年少の友人へ
【3月29日特記】 今日は手持ちの音楽 CD からダビングした CD-R を年少の友人に送ってあげた。
考えてみれば彼女からは昔からよく VHS やカセットや CD などをもらってきたが、僕が彼女に何かを送ってあげたのはこれが初めてかもしれない。
年少の友人はありがたい。彼らは僕に刺激を与えてくれる。歳を取ってくるとアンテナの志向性も感度も鈍ってくるが、それを彼らは補ってくれる。
いや、別に「今この音楽が流行ってますよ」とか「このタレントが旬ですよ」などと直接的に教えてくれるわけではないし、そうである必要もない。ただ、彼らとの交流の中で何がしか確実に刺激を受けるものがあるのである。
同年輩の友人や年長の友人だとこうは行かない。彼らは、申し訳ないが、年少の友人に比べて得るものが少ない存在である(もちろん一般論であるが。そして、あくまで「友人」であることを前提とした一般論であって、年長の人間一般と年少の人間一般の対比ではない)。
だから、人間ある程度歳を取ってくると、年少の友人を増やすことを心がけたほうが良いように思う。(ここで年少と言っているのは世間的に若いという意味ではなく、自分よりも若く、自分よりも研ぎすまされた感性を保っているという意味である。)
別に年長や同年輩の友人と縁を切ることはない。彼らとのつきあいは、むしろ普段は浅く、ここぞという時の晴れのイベント用に取っておいて、日常的にはできるだけ年少の友人との接触面積を増やしておいたほうが良いと思う。いや、良い、ではなくて、そのほうが楽しいと思う。
彼らは、自分ではあまり意識していないかもしれないが、いろんな刺激をもたらしてくれる。
その山ほどの贈り物に対して僕ができるのは、せいぜいこうしてたまに(たまたま彼らが興味を示した)昔の音楽を紹介してあげることくらいである。
感謝を込めて、今日は郵便局に行った。ひょっとしたらこれを読んでくれているかもしれない君、この文章は君のことを書いているのですよ(笑)
どうもありがとう。
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