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Sunday, November 14, 2010

映画『SP 野望篇』

【11月14日特記】 映画『SP 野望篇』を観てきた。

2007年11月からフジテレビで連続ドラマとして放送された時、僕は初回からかなり熱中して観ていた。しかし、最終回までちゃんと見通したのかどうか定かな記憶がない。ま、どちらにしても僕の場合は、たとえ観ていてもきれいさっぱり忘れてしまう(そして、何かヒントを与えられても思い出さない)ので大差はない。

今回は事前にある人から「テレビドラマのほうは、堤真一演ずる尾形が、えっ、悪者だったのか!というシーンで終わった」と教えてもらった。観たような気もするし観てないような気もするが、どちらにしても憶えてはいない。が、憶えていなくてもこの『野望篇』を観る上でさしたる支障はない。

原案・脚本の金城一紀が用意した周到なストーリーは背後にあるにはあるのだが、とりあえず前面で展開されるのは襲う側と護る側の、ともに超人的な肉体の駆け引きである。もうそれだけで充分楽しめる。

ともかく冒頭からノンストップのアクションだ。六本木ヒルズのイベント会場で国土交通大臣が襲われそうになり、その警護に当たっていたSP 井上(岡田准一)が犯人(丸山智己)を追って走る走る、飛び越す飛び降りる、殴る蹴る、倒れる転がる、躱す掴みかかる、物が壊れる爆発する──20分間息をもつかせない。

もう、面白いの何の! ものすごい緊張感の連続!

カメラが派手に動く。格闘シーンだけではなく、人と人とがただ会って話をしているだけのシーンでもカメラは動く動く! ひとときもじっとしていない。そして、その動きが何とも言えない不吉な緊張感を醸し出している。ハリウッドで手がけたという VFX も全く違和感なく臨場感たっぷりである。

登場人物の個性も見事に際立っている。例の「脅威の存在とシンクロしてしまう」という特異性を持った井上の悩み多き表情と、対照的に迷いのないバイオレンス。男っぽい語り口と男に負けない身体能力を発揮する笹本(真木よう子)。

何と言ってもこの企画の卓越性は、それまでアクション俳優という売り方はしていなかった岡田准一と真木よう子に、ここまで高度なアクションを身につけさせ披露させたということだろう。昔の千葉真一や志穂美悦子みたいな筋肉隆々たるタレントがやるのではない。細身の岡田と真木がやるからこそこれだけ強い印象が残るのである。

そして、その他の警護課第四係のメンバー・山本(松尾諭)と石田(神尾佑)もテレビドラマの時にはこれほどの自己主張はなかったのではないかと思うほど際立っているし、テレビ画面ではあまり見られなかった激しいアクションも披瀝している。次々と現れる殺し屋たちに関しても、その肉体の動きも、そして与えるイメージも、皆一様に見事である。

この映画では全てのアクション設定に岡田准一が関与したと言う。そして、この映画のためにトレーニングを積んだ岡田はいつの間にか2つの武術「カリ」と「ジークンドー」の師範になったと言う。そして、全ての岡田のアクション・シーンはスタントなしである。いやいや、気合の入り方が違う。

映画は井上らの上司・尾形(堤真一)や政治家の伊達(香川照之)が何を企んでいるのか、謎を残したまま終わる。次は『革命篇』だ。いやあ、堪能した。次も絶対見るぞ。

ところで、パンフで確認したところ、僕は多分テレビの第4話までしか観ていないように思う。ほんとにそうかどうかあまり自信はないけど。

まあ、でも、観ていなくても楽しめることだけは確かである。

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