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Thursday, December 30, 2010

2010年度日本インターネット映画大賞(日本映画部門)投票

【12月30日特記】 12/23 付けの記事とコメント欄を見ていただければ分かるのだが、今年も無事に(笑)『日本インターネット映画大賞』投票のお誘いをいただいたので投票することにした。

前の記事にも書いたが、ものすごく信頼している賞という訳でもないのだが、ブロガーが専用ブログへのトラックバックで投票するという成り立ち方や、実際に選ばれてくる作品の微妙な色合いが、僕はそこそこ気に入っているのである。

さて、投票/採点の仕方はこう定められている。

[作品賞投票ルール(抄)] 

選出作品は5本以上10本まで
持ち点合計は30点
1作品に投票できる最大は10点まで

で、たまたま恒例の「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい映画10本」を昨日選んだばかりなので、今回はかなり頭の整理はついている。今年はこのようにしてみた。

《日本映画用投票フォーマット》

【作品賞】(5本以上10本まで)

  • 『パーマネント野ばら』 5点
  • 『春との旅』 5点
  • 『悪人』 4点
  • 『さんかく』 3点
  • 『ちょんまげぷりん』 3点
  • 『十三人の刺客』 2点
  • 『武士の家計簿』 2点
  • 『川の底からこんちには』 2点
  • 『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』 2点
  • 『ばかもの』 2点

【監督賞】 

  • 中村義洋 (『ちょんまげぷりん』、『ゴールデンスランバー』)

【主演男優賞】

  • 仲代達矢 (『春との旅』)

【主演女優賞】

  • 満島ひかり (『川の底からこんちには』、『カケラ』)

【助演男優賞】

  • 窪塚洋介 (『東京島』、『行きずりの街』)

【助演女優賞】

  • 小池栄子 (『パーマネント野ばら』、『乱暴と待機』、『人間失格』)

【ニューフェイスブレイク賞】

  • 後藤淳平(ジャルジャル) (『ヒーローショー』)

【音楽賞】

  • 『アウトレイジ』 (鈴木慶一)

----------------------------------------------------------------
この内容(以上の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。

少し補足・解説してみる。

【監督賞】 は『春との旅』の小林政広や『悪人』の李相日、あるいは『告白』の中島哲也などの名前も浮かんだのだが、中村義洋の2作品の合わせ技一本勝ちで良いのではないかなと思った次第である。

【主演男優賞】は、まあ、この映画を観てしまうと、他の人は選べなくなってしまう。『座頭市 THE LAST』の助演も凄まじかった。

ついでに【主演女優賞】も同じ『春との旅』の徳永えりで良いのではないかとも思ったが、これを「主演」とするべきなのか「助演」とするべきなのか少し迷ってしまい、結局同じ映画にたくさん投票するのも避けたかったので外してしまった。今回は『悪人』の助演も光ってた、今をときめく満島ひかりで順当だろう。

【助演男優賞】はあまり思いつく人がなくて少し考えた。言ってみれば、ここのところどの映画も「同じ色」ではあるのだが、窪塚洋介の“怪演”に1票入れてみた。

【助演女優賞】はこの3作品で文句なく小池栄子。薬師丸ひろ子も考えたが『ハナミズキ』以外にもう1本あったら(『今度は愛妻家』は「主演」だろうから)という感じ。

【ニューフェイスブレイク賞】は、まあ、そもそも漫才師なので映画界での今後の「ブレイク」があるのかどうかは知らないが、演技未経験ながら『ヒーローショー』で圧倒的な存在感を示したジャルジャルの後藤淳平に入れてみた。

【音楽賞】は、僕が単に MOONRIDERS 結成以来のファンだからということではない。本当にこの2つの映画[下記追記参照]の中で、例によって全然タイプの違う音楽が、見事に画にマッチして効果を発揮していたと思った。

それから、今年も「期待はずれだった作品、退屈した作品」等を選ぶ【ブラックラズベリー賞】には投票しなかった。わざわざマイナス評価を喧伝することもないだろう。それから【勝手に○×賞】も、何も思いつかなかったのでパスした。

投票は 1/20(木)まで。最終発表は 2/16(水)だが、今回はどこかのタイミングで多分 twitter で最初の速報が呟かれるだろう。楽しみにしている。


【1月1日追記】

事務局から音楽賞についての投票方法の誤りを指摘されました(下記コメント欄参照)ので、当初は「鈴木慶一 (『アウトレイジ』、『ゲゲゲの女房』)」という表記になっていたものを、鈴木慶一という個人名から『アウトレイジ』という映画名に変更しました。

『ゲゲゲの女房』も良かったですが、あの『アウトレイジ』の胸騒ぎを起こさせるパーカッシヴなサウンドが印象的だったのでこちらを残しました。

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Comments

いつも日本インターネット映画大賞をご支援いただきありがとうございます。
本年度もさっそくの投票ありがとうございました。
ただし音楽賞に鈴木慶一さんを推されていますが、この賞は作品名を1つ挙げていただくことになっております。
つきましてはこの賞については変更していただくようお願い申し上げます。

Posted by: 日本インターネット映画大賞 | Saturday, January 01, 2011 11:57

> 日本インターネット映画大賞さま
ご指摘ありがとうございました。大変失礼いたしました。上記のとおり訂正いたしました。

Posted by: yama_eigh | Saturday, January 01, 2011 16:36

いつもお世話になっております。
さっそくのご対応ありがとうございました。これで集計させていただきます。

Posted by: 日本インターネット映画大賞 | Sunday, January 02, 2011 06:41

日本インターネット映画大賞のご投票ありがとうございました。
集計結果がすべて揃いましたので、正式発表いたします。
作品賞ならびに各賞全ランキングは、当サイトをご覧ください。

Posted by: 日本インターネット映画大賞 | Sunday, February 13, 2011 12:59

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