DVD 『紙兎ロペ』
【9月13日特記】 『紙兎ロペ』の DVD を買った。最初に見た時から「DVD が発売されたら必ず買うぞ」と決めていた作品である。昨日 TOHO シネマズ西宮 OS の売店で買ってきて、早速昨夜妻と2人で見た。妻も大ファンである。
ご存じない方のために書いておくと、これは所謂ギフト・ムービーである。映画館に行くと、本編が始まる前にいろんな映画の予告編が流れるが、そういうものに混じって短編のアニメなどが流れることがある。それをギフト・ムービーと呼ぶらしいということは、僕はこの『紙兎ロペ』の予告編(第O話)で知った。
このシリーズは、多分月替わりで、全国東宝系の映画館で流れている。東宝系ではご存知『鷹の爪』シリーズのマナー・ムービーが長らく展開されており、僕も暫くそれに嵌ったが、この『紙兎』が始まって完璧に色褪せてしまった。
『紙兎ロペ』はひとことで言うなら恐らく「脱力系」などと評されるのであろう。紙兎のロペと紙リスのアキラ先輩の何とも言えずビミョ~におかしい会話で綴られている。
登場人物(動物?)は紙で切り貼りしたウサギやリスなどであり、キャラの動きもそんな風に描かれているのに対して、背景が恐らく写真を元に上書きされた妙に写実的な下町風景なのがそこはかとなくおかしくて味がある。
ロペはアキラ先輩に道で出会って、アキラ先輩の強引な誘いで映画を見に行くことになるが、何話まで見ても全然映画館にたどり着きそうな感じがないのである。途中いろんな友だちや先生などに出会ってなんだかんだあるようなないような展開で、決して抱腹絶倒などではない、控えめに失笑する作品なのである。
ホームページもあって、 YouTube にも恐らく全作品が上がっているはずだが、僕はこういうのこそちゃんと購入して永久保持していたい作品だと思った。5話くらいまでは映画館で観ていたのだが、その後試写会ばかり行って東宝系の映画館に行く機会が減ってしまったために見逃した作品がいっぱいあって、それを DVD で見られて、誇張でも何でもなく幸せな気分である。
これ、間違いなく ROBOT の代表作だと思うのだが(笑)
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