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Thursday, December 02, 2010

【12月2日特記】 僕はおんなじ人におんなじことを何遍も話す年寄りになるかもしれない──そんな予感がある。いや、もう既になり始めてるのかもしれない。

そう思うのは、話しながら「ああ、ひょっとしたら前にこの人にこの話したかもしれんなあ」という自覚があるからではない。

そうではなくて、誰かに話す以前の問題として、なんか僕の頭の中で、「この話題の時はこの逸話」みたいな整理がついてしまっている感が我ながらあるからである。

昔の上司はキツかった、という話題の時はあの話。人の記憶なんていい加減なもんだ、というテーマならこのエピソード。何ごとも続けてやってるといろんなことが解ってくる、みたいな流れならあの事件かこの事例を。──という風に、記憶の中の出来事にいろんなタグがついて整理されている。

いや、整理できているかできていないかというのともちょっと違うな。むしろ、ネタとしてパタナライズされているとか、番組として完成していると言ったほうが良いかもしれない。

だから、「この話をこの人に一回した」という記憶は全くない(そういうことはすぐに忘れてしまう)のに、「あ、こういう展開で以前にもこの逸話を持ち出している可能性は高いな」と思うのである。その「以前」の時にも同じ人が同席してたとしたら、その人にとっては間違いなく聞くのは2回目ということになる。

何遍も同じ話を聞かせて申し訳ない。ただ、まあ、僕の頭の中では、その話は言わば「往年の名作」みたいになっている訳だ。僕自身にとっては何度でも楽しめる番組であるということだ。

再放送だと思って黙って聞いてもらうか、聞いている顔で心の扉を閉ざしておいていただければ大変ありがたい(笑)

僕にも漸く、年寄りが何故同じ話を繰り返すのかが解ってきたような気がする。

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