこないだ聴いたばかりなのに」ということが時々ある。

それで、確率的には一体何曲に1回の割合で一度かかった曲がまたかかるのだろう、と思っていたら、ちょうど今読んでいる『数学の秘密の本棚』(イアン・スチュアート著)という本に答えが載っていた。

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Monday, January 10, 2011

WOWOW スペシャルドラマ「堤幸彦×佐野元春『コヨーテ、海へ』」

【1月10日特記】 1月3日に WOWOW で放送したスペシャルドラマ「堤幸彦×佐野元春『コヨーテ、海へ』」を録画しておいた。そしてそれを今日観た。

堤幸彦監督は元々佐野元春のファンで、そのことをブログに書いたことから佐野元春との交流が始まったらしい。そう言えば TBS『SPEC』の最終回の回想シーンにも佐野元春は出ていた。戸田恵梨香の父親役だった。今回のこのドラマにも病院の医師役で出演している。

そして、バックグラウンドには、(何曲か米国のヒット曲も挿入されるが)ほぼ全編に亙って佐野元春の歌が流れている。そう、これは堤幸彦が佐野元春のアルバム『COYOTE』に触発されて書いた物語なのである(脚本は似内千晶との共同)。

2人の男が旅するダブル・ロードムービーである。ひとりは北村(佐野史郎)、もうひとりはハル(林遣都)。北村には20歳の息子がいる。ハルには突然自分を捨ててどっかへ行ってしまった父親がいる。

北村は地球の裏側のブラジルの、とても辺鄙な岬の突堤を目指す。現地の人に訊いても「行ったことはないけど、何もないところですよ」と言われるような場所である。彼が何故そんなとんでもないところを旅の最終目的地に選んだのかは、ドラマの終盤まで却々明らかにされない。

ハルのほうの旅は、いなくなった父親の荷物をひっくり返していたら、NYの写真(父親と誰かが写っている)と、レコードやギターなど自分が聞いたこともない父親像を語るものが出てきて、それに惹かれ、それを手がかりにNYを訪れる。

2人の旅は最後まで交差しない。ブラジルとNYであるから当然である。しかし、微妙にシンクロする。

2人とも期せずして現地でガイド役の現地人と知り合う。ブラジルのほうはプロの旅行ガイド(飯塚清秀マルコス)、NYのほうは24歳の学生でバレリーナでガイドで詩人のデイジー(長渕文音)。

ハルはデイジーの導きでNYとビートニクスを巡る旅を始める。

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Sunday, January 09, 2011

映画『アブラクサスの祭』

【1月9日特記】 映画『アブラクサスの祭』を観てきた。

僕は大体監督で映画を選んでいるが、今回はそうではない。単に予告編に惹かれたのだ。

予備知識は全くなかった。玄侑宗久なんて、名前だけは知っていたけど、読んだこともない。スネオヘアーのファンでもない(1曲だけ持ってるけど)。

ただ予告編に惹かれたのである。

後から調べると、監督の加藤直輝は東京藝大大学院映像研究科監督領域の1期生で、黒沢清や北野武の教えを受けたと言う。

なるほど、そう言われればそういう匂いがする。黒沢清や北野武よりはずっと明るくて素直な感じはするが、小細工しない感じが似ている気がする。そう、下手な細工のない良い映画だった。

舞台は東北のどこか。一番近い都会が郡山という立地の小さな街である。昔ロック・ミュージシャンだった鬱病治療中の僧侶がそこでもう一度ライブをやる──それだけの話である。

あまりにも(日本語で言うところの)ナイーヴで、純粋であるがゆえに不器用で、僧侶のお勤めはおろか生きて行くことにさえ困難を覚える浄念和尚に扮しているのは歌手のスネオヘアー(=渡辺健二によるひとりプロジェクト名)である。

これが演技初体験かと思いきや何本かの映画に出た経験があるようだ。

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Saturday, January 08, 2011

書けるとき

【1月8日更新】 年が明けてからよく筆が走る。いや、実際には毛筆で書いているわけではなくキーボードを叩いているわけだから、どう言うんだろ? キーが弾む?

年が明けてからホームページ用の原稿を3つ書いた。このブログのことではなく、僕のもうひとつの Web コンテンツである"wise word web"のことだ。

この HP には不定期更新のコーナーがたくさんあるが、唯一定期的に書き重ねているのが「ことばのエッセイ」である。毎月5日ごろと20日ごろに更新している。2001年2月の開設以来このペースを下回ったことは一度もない。

で、原稿は当然ある程度書き貯めてある。大体常に4本、つまり2ヶ月分のストックがあるのが僕のペースである。

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Thursday, January 06, 2011

シネセゾン渋谷の閉館に寄せて

【1月6日特記】 今度はシネセゾン渋谷である。このあいだ恵比寿ガーデンシネマが閉じると発表されたばかりなのに。

シネセゾン渋谷という映画館そのものに対しては、僕はそれほど思い入れはない。調べてみたら1回しか行ったことがないくらいだから。2005年7月24日、山下敦弘監督の『リンダ リンダ リンダ』だった。残念ながらどんな映画館だったか何も憶えていない。

渋谷で言えば、僕にとって想い出深いのはユーロスペースかな。

恵比寿ガーデンシネマのほうは、「あ、あんなところに映画館ができた。一度行ってみなければ」と思って行ったのでそれなりの記憶はある。しかし、ここも1回観ただけで閉館になってしまった。2006年2月5日、堀江慶監督の『ベロニカは死ぬことにした』だった。その年の夏には僕は転勤で再び関西に戻っている。

だが、ここで言いたいのはそれぞれ個別の映画館に対する郷愁ではない。

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Wednesday, January 05, 2011

1/5サイト更新情報

【1月5日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログのことではなく、併設している私のHPの更新案内です)。

と言っても、今回はいつものことばのエッセイ1編だけです。音楽のエッセイとか名前の読み物とか、一応更新を予定して原稿を書き始めたりしているものもあるのですが、これが却々進みません。今回は冬休みに読書があまり捗らなかったので書評もありません。

唯一書いたことばのエッセイは、あまりそういうのは好きではないのですが、一応年頭らしさも少しはある内容にしてみました。

という訳で、今回の更新は以下の通り:

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Sunday, January 02, 2011

Oh, yes, wait a minute, Mr WeightMan!

【1月2日特記】 iPhone アプリには体重を記録するものがいくつかあります。会社の同僚が使っているのを見て「いいなあ」と思い、僕も昨年の11月に同じものをインストールしてみました。

WeightMan という名前のアプリで、機能を絞った大変シンプルな代物です。

で、その日から体重を記録し始めて気づいたことがあります。

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Saturday, January 01, 2011

お正月のフジフィルム

【1月1日特記】 あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございますと言えば、最近は幾分緩和されたようですが、昔はテレビのコマーシャルでこの「おめでとう」を言うことが固く禁じられていました。実際そういうCMが搬入されてから改稿を要求して差し替えたことも何度かありました。

スポンサー側にしてみれば、テレビのお正月番組では番組が入れ替わるたびに「おめでとうございます」を連呼しているくせに、なんでスポンサーには認めないんだ、と納得しない向きもあるでしょうが、これは少し考えていただければある程度ご理解いただけると思います。

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