« July 2010 | Main | September 2010 »

Tuesday, August 31, 2010

テレビマンユニオンニュース No.611

【8月31日追記】 一昨日の記事に「ドキュメンタリ部分もテレビマンユニオンの制作であった」という訂正を入れたのだが、これは「テレビマンユニオンニュース July 31 2010 No.611」で確認したもの。

この隔月刊の「会報」(?)については以前記事にしたこともあった。これさえ早く読んでさえいれば今回の BShi の「妖しき文豪怪談」を4話とも見逃さずに済んだのかと思うと少し無念。

ただ、前にも書いた通り、この「テレビマンユニオンニュース」を読み切るには少しくパワーが必要なのである。

このところいろいろあってそのパワーがなかった。なかったので読めず、見逃してしまった。まあ、これもなんか逆の意味での「縁」のような気がする。

Continue reading "テレビマンユニオンニュース No.611"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Sunday, August 29, 2010

NHK BShi 妖しき文豪怪談『後の日』

【8月29日特記】 8/26(木)に NHK BShi から録画しておいた『後の日』を観た。室生犀星の小説『童子』と『後の日の童子』のドラマ化である。

犀星の小説は、僕は多分1編しか読んでいない。このドラマに惹かれたのは監督・脚本が是枝裕和だったからだ。

肩タイトルからも判るように、物語は幻想譚・怪異譚の類である。犀星の作品はほとんどが「自伝的」と言えるのだそうだが、この作品もそうである。

主人公の作家(加瀬亮)は名前こそ室生犀星ではないが、明らかに犀星を象っている。そして、その作家と妻(中村ゆり)のところへ、1歳で死んだはずの長男・豹太郎が小学校低学年くらいになって(澁谷武尊)現れるのである。

犀星の長男は実際に13ヶ月で亡くなっており、その名前も豹太郎である。そして、この小説/ドラマの中で赤ん坊として出てくる長女の名前も犀星の実の長女と同じ朝子になっている。しかし、この小説が書かれたのは犀星の妻が朝子を妊娠中の時であったというから驚きである。

なんでそんな事情まで知っているかといえば、後述する通り、このドラマに引き続いて解説+メイキング風のドキュメンタリが放送されたからである。

Continue reading "NHK BShi 妖しき文豪怪談『後の日』"

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Saturday, August 28, 2010

模様替え

【8月28日特記】 レイアウトをちょっと変えてみた(と言っても、気づいた人は恐らくひとりとしていないと思うが)。

左カラムの「人気記事ランキング」を上方にずらしてみたのである。

こないだ、さとなおさんが取り上げてくれたこともあって、新規に訪れてくれる方も増えているのだが、そういう人たちがどんなサイトか端的に判りやすいのはどの記事が読まれているかということではないかと思って、あまりスクロールしなくてもそれが見えるようにしてみた。

ま、こんなことで何かが大きく変わることはないとは思うのだが。

Continue reading "模様替え"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Friday, August 27, 2010

『シンセミア』阿部和重(書評)

【8月27日特記】 (上下巻通じての書評です)どんな作家なのか長年興味がありながら読まずにきた作家で、漸くこの本を手にとってみたのだが、結論から言うと僕の趣味の範囲の人ではなかった(ただ、後述するように、面白くないのではない)。

膨大な話である。山形の小さな町を舞台にした、いくつかの家族の3代に渡る物語である。ヤクザの土建屋と、そのヤクザとつるんだパン屋の家族。殺人、恐喝、麻薬、汚職、売春、淫行、盗撮、UFO──結構ヤバい世界が入り乱れて描かれている。しかし、僕が勝手に想像していた「知の横溢」みたいな面はない。

読んでいて一番思ったのは、「僕が読みたいのは物語ではなく文学なのに」ということだが、言うまでもなくこれは僕の側の嗜好であって、作家が咎められる問題ではない。

ただ、やはり筋だけがゆるゆると進んで行く感じで、描写に起伏もキレもない気がするのは事実。一旦そう思ってしまうと、いろんなことが気に触ってくる。

──やたらと難しい漢語を持って来たがること。そして、「齎す」とか「弁える」とか、確かに知ってはいるし読めもするのだが実際に書かれているのを初めて見るような漢字を使っていること。「如何わしい」などという表記にも引っ掛かりを憶えてしまう。

それから、そういう表面的なことばかりではなく、ストーリーは確かに進行してはいるのだが、些か動きが遅いということ。冒頭のシーンで失われたピストルが、漸く小説に戻ってくるのは、なんと下巻の真ん中あたりになってからだとういうのがその一例である。

Continue reading "『シンセミア』阿部和重(書評)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Thursday, August 26, 2010

『ゲゲゲ展』に思う

【8月26日更新】 昨日、ゲゲゲ展に行ってきた。阪神百貨店本店8階の特設会場である。かなりの人が入っていた。

Gegege

いろんなものが展示してあるとも言えるし、大したものはないとも言えるのだが、大した人の入りであることだけは確かだ。そして、その大勢の人たちが、水木しげるの今日まで88年の人生に対しても、あるいは彼が描いてきた様々な作品や妖怪たちに対しても、ともに並々ならぬ興味と好意を示しているのがすごいなあ、と思った。

直接的にはこのイベントはNHKの朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』のヒットを受けて企画されたものだろう。僕は松下奈緒という女優があまり好みではないこともあって見てはいない。たまたま何度か見たときにはそれほど面白いドラマだとも思わなかったのだが、視聴率的には大成功の部類である。

しかし、だからと言って、番組人気にあやかってのこういう展示会というのはなかなか成功しないものである。

特に水木しげるのドラマは観てたけど、水木作品には興味がないとか、あるいはその逆のケースというのは往々にしてあるものである。

もちろん、『ゲゲゲの女房』は突然当たったわけではなく、その何年か前から水木しげるブーム/ゲゲゲの鬼太郎ブームというものがあり、郷土の鳥取に銅像が並んだり、空港の名前が変わったりという社会現象はあったし、『ゲゲゲの鬼太郎』の実写映画化もあった。

そして、それを受けての水木しげるの伝記ドラマであるが、向井理人気という要素もあろうが、上手く流れに乗っている気がする。

Continue reading "『ゲゲゲ展』に思う"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Tuesday, August 24, 2010

Facebook に関する小さな考察、と言うか感想

【8月24日特記】 自分で Facebook を始めてみて分かったこと:

登録はしてみたものの、何だかよく解らなくて結局のところ放ってある人が少なくないということ。

しかし、まあ、考えてみたらそんな人はいろんなところにいる:

Twitter のアカウントは取得してみたものの一言も呟かないままの人。ブログを書き始めたものの、ある時点でピタッと止まったまま更新してない人──。

Continue reading "Facebook に関する小さな考察、と言うか感想"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Monday, August 23, 2010

イヤフォンの穴

【8月23日更新】 この2ヶ月ほど SONY の Walkman の日本での売上が Apple の iPod を追い抜いたという記事を読んだ。SONY 派としては嬉しいことである。もっとも、常に少数派に属することに喜びを感じる僕としては複雑な気分ではあるが。

なぜ「複雑」か?

SONY ユーザとしては Walkman 利用者が少数派であることに、僕みたいな人間は喜びを感じるのであるが、かと言ってあまりに少数派に陥ると商品自体が市場から駆逐されてしまい、かつてのβビデオ・ユーザの悲哀を味わってしまうことになるからである。

だから、本来的には、製造中止に追い込まれない程度に売れていれば良いものを、トップシェアにまでなってしまうのはちょっと悲しい気もするのである。

まあ、ただ、僕が最初に iPod ではなく Network Walkman を選んだのは、僕のほしい楽曲が iTunes よりも Mora のほうが圧倒的に多かったからであり、この点は今も変わらないので、この事情が変わらない限り、そして、一旦 Walkman=Mora で集め始めた限りは、SONY 陣営には生き残ってもらわなければならず、だからこの際トップシェアであっても許してやろうという感じなのである。

Continue reading "イヤフォンの穴"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Sunday, August 22, 2010

メモ

【8月22日特記】 例えば僕がある映画を酷評したとする。

実際にはそんなに数は多くないと思う。何故ならあまり独断的に貶さないように、少なくとも頭ごなしに否定したりすることのないように心がけているつもりだから。しかし、それでも時々貶してしまう。あるいは抑えたつもりが筆が滑ってしまう。

もちろん何の映画であれ、誰によってであれ、貶されるのは仕方がないと思う。作品というものは発表した瞬間から万人の批評に晒される運命にあるのだから。もしも、批評されるのが嫌であれば発表しない以外に手はないのである。

しかし、上にも書いたように、だからと言って調子に乗って貶しまくって良いと思っているわけではない。それなりに自重はしているし、できるだけ長所を見つけて書いているつもりである。ところが、時々それは本人の「つもり」でしかなくて、読んだ人の怒りを買うことがある。

怒りを買って不思議に思うことが2つある。

1つ目は、なんでこの人はこんなに腹が立つのだろうか、ということ。

Continue reading "メモ"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Saturday, August 21, 2010

最近の買い物から

【8月21日特記】 音楽のオールド・コンシューマはいまだにダウンロードだけは満足できずにちょこちょこ音楽 CD を買ってしまうのだが、Amazon でのそんな買い物からいくつか紹介。

まずは UA の『KABA』。文字通り(と言われても最初は何のことだか解らんが)カバー・アルバムである。

選曲も抜群だし、アレンジのひねりも非常に効いている。特に『セーラー服と機関銃』に僕はぞっこんである。

そして、この曲や『きっと言える』『買い物ブギ』『蘇州夜曲』など、時代を超えた誰もが認める名曲に混じって、『わたしの赤ちゃん』とか『妖怪にご用心』みたいな曲を入れてあるところが本当に UA の真骨頂である気がする。『妖怪に~』は知らない曲だったけど、惚れたなあ。

この声とこの歌唱力。全く文句なしである。

次に元ちとせの『Occident』。こちらもカバーである。同時発売の姉妹版『Orient』が日本の曲のカバーであるのに対して、こちらは外国曲のカバーである。僕は『Occident』のほうが選曲が良いと思ったのと、『Orient』に収められている『熱き心に』は既に持っているということもあって『Occident』だけを買った。

こちらは UA と違って、聴く前からある程度想像はつく。英語の歌をあの琉球唱法で歌うという面白さである。それが少ししつこいと感じるようなら買わない方が良い。

そして、その唱法が最もマッチしているのは初っ端の True Colors ではないだろうか。これは沖縄のシンディ・ローパーである。結構来る。

そして、沖縄のアンディ・ウィリアムズ、Love is a many-splendored thing (慕情)もなかなか面白いし、ラストの沖縄のビートルズ HAPPINESS IS A WARM GUN も乙である。

こうやって説明すると、要するに沖縄の○○が並ぶわけで、要するに同工異曲なのであるが、オキナワン・ミュージックが好きなら買って保持するだけの値打ちがあると思う。

Continue reading "最近の買い物から"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Friday, August 20, 2010

8/20サイト更新情報

【8月20日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログのことではなく、併設する私のHPの更新案内です)。

しかし、今回もレギュラーで更新している言葉のエッセイの新作がひとつあるのみです。他の読み物はともかくとして、書評はもう丸々1ヶ月書いていません。そういまだに『シンセミア』に手こずっています。

更新が1つしかないならわざわざブログの記事にすることもなかったのかもしれませんが、まあ、恒例ですので一応いつも通りの形でアップしました。

ということで、今回の更新は下記の通り。

Continue reading "8/20サイト更新情報"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Wednesday, August 18, 2010

twitter、世代的な差異

【8月18日特記】 twitter を眺めていて気づいたことがある。

ともに同じ大手広告会社に勤めるさとなおさん( @satonao310 )とはあちゅうさん( @ha_chu )の呟きを読んでいたら、お二方の twitter の使い方、と言うか、twitter に対する接し方、向き合い方が非常に対照的なのである。

はあちゅう(伊藤春香)さんの場合は、職場の同僚と思われる方とのじゃれ合いみたいなツイートも少なくない。言わば、中心に直接の友人知人との直接のコミュニケーションがあるように思える。たとえ他人に覗き見されていても、それは個人的なコミュニケーションの様相をまとっているのである。

そして、この個人的なコミュニケーションと同心円状に、そこから外側に広がったものとして、twitter の全体像があるように思える。

では、さとなお(佐藤尚之)さんの場合はどうだろう? ここまで読んで、対照的と言うからには不特定多数とのコミュニケーションが中心にあるとでも言うのか、と思われた方もあるかもしれないが、そうではない。

さとなおさんの twitter には、どこにも中心なんかないのである。

Continue reading "twitter、世代的な差異"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Monday, August 16, 2010

充電用ケーブルの謎

【8月16日特記】 「iPhone は iOS4 になってから充電器を選ぶようになった」という記事を読んで、なるほどそういうことだったのか、と合点が行った。

以下は前に書いたことだが、僕は Sleep Cycle というアプリを使っている。これは寝るときに充電ケーブルを繋いだまま枕元に置く必要がある。

充電用のケーブルは当然 iPhone を購入した際に本体に付属していたが、これは普段から 家の PC に USB 接続したり、あるいは時間がない場合はコンセントから充電したり、あるいは、会社の PC に USB 接続したりするために鞄に入れて持ち歩いているのである。

ベッドサイドのコンセントに繋ぐには一旦ベッドを少しずらす必要があるので、こっちにつないだりあっちにつないだりするには非常に面倒である。それで、ベッドサイドのコンセントに挿しっぱなしにするために、僕は新しい充電用ケーブルを購入したのである。

ところが、ここの記事に書いたように(いや、書いてなかったかなあ?)、これが全然充電してくれない。それでヨドバシに持っていったら店員さんも「ほんとですね」ということで、あっさりと交換してくれた。

この新品は店頭でもちゃんと充電を開始したし、家でも暫くは機嫌よく充電してくれていた。ところが、ある日から、まさに「運が良ければ充電できる」という状態になってしまったのである。

Continue reading "充電用ケーブルの謎"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Sunday, August 15, 2010

TBS 終戦ドラマ SP 『歸國』

【8月15日特記】 昨夜録画しておいた TBS 終戦ドラマ SP 『歸國』を観た。倉本聰脚本、鴨下信一演出である。

僕はそもそも年長者に対する尊敬の念が欠けている。世代論的な対立軸を常に意識しているためにそうなるのかもしれないが、自分より年長の、「巨匠」とか「大御所」などと言われる人の作品を見たいとも思わないのである。

しかし、この特番は、この記事を読んで俄然見たくなった。倉本聰は多少意固地になっているかもしれない。しかし、そこを鴨下信一が上手に料理してくれているのではないかという期待が湧いたのである。

しかし、昨日の放送時間終了後の twitter を見る限り、評判は些か芳しくないのである。もう観るのはやめようかと思ったくらいである。

そして、自分で観てみて、何故このドラマがそんなに受けが悪いのかよく解る気がした。結局のところ、倉本聰を鴨下信一が上手く料理できなかったということではないか。

Continue reading "TBS 終戦ドラマ SP 『歸國』"

| | Comments (3) | TrackBack (0)

Friday, August 13, 2010

映画『ちょんまげぷりん』

【8月13日特記】 映画『ちょんまげぷりん』を観てきた。予告編を初めて見た瞬間からもう観ようと決めていた。これで中村義洋監督作品は『ルート225』以来8本連続して観ている。

しかし、それにしてもジャニーズっちゅうのは強いなあと実感した。明らかに映画ではなく錦戸亮を観るために来たと思しき観客が何人もいるではないか(たいていは女性2人組)。

彼女たちのうちの何人かが、「ああ、面白かった」と満足して帰るついでにこの監督の名前も憶えて、「へえ、『チーム・バチスタの栄光』も『ゴールデンスランバー』もこの監督だったのか」と気づいて、そしてたとえジャニーズ事務所のタレントが出ていなくても、中村監督の次回作を観ようかなと思ってくれたりすると、それはとても嬉しいことである。

中村監督の特徴は小難しくなくて解りやすいこと。そして、どんな題材でもこなしてしまう器用さ。できあがった映画には度肝を抜かれるようなところはなくて、「圧倒的な感動」が得られたりすることもなく「今年一番泣ける」映画であったりもしないのだが、しかし実際に観てみると、しっかりと手際よく作られた、明らかにプロの仕事なのである。

そして、この監督の強みは(監督に専念することもあるし、単独でない場合もあるが)自分で脚本を書くこと。この脚本の上手さこそが最大の武器だと思う。

Continue reading "映画『ちょんまげぷりん』"

| | Comments (0) | TrackBack (1)

Wednesday, August 11, 2010

Facebook 恐るべし

【8月11日特記】 実は1週間ほど前に Facebook に登録した。3回目である。

2年ちょい前に渡米した際に、当時はソーシャル・ネットワーキングと言えば MySpace と思っていたのに、アメリカの大学生たちはまさにその時 Facebook に夢中になっていたのである。その光景を目の当たりにして、帰国してすぐに登録してみたのが1回目。

ところが、当時は当然 Facebook は日本語化されておらず(日本語で書き込むことはもちろんできたが)、英語で書いている人がほとんどだったのが淋しかったということもあるが、何よりも登録した途端に「あなたと同じ年にあなたと同じ大学を卒業したのはこの人たちです」というリストがずらずらっと出てきたのに当惑してしまって、そのままやめてしまったのであった。

ならば、ということで、少し間をおいてから今度は偽名で登録してはみたものの、どう考えてもこれは Facebook の精神にもとるし、我ながら居心地が悪くて、こちらも即中止。

そうこうするうちに Facebook は日本上陸を果たし(実際にはサービスは上陸したがサーバは上陸していない)、最近では日本法人もいろいろと活発に動き始めていると聞くと仕事がら放ってもおけず、ついに3回目の登録と相成ったわけである。

Continue reading "Facebook 恐るべし"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Monday, August 09, 2010

映画『さんかく』

【8月9日特記】 映画『さんかく』を観てきた。文字通り三角関係の映画。

同じ吉田恵輔監督脚本でも、これは『純喫茶磯辺』ではなく『机のなかみ』の線である。『机のなかみ』のほうは家庭教師をしている女子高生だったが、こっちはなんと同棲相手の実妹、しかも中学生に対してその気になってしまう話。

百瀬(高岡蒼甫)は30歳の釣具ショップ店員。店ではチーフ格らしく、結構偉そうにしている。車が趣味で、400万円かけて改造したバンのリアには自分の肖像画が描いてあるというナルシスト。

佳代(田畑智子)はデパートの化粧品売り場で客の相談に乗りながら化粧品を売っている。よく言えば天真爛漫、悪く言えば単純で、良く言えば面倒見の良い、悪く言えばおせっかいで依頼心も強い29歳。

その2人が同棲して2年。そこへ、夏休みで上京してきた佳代の15歳の妹・桃(小野恵令奈=AKB48)が何日間か同居することになる。

桃は「あ、おんなじモモなんですね」なんて無邪気なこと言いながら結構豊満な肉体、かつ隙だらけ──とは言え、いくらなんでも彼女の妹の中学生に催して惚れちゃってなんてことがあるか!?──と字面だけで読めばそう思うだろうが、これがよく書けた脚本で、百瀬が段々桃にのめり込んで行って、逆に佳代との関係が鬱陶しくなってくる様子が本当によく描けている。

恋をするとみんながみんなストーカー風になって行くのがおかしい。それから、桃に痴漢行為をする男とか、佳代をナンパしかけてやめる男とか、百瀬のアパートのドアに落書きする男とか、直接ストーリーに関係ないところに小あしらいしてある短いシーンが遊びにもなっているし、本筋に対してよく効いているのも確か。

Continue reading "映画『さんかく』"

| | Comments (2) | TrackBack (0)

Sunday, August 08, 2010

映画版『ハゲタカ』

【8月8日特記】 昨日NHKで映画版の『ハゲタカ』を観た。

連続TVドラマのほうの『ハゲタカ』は僕は見ていない。随分評判が高かったが、まあ、ひとことで言って「見そびれた」のである。その後何度かの再放送があって、事実つい1週間ほど前にも再放送していたのだが、マークしていたにも拘わらずまたしても見落としてしまった。よほど僕とは縁がないらしい。

で、かろうじて、この映画版だけは見られたというわけだ。連続TVドラマの4年後という設定で、果たしてTVドラマを見ていなくても解るのだろうかと不安な気持ちで見始めたのだが、そこは天下のNHK、映画の前にTVドラマのダイジェスト版(ナレーション入り)をくっつけてくれるという親切さ。

──ではあるのだが、如何せんダイジェストが短すぎて、結局よく解らんまま映画版が始まってしまった。しかし、それでも面白かった。

ひとことで言うと、よく書けたシナリオ、ということになる。このシナリオの何%が原作に、そして何%が脚色に負うのかは知らない。が、いずれにしても面白いドラマだった。そこには3つの面白さがある。

  1. キャラクター配置の面白さ
  2. 経済ものとしての設定と展開の面白さ
  3. ドラマとしての“あしらい”の面白さ

Continue reading "映画版『ハゲタカ』"

| | Comments (0) | TrackBack (2)

Saturday, August 07, 2010

今日の BGM#46

【8月7日特記】 さて、今日も2回分。

  1. My Revolution(渡辺美里)
  2. 骨まで愛して(城卓矢)
  3. けやき通りがいろづく頃(KAN)
  4. 待つわ(あみん)
  5. 土曜の夜 君と帰る(泉谷しげる)
  6. 永遠の時(中島美嘉)
  7. 悲しみにさよなら(安全地帯)
  8. Happy Blue★(小泉今日子)

Continue reading "今日の BGM#46"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Thursday, August 05, 2010

8/5サイト更新情報

【8月5日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログのことではなく、併設する私のHPの更新案内です)。

今回はレギュラーで更新している言葉のエッセイの新作がひとつあるのみです。

いつものペースなら新しい書評のひとつくらいは上がっているはずなのですが、今読んでいる『シンセミア』上下巻に少し手間取っていて、書評投稿のペースが落ちてしまっているからです。

ただ、この間に、先日投稿した『明日のテレビ』の書評がビーケーワンの「今週のオススメ書評」に選ばれました。この書評自体は前回のサイト更新情報でお知らせ済みです。

というわけで、ちょっと淋しいですが、今回の更新は以下の通り。

Continue reading "8/5サイト更新情報"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Tuesday, August 03, 2010

なかなか思い出せない(続・ついに見つけた!)

【8月3日特記】 人間、1つ思い出すと芋づる式にいろんなことを思い出すことがある。一方、思い出しかけているのに、記憶の入り口に引っ掛かったみたいになって、そこから先が辿れなくなることもある。

何のことかと言うと、7/24 に書いた記事「ついに見つけた!」の続きなのだが、僕は長年探していたウクレレの曲がオータサン(ハーブ・オオタ)の『ソング・フォー・アンナ(天使のセレナーデ)』という曲であることを突きとめて、その CD を入手した。

いや、正確に言うと、その CD を入手したことによってその曲を漸く探し当てたのであった。

あの記事に書いたように、あの曲を知ったのはラジオの番組だった。毎週聴いていた番組のコーナー・タイトル曲だったのである。ただし、番組名も憶えていないし曲名も知らない。唯一の手がかりは番組に出演していた山内ナントカという女性歌手である。

そして、一体何があったという訳でもないのに、昨日突然彼女の名前を思い出したのである、と言うか、彼女の名前が脳の中の明るいところに甦ってきたのである。いや、思い出したような気がしているだけで、どこか違っているのかもしれない。

でも、僕はきっとこの人だったのではないかと思うのである。

Continue reading "なかなか思い出せない(続・ついに見つけた!)"

| | Comments (6) | TrackBack (0)

Sunday, August 01, 2010

ロシア人来襲

【8月1日特記】 今度はロシア人の大群が来襲中である。

以前も同じような記事を書いたことがあるのだが、スパム・コメントについての話である。

とても古い特定の記事に外国からのスパム・コメントが集中することがあるのだが、ここ数日はこれが何故か映画『ゆれる』の記事であり、そして、それにつけられるコメントは全てキリル文字なのである。

毎度のことであるとは言え、不思議で仕方がない。

一体スラブ人どもは、僕のこの映画評のどこに刺激されて、ここにスパム・コメントを送りつけようとするのだろうか? そして、この唐突さは一体何なのだろう? まるでヤルタ協定が発効して一気に攻めこんできたような感じである。

Continue reading "ロシア人来襲"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« July 2010 | Main | September 2010 »