ヘア・ドライヤの冷風は何のためにあるか?
【6月22日特記】 ヘア・ドライヤの冷風は何のためにあるか?
僕はずっと、夏の暑い日に熱風ではたまらんからだと思ってきた。
確かに、夏の暑い日に熱風で髪を乾かすのはたまらん。しかし、これも自分でよく知っていることなのだが、冷風では如何せん却々乾かんのである。
これでは全くの役立たずではないか、というのが、実は長年の疑問であったわけだが、ある日ものの本で読んだところによると、「熱風は髪を乾かすため、冷風は髪をセットするため」なのだそうである。
熱風で溶けかかった髪のタンパク質を冷風で一気に冷やすことによって髪を固める、つまりセットしてしまうのである。従って、熱風をかけるときは髪をバサバサするわけだが、最後にそれをブラシや手櫛で押えながら弱い冷風で髪型を調えて行くのである。
実際やってみると、本当に髪が落ち着くような感がある。
この話を読んだのは数年前なのだが、以来夏の日にドライヤを使うたびにこのことを思い出す。思い出すのでやってみて、毎回なるほどと自分で納得するのである。
だから、知らない人がいたら教えてあげようと思いながら、誰にも言わないまま随分時間が経ってしまった。
それで今日初めてここに書いたというわけである。「そんなこと知ってるわい!」という方もおられるのかな? 逆に伝聞の域を出ない話なので、もし嘘だったらごめんなさい。
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