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Sunday, October 31, 2010

ドラマW『なぜ君は絶望と闘えたのか』

【10月31日特記】 録画しておいたドラマW『なぜ君は絶望と闘えたのか』前後編を観た。

ドラマWと言えば2時間枠の単発ものというのが決まりであったのに、近年 WOWOW は30分枠の連続ものや今回のような2時間×2の前後編など、いろんな形に広げつつあるのだが、僕としては本当はやめてほしい。2時間単発ものというのが僕の生活リズムの中で一番見やすい形だから。

今回も、だから、見始めるまでに覚悟が要ったし、見始めてからも少ししんどかった。

なにしろテーマが重いのでドラマも重くなる。

1999年に光市母子殺害事件というのがあった。18歳の少年が見ず知らずの家庭を訪れ、その家の若い妻と幼い子供を殺した事件だ。例によって僕はほとんど忘れていたが、妻ははっきり覚えていた。

そして、この事件を追ったルポルタージュとして門田隆将による『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』という著作があったらしい。これはその本を原作としたフィクションである。さすがに僕も観ているうちに少し思い出してきた。随分世間を騒がせた事件であり公判であった。

現実の事件に対する子細な記憶がないのではっきりは言えないが、現実の事件、およびそのルポルタージュを、どこまでも事実の忠実に描こうとしたものではなく、固有名詞はもとより設定などもある程度変えてあるようだ。

ドラマは妻子の命を奪われた町田道彦(眞島秀和)と、彼を支援しながら事件と裁判を追い続ける週刊誌記者・北川慎一(江口洋介)の交流と、裁判そのものの進行をメインに進められる。

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Saturday, October 30, 2010

小中監督からのメール

【10月30日特記】 小中和哉監督からメールをいただきました。

僕がブログに『七瀬ふたたび』の記事を書いたのを、共通の知人が小中監督に「告げ口」(笑)したのが発端でした。

共通の知人というのは僕の会社の先輩で、ウチの会社がウルトラマンシリーズを発局として制作・放送していた時代のプロデューサのM氏のことです。

で、そのM氏からのメールを受けて小中監督が僕のブログを読んでくださって、かなり好き勝手に偉そうにテキトーなこと書いているにも拘わらず、最後まで読んでいただいたばかりか、割と気に入ってもらえたらしいのです。

そのことをM氏からのメールで知り、とても光栄に思いました。

そして、その後、監督は僕のブログの他の記事も読んでいただいて、どこに興味をお持ちいただいたのは定かではありませんが、ともかくM氏から僕のアドレスを聞いて直メールを送ってくださったのでした。

これぞ望外の喜び!というやつです。

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Friday, October 29, 2010

ad:tech tokyo 回覧実記

【10月29日特記】 ad:tech tokyo に行ってきた。

CEATEC や InterBEE、IMC Tokyo など、新しい機器や技術の展示会には毎年顔を出しているが、その対岸で広告の業界の人たちがこんな催しをしているとは実は去年まで知らなかった。今年初めて顔を出してみた。

とても刺激がある。そう、新知識の吸収とか仕事上のヒントとか言う前に、浴びせられるような刺激がある。

本当は放送局の中でも広告やデジタル技術とは最も遠いところにいる制作マンや報道マン、あるいは広告の仕事の一翼を担ってはいるが凡そ tech 的なものからは取り残されてしまった営業マンなどが観に行ったほうが良いに決まっているのだが、仕方がない。彼らは仕事に追われて余裕がないのだ。

僕らが間を取り持って繋いで行くしかないのである。

このイベントでのいろんな展示やキーノート、カンファレンスなどについての具体的な評価や感想については今回ここには書かないが、いろんなことを見聞きし、いろんなことを感じた。

断片的なことをひとつだけ書いておくと、今回3つ聴講したカンファレンスの中で一番面白かった『新たなるコンテンツ・プラットフォームは我々の未来を変えるか』の中で田端信太郎氏が例に挙げた HERMES の話がその後も妙に印象に残っていろんなことを考えてしまった。

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Wednesday, October 27, 2010

コートと知恵とこだわり

【10月27日特記】 このブログにももう何回も書いている話だが、僕は長らく12月になるまではコートを着用しない主義を貫いてきた。大体は毎年11月最終週の辛さでその年の冬の寒さを占うことになるのである。

それが年齢とともにだんだん辛くなってきて、近年は少し原則を曲げつつある。

で、今年はと言うと、これまた今年の特殊事情なのだが、暑さがいつまでも続いて「10月なのにまだ半袖かよ」と言ってたのに突然木枯らし1号が吹いたりする。台風と冬が一緒に来て、「一体今年の秋はどこへ行った?」という感じである。

で、明日からの出張にコートを着て行こうかと思っている。まだ11月にもなっていないのに。去年までなら考えられなかった事態である。

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Monday, October 25, 2010

SONYさん、ちょっと!

【10月25日追々記】 謎がひとつ解けた。

いや、確かに前からCドライブの容量が少しきつくなってきたなあという思いはあったのである。でも、木曜日に見たら1GBほどしか空いてなくて、「いつの間にこんなことに!」と焦ったのである。
そして、それが一昨日の記事のハードディスク交換へと繋がった。

しかし、それにしてもこんなに逼迫してたかなあ、という思いはあったのである。そのからくりが、今日PCを触っていて初めて分かった──犯人は SONY のXアプリだったのだ。

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Sunday, October 24, 2010

外付けハードディスクの誕生

Hdcase

【10月24日追記】 これは何か?

右は大きさの比較のために置いた iPhone である。左は何か?

2.5インチのハードディスクのカバーである。こんなに小さい。と言うか、ハードディスクってこんなに小さいのである。

2.5インチと言うからには直径 2.5インチ、つまり直径 6.3cm くらいのディスクが回っているわけで、その筐体はそれより少しだけ大きくて、そのカバーはそれよりもう少しだけ大きい、と理屈では判っていても、実際手にすると、「ほほう、こんなに小さいのか」という気がする。

ちなみに、ノートパソコン用にはこの 2.5インチが、デスクトップならこれより1インチ大きい 3.5インチの HD が通常使われている。

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Saturday, October 23, 2010

ハードディスクの切り直しとハードディスクの交換

【10月23日特記】 ハードディスクの交換をした。

Cドライブが少し窮屈になってきたかな、という意識はあったのである。しかし、木曜日の夜にふと見たら 1GB ほどしか空いてないではないか。これには少し焦った。

生まれて初めて買ったパソコンは確かハードディスクの容量が 520MB で、あの頃は1ギガバイトなんて一体どこの誰が何のためにどうやって使うのだろう?と思っていたが、今の時代はそうは行かない。

僕は別に次から次へと新しいアプリを入れているわけではないし、どんどん動画を溜め込んでいるわけでもない(そもそも自分のデータファイルはCではなくてDドライブに収納しているし…)。

もし僕自身が最近溜め込んだものがあるとすれば、それは iPhone を買って以来インストールして、少しずついろんなアプリや曲を落としてきた iTunes 関係のものくらいだろう。しかし、それがそんなにすごい量だとは思わない。

それでもCドライブが食われて行くのは、OSやアプリが勝手に溜め込んだログファイルやキャッシュ、そしてアップデートのたびに肥大化して行くOSやアプリそのもののためである。

現にパソコンの電源を入れ直すたびにCドライブの空き容量は減って行く。金曜日の夜に起動した直後はついに1ギガを切って 900MB ほどしか空いていなかった。3桁メガしか空いてないとなると、これは下手すると Windows Update だけでパンクしてしまう恐れがある。

最初にやったのは使っていないアプリをアンインストールすること。これは実は「Cドライブが少し窮屈になってきたかな」と思い始めた頃から少しずつやっていて、この木曜日にも必死になってアンインストールしまくった。しかし、もう使っていないアプリがない。あったとしても消してもほとんど影響のないくらい小さい容量のアプリである。

当然Cドライブのプロパティの「全般」タブから「ディスクのクリーンナップ」も実施してシステムログやらなんやら消せるものは全部消してみた。しかし、これも以前からやっていることなので、もう完全に焼け石に水である。

この時点で、こりゃハードディスク交換しかないだろうと覚悟して、金曜日にヨドバシに寄って内蔵用ハードディスクを買ってきた。

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Friday, October 22, 2010

『勝手にふるえてろ』綿矢りさ(書評)

【10月22日特記】 6年前に初めて読んだとき、おっそろしく文章の書ける作家だと思った。

もちろん「おそろしく文章が書けるわけではない作家」なんて、そもそもその時点で形容矛盾なのだけれど…。しかし、現実にあまり文章が巧いとは言いがたい作家も確かにいて、そういう作家がいることも、そして、そういう作家を好んで読む読者がいることも、それはまあそんなもんで仕方がないとは思うのだが、しかし、そういう作家に文学賞を与えてしまうのは如何なものか、と思っているまさにそういう時に綿矢りさは現れて、そのおっそろしく書けた小説『蹴りたい背中』で芥川賞を受賞したのであった。

1ページ目の1行目から練りに練った文章で勝負をかけてくる作家で、『蹴りたい背中』の時は「さびしさは鳴る」という暗喩を書き出しに持ってきた。今回も「とどきますか、とどきません」という一見何の変哲もない、しかし、その先を読めばやはり意外に深い比喩であることが判る表現を冒頭に据えてきた。こういう凝った文章を重ねて、積極的に読者の感性に攻め込んで来る作家なのである。

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Wednesday, October 20, 2010

10/20サイト更新情報

【10月20日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログのことではなく、併設している私のHPの更新案内です)。

今回は従来のペースに戻り、書評と、レギュラーで更新している言葉のエッセイの新作がひとつずつです。

書評はマイケル・サンデル教授のベストセラーを取り上げたもの。エッセイは、ふと入ったレストランと映画館で感じたことをネタにしたものです。

という訳で今回の更新は下記の通り。

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Tuesday, October 19, 2010

走らない

【10月19日更新】 朝の通勤列車でよく一緒になるおっさんがいる。前に書いた「ヤニ男」である。

彼は乗換駅で次の電車に乗るために、と言うか、次の電車で座るために、ドアが開いた瞬間からホームを走る。僕は走らない。

結局、彼と僕は同じ電車の同じ車両に乗っている。ただし、彼は座っていて、僕は吊り革につかまっている。

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Monday, October 18, 2010

The bedside dock

【10月18日特記】 自宅のベッドサイドに置いてあったコンポを処分した。そもそもはリビングルームにあった代物だ。

単身赴任からミニコンポ付きで帰ってきたときに、そのミニコンポがリビング用に昇格することになり、かと言って、古いとは言え壊れているわけではないコンポが寝室に回ることになったのである。

ただし、枕許に置くにはやっぱりデカ過ぎたので、スピーカと本体の一部を処分して、チューナ/アンプとCDプレイヤだけを残し、小さなスピーカに繋ぎ変えて置いていたのである。

しかし、それでもまだ嵩張るし、古い故に使い勝手が悪いところも多く、結局処分することにした。

そして、その代わりにそこに居座ったのが、新たに購入した Network Walkman 用のドックである。

ドックというくらいだから船渠である。そう、Network Walkman が停泊する波止場なのである。

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Sunday, October 17, 2010

映画『死刑台のエレベーター』

【10月17日特記】 映画『死刑台のエレベーター』を観てきた。

1950年代に作られた外国映画、しかも、ものすごく有名な作品(「ヌーヴェルヴァーグの鬼才」ルイ・マル監督の「鮮烈なデビュー作にして最高傑作」、マイルス・デイヴィスが即興で作った音楽も有名)のリメイクである。

オリジナルではモーリス・ロネとジャンヌ・モローが演じた役を、ここでは阿部寛と吉瀬美智子が演じている。阿部が吉瀬と共謀して、大企業の会長であり吉瀬の夫である津川雅彦を殺すのだが、現場から逃げる途中でエレベータに閉じ込められてしまうというストーリーだ。

僕はオリジナル版は観ていない。映画に限ってはあまり「古典」に興味が湧かないので。だから、この映画は緒方明監督でなければ決して観なかったと思う。結果は観て大正解だった。

緒方明監督という人はやっぱりすごい人だと思う。『独立少年合唱団』、『いつか読書する日』、『のんちゃんのり弁』、そしてこの『死刑台のエレベーター』と長編デビュー以来の4作を並べてみると、その多才ぶりが判ると思う。

僕は『独立少年合唱団』は見逃したのだが、『いつか読書する日』で完全にノックアウトを食らった。設定も台詞も映像も圧倒的だった。そして、この映画は2005年のキネ旬ベストテンの第3位にランクされた。僕も「まともな人ならこれをベストテンに投票しないなんてことはないだろう」と思った。

しかし、それに続く『のんちゃんのり弁』が2009年の第11位に入ったのは驚いた。これはシングルマザーが弁当屋を始める話である。そんな見せ場のない映画でも審査員たちは票を投じずにはいられなかったのである。

で、今度は世界的/歴史的名作のリメイクである。

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Friday, October 15, 2010

映画『七瀬ふたたび』

【10月15日特記】 映画『七瀬ふたたび』を観てきた。筒井康隆の原作シリーズは全く読んでいないのだが、NHKでTVドラマ化されたもの(2008年の蓮佛美沙子ではなく1979年の多岐川裕美のほう)は部分的に観た記憶がある。

いきなり「プロローグ」と題して、マカオのカジノでカードゲームに勝つ七瀬(芦名星)、そして幼少時代の、初めて自分に人の心を読む能力があると気づいた日の七瀬が描かれる。

彼女がテレパス能力を発揮するシーンでそれを象徴するように入れ込まれる映像やCGを含め、全体になんか幼稚なと言うかちゃちな感じがしたのだが、クレジットが出てこの短編は小中和哉の監修の下で中川翔子が監督したものだと判る。しょこたんも映っていたらしいが見落としていた。

そして、このプロローグの中で幼い七瀬の母親を演じていたのが、かつてのNHKのシリーズの七瀬役・多岐川裕美である。

その10分間のプロローグを一旦閉じた後、時系列で言うと七瀬がマカオから瑠璃(前田愛)とともに帰国するところから、小中監督による本編が始まる。

で、この本編に於いても、七瀬がテレパスを使うときにはプロローグと同じような「効果」映像がオーバーラップまたは挿入されるのであるが、さすがにプロローグよりは金も掛かっていて工夫も施されているので安っぽい感じは拭われる。

パンフの解説を読む限り、今回は概ね原作に忠実に作られているようだ(ただし、平泉成が演じた刑事は映画オリジナルらしい)。

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Thursday, October 14, 2010

ドラマW『一応の推定』がATP賞を受賞

【10月14日特記】 ドラマW『一応の推定』が第27回ATP賞テレビグランプリ2010の優秀賞を受賞した。以下は asahi.com (朝日新聞)の記事。

http://www.asahi.com/business/pressrelease/PRT201010130009.html

どんな話であったか思い出せなかったので、自分の書いた記事を読み直した。

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Wednesday, October 13, 2010

『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・サンデル(書評)

【10月13日特記】 NHKの『ハーバード白熱教室』という番組でご覧になった方も多いだろう。そう、あの先生の、あの授業の本である。

もちろん、巻末の「謝辞」で著者も触れているように、本を書くのと講義をするのは同じではない。本にするためにまとめなおした点は多々あるに相違ない。とは言え、あの番組で見られた白熱はそのままこの本の中にあるのである。

しかし、その前に私が感心したのは、何を措いてもこのサンデル教授の一糸乱れぬ論理性である。

徹底的に冷静で、可能な限り網羅的で、一貫性は揺ぎない。書かれている内容の当否を云々する前に、読者が学ぶべきはまずこの論理的思考力なのではないかと思った。

決して相手の発言を遮るような論の進め方はしない。感情に駆り立てられて結論を急ぐ様子もない。一つひとつ物事の問題点を洗い出し、整合性と論理性を繋ぎ合せ、充分に遠回りした上で暫定の結論を据え、そこから更なる高みに我々を導いてくれるのである。

そして、TVをご覧になった方なら本を読まなくても解ってくれるだろう、こうやって冷静に議論することが何と愉しいことか!

我々がまず学ぶべきことは、この論理性と、議論することの楽しさである。日本人はそこから何と遠いところにいるのだろう!

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Sleep Cycle 2

【10月13日特記】 前にも書いたが、Sleep Cycle という iPhone アプリを使っている。

このアプリの売りは多分、眠りが一番深いところで目覚まし時計に叩き起こされるという災厄から逃れられるということなのだろう。眠りが少し浅くなったところで、グラフで言うなら微分係数がプラスになったところで起こされると心なしか体調も良いという意見も聞く。

Sleepgraph1213oct10

しかし、僕が一番気に入っているのは、この眠りの深さをグラフ化できるという機能である。枕許に置いて、その振動の具合で眠りの深さを測るなんて、そんなに正確なものであるはずがない──という疑念はしっかり抱いてしまうのだが、しかし、グラフを見るとついつい納得してしまうのである。

例えば、右のグラフが昨夜の僕の睡眠である。非常に深い。睡眠時間の長さに拘わらず、「ああ、なんか眠りが深かったぞ」と思った朝はこんな形になっていることが多い。特に睡眠の前半で盆地のような部分があるパタンである。

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Tuesday, October 12, 2010

ブログって愉しい

【10月12日更新】 このブログの中の、映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の記事にここんとこちょこちょこコメントが付いている。あまり人気のない僕のブログで、同じひとつの記事にいくつもコメントが付くのはそうそうあることではない。おまけに今回は直メールまで飛んできた。

そこには僕が普段書いている他の記事とは違う何か、特殊性があるはずである。それは何か?

──そう、それは公開よりも随分早い段階での試写会鑑賞の記事であるということ。そして、この映画が往年の SF 名作アニメーションの実写版リメイクであるということ。加えて木村拓哉主演であるということ。

きっと一番大きな要因は3つめなのだろうが、大雑把に言ってしまうと、どれもこれも同じ側面がある。それはつまり普段僕が取り上げているのとは少し趣きの違った作品であり映画評であったということだ。

それが普段僕のブログを読みになんか来ない人を呼び寄せたということなんだろう。そして、そういう風にしてここを訪れてくれた人に、たまたま何か書きたい人が多かったということだろう。

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Monday, October 11, 2010

映画『乱暴と待機』

【10月11日特記】 映画『乱暴と待機』を観てきた。

冒頭は幌付きトラックの荷台の奥から撮った構図。カメラのフレームの中にさらにトラックの荷台のフレームがある。そして、下の方から覗く男女の足が2本ずつ。2人が荷台に寝っ転がっているのが分かる。

やがて、荷台のフレームからずんずん遠ざかっていた景色が、今度は逆にゆっくりと荷台に近づいてくる。トラックが目的地に着いて、荷物を降ろしやすいようにバックで細い道を入ってきたのである。そう、これは1組のカップルの引越しなのだ。

土の道の両側に小汚い木造平屋建てが3軒ずつ、かな。その一番奥がこの2人、番上貴男・あずさ夫婦(山田孝之・小池栄子)の新居である。妻は身重である。

一番手前、この路地の入り口には「自衛官募集」の立て看板がある。

──ここまでのカメラワーク、そして展開ですでにわくわくするものがある。なんか期待感がある。これでこそ映画だな、と思う。

監督は冨永昌敬。前にも書いたが、『パビリオン山椒魚』の時には少し荒唐無稽な感じがして、と言うか、なんか三木聡監督に近いものを感じて見なかったのである。ところが『パンドラの匣』で参ったという感じになった。次の作品も絶対見ようと思っていた。それがこの『乱暴と待機』である。

今回も富永監督が脚本と編集も兼ねている。余談だが、パンフによると、この映画は予算削減のためにスクリプターを雇っておらず、監督が自らその場で仮編して繋がり具合を確認するというシステムを採ったとのこと。こういう話は驚きである。

原作は本谷有希子。鶴屋南北戯曲賞・岸田国士戯曲賞の受賞者で、芥川賞候補にもなった。この人の芝居は見たことがなくて一度舞台を見てみたいと思っているのだが、僕が唯一知っているのは映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』である。

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Sunday, October 10, 2010

『世にも奇妙な物語』20周年スペシャル ~人気作家競演編~

【10月10日特記】 CX の『世にも奇妙な物語』は僕の大好きな企画で、このブログでも何度となく取り上げている。10月4日(月)に放送された「20周年スペシャル ~人気作家競演編~」も当然録画してあって、それを先ほど見終えた。

しかし、なんでまた「人気作家競作」ではなくて「競演」なのだろう? ひょっとしてそれぞれの作家がそれぞれの作品にカメオ出演でもしていたのか?と見終わってから気になり始めたが、HP の解説を読むと、単に「人気作家×豪華キャスト陣による夢の競演」を縮めただけのようだ。フジテレビらしいいい加減(笑)

ま、それは置いといて、確かにかなりの人気作家と豪華キャストを揃えたもんである。今回のラインナップは以下の5編。

  1. 『厭な扉』 原作:京極夏彦、脚本:正岡謙一郎、演出:佐藤祐市
  2. 『はじめの一歩』 原作:万城目学、脚本:金子茂樹、演出:村上正典
  3. 『栞の恋』 原作:朱川湊人、脚本:坂元裕二、演出:岩田和行
  4. 『殺意取扱説明書』 原作:東野圭吾、脚本:金子茂樹、脚本協力:山浦雅大、演出:植田泰史
  5. 『燔祭』 原作:宮部みゆき、脚本:橋本裕志、演出:若松節朗

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Saturday, October 09, 2010

今日の BGM#49

【10月9日特記】 さて、今日もいつもの通り2回分まとめて掲載。

  1. 花(おおたか静流)
  2. 小市民(嘉門達夫と小倉久寛)
  3. オッサンマーチ(UNICORN)
  4. Ame(B)(サカナクション)
  5. フレンズ(小山ルミ)
  6. 雨が空から降れば(小室等)
  7. 伽草子(吉田拓郎)
  8. おきざりにした悲しみは(吉田拓郎)

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Friday, October 08, 2010

10/8サイト更新情報

【10月8日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログのことではなく、併設する私のHPの更新案内です)。いつもなら毎月5日前後と20日前後には必ずHPを更新してきたのですが、今週はちょっといろいろあって初めて失念してました。

で、慌てて更新しました。と言っても、この半月間で新しいコンテンツは今日更新した言葉のエッセイだけです。いつもある書評のほうは、今『これからの「正義」の話をしよう』にちょっと時間がかかっています。

で、更新したと言うレギュラー・エッセイのほうですが、前にも似たようなことを書いた記憶はあったのですが、それを探し出して読んでみると、なんと今回書いたのとほとんど同じでした。いやはや面目ない。

長きに亙ってたくさん書いているとこういうことは往々にしてあることです。ただ、今まではアップする前に気がついていたのですが…。ま、繰り返しも表現のうち、と自分を宥めて、今回はそのまま掲載することにしました。

ということで、今回の更新は下記の通り:

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Wednesday, October 06, 2010

鑑賞本数逓増の法則

【10月6日特記】 9/26(日)から10/4(月)の9日間で5本の映画を見た。僕としてはかなりのハイペースである。まあ、そのうち2本は仕事がらみの試写会であるが。

それにしても、昔はこんなペースで映画を観るなんて考えられなかった。年間大体10~12本、つまり月に1本弱のペースだった。それが東京に単身赴任をしたのがきっかけで一気に増えたのである。

暇ができたということもある。しかし、観たい映画が増えたということもある。昔はそんなに観ていなかったのは、観たい映画がそれほどなかったからである。

では、何故観たい映画が増えたかと言えば、それはたくさん映画を見たからである。たくさん映画を観ると、映画館でたくさんの予告編を見る。この予告編が最大の情報ソースであるが、映画をよく観るようになると、不思議なことにそれだけではなく、あちこちからいろんな映画の情報が入ってくるようになる。そうすると観たい映画が増える、という循環である。

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Monday, October 04, 2010

『雷桜』業務試写会

【10月4日特記】 映画『雷桜』の業務試写会に行ってきた。

何度も書いているけど、どうも僕は時代劇という奴が苦手と言うか、好きになれないのである。

そもそもなんでわざわざ過ぎ去った時代の社会制度や感覚・思考のパタンに押し込めてドラマを展開する必要があるのだろう?

封建時代の運命(さだめ)がどうのこうのと言われても、現代に生きる僕としてはあまりピンと来ないのである。いや、それよりも、何故そういう形でドラマを描きたいと思うのかがピンと来ないのである。

僕としてはそんな昔の話より現代の話が見たい。いや、昔の武士の世の中の形を借りて実は現代を描いている、なんて反論する人もいるのだが、なんでそんな回りくどいことするのかが解らない。

そして、それに加えて、昔の社会制度や感覚・思考のパタンが中途半端にしか描けていないと、それが気になって前に進めなくなってしまうのである。

例えば江戸時代に「心の病」という発想(や治療法)はあったのだろうか? 単に「うつけ者」としてうっちゃられていただけではないか? そして、「愛してる」という表現は江戸時代にはなかったはずである。

でも、みんなそんなことはあんまり気にならないのだろう。だから時代劇はどんどん書かれ、どんどん映画化されている。いや、まあ、とやかく言う前にとりあえずあらすじを書いておこう。

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Sunday, October 03, 2010

映画『十三人の刺客』

【10月3日特記】 映画『十三人の刺客』を観てきた。三池崇史監督。

僕は基本的に現代劇が好きで時代劇にはあまり手を出さない。しかし、この映画は辛気くさい時代劇なんぞと言うよりもむしろ「チャンバラ」である。しかも、残忍かつ、壮絶な。

なんと冒頭から内野聖陽の切腹シーンである。さすがに刃物がお腹を切り裂くリアルな画がある訳ではなく、内野の顔のアップがほとんどなのだが、この激烈な感じが映画の初めから終わりまで貫かれる。

ここに絵に書いたような残虐な殿様がいる。明石藩主・松平斉韶(稲垣吾郎)である。これが将軍の腹違いの弟で次期老中への就任が決まっている。

こんな奴を老中にしたら大変なことになる。しかし、現在の老中・土井大炊頭利位(平幹二朗)としては、将軍の意向に逆らって将軍の弟に刃を向ける訳には行かない。そこで部下の目付・島田新左衛門(役所広司)を密かに呼びよせて斉韶の暗殺を命じる。

そのシーンの前後に、斉韶の数々の悪行の限りが描かれる。そこに、老中・土井大炊に、新左衛門に、そして見ている観客にまで「こんな殿様を生かしておいてはいけない。叩っ切ってやらなければ」と思わせる仕掛けがある。

いくらなんでもこんな極悪非道の藩主がいるか?と思わせるくらいの徹底ぶりで、それが、でも、観る者の気持ちまで高めてくれる。いやいや、なんと解りやすい勧善懲悪か。

稲垣吾郎もここまでひどい役をやったことはなかったのではないか。どこまで行っても狂ってる。死ぬ間際になっても今までに増して仰天するほどふざけた台詞を吐く。単純な仕掛けではあるが、新左衛門らの怒りを買い、観客の憤りを呼び覚ます見事な脚本であり演技であった。

そして、その斉韶に仕える鬼頭半兵衛(市村正親)。彼と新左衛門は今で言うなら学生時代からのライバル。入社後の出世レースでは新左衛門に水をあけられている。そして、斉韶が狂ってることは重々承知しているが、それでも命を賭けて主君を守るのが侍の務め。

──こういう人物を新左衛門の対極に配する辺りも見事な設定である。

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Saturday, October 02, 2010

今日の BGM#48

【10月2日特記】 さて、今日もいつもの通り2回分まとめて掲載。

  1. トラベシア(MOONRIDERS)
  2. ゴロワーズを吸ったことがあるかい(和幸)
  3. 青春時代(自切俳人)
  4. and I love you (Mr. Children)
  5. 恋バス(矢井田瞳&恋バスBAND with 小田和正)
  6. ルームライト(吉田拓郎)
  7. おんなの朝(美川憲一)
  8. 今は幸せかい(佐川満男)

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