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Friday, September 24, 2010

他人の目

【9月24日特記】 尊敬するマダム・クニコさんから僕の2つの映画記事(『さんかく』と『悪人』)にコメントをいただいた。僕がクニコさんのブログ(『マダム・クニコの映画解体新書』)から TB させてもらったことに対する返礼の形である(お名前を書かれてなかったので、僕が勝手に Name 欄を埋めさせてもらった)。

最近休みがちだったマダム・クニコさんも少しずつ映画レビューに復帰されているようで、ファンとしてとても嬉しい。

この方の映画レビューの凄さは解釈の多様さと深さである。いつも拝見して「な、なるほど!」と唸ってしまう。よくこれだけ系統だった見方ができるものだと感心しきりである。作品の解釈というのはこういう風にするのか、と大変勉強になる。

そのクニコさんが今回、光栄にも僕のブログに残していただいた言葉は、ひとつが「ご指摘の部分に共感しました」、もうひとつが「気がつきませんでした」。──僕も他人のサイトを読んで同じことをよく思う。

これって、他人のブログを読むときに感じる、典型的な、2大刺激、みたいなもんではないだろうか? こういうところに、ブログで映画レビューを書いたり読んだりしている者同士の醍醐味があるのだと思う。

そして、クニコさんが加えて書いてくれた言葉が、「こういう視点で映画を観ると、深くなるし楽しいですね」。──そう、他人の視点の中に新たな深みがあり楽しみがあるのである。

実際、書いている者同士が同じ感想を持つなんてあり得ないことである。事実、僕が激賞している『さんかく』に対してクニコさんの評はやや辛い。しかし、だからと言って、僕がクニコさんの評を読んで的外れだと思うかと言えば全くもってそんなことはない。そして、クニコさんも恐らく僕と同じ思いであるからこそ、好意的なコメントを残してくれたんだと思う。

もちろんある程度「信頼できる他人」に限られてくる話ではあるが、自分で書いてみた後で他人の評を読み、他人の感じ方や解釈を知ることはとても愉しい。

自分では書かない人もいろんな人のレビューを読んでみて、タイプの違う「信頼できる他人」を増やして行ったら良いのではないかと思う。

他人は自分とは違うところを見ているものなのである。それが他人のありがたさだと思う。

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