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Wednesday, March 31, 2010

748 → 1000+

【3月31日特記】 Walkman に録音した曲の数があっと言う間に 1000 を超えた。

何度か書いているように、748曲まで溜め込んだ Walkman がぶっ壊れて、今買い替えた Walkman に一から取り込み直している最中なのだが、ダウンロードやレンタルで調達した曲も決して少なくないが、大半は手持ちの CD からである。

かつても同じ方法で取り込んでいたのに、なんで今やりなおすとそんなに曲数が増えてしまうかと言うと、この作業をやり始めた時には同じアーティストや同じアルバム所収の曲ばかりにならないように、同一アルバムからせいぜい2~3曲、しかもシングルカットされたもの中心というタガをはめていたからである。

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Tuesday, March 30, 2010

無題

【3月30日特記】 今日、ネット上でこんな言説を読んだ。

先日知人と話していて、ある年代の方々は体制に反発するマインドを持っているが、いまの若いもんは長い物に巻かれているという話になった。私はかなり世代と無関係に生きてるほうだと思うが、闘う必要がない、と思ってる。

書いたのは僕らよりは下の世代の女性だが、それほど若い人ではない。もっと若い人たちも結局同じような感じなのかもしれないが、多分若い人たちの場合はここまで自覚的ではないのではないかと思う。

これを読んで僕は、ある部分「なるほど」と思い、ある部分「おいおい」と思う。そして、このブログでも何度か書いているが、いつも同じ痛恨の思いに苛まれるのである。

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Monday, March 29, 2010

年少の友人へ

【3月29日特記】 今日は手持ちの音楽 CD からダビングした CD-R を年少の友人に送ってあげた。

考えてみれば彼女からは昔からよく VHS やカセットや CD などをもらってきたが、僕が彼女に何かを送ってあげたのはこれが初めてかもしれない。

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Sunday, March 28, 2010

32年前の馬

【3月28日特記】 twitter のタイムライン上に、「劇団四季の『エクウス(馬)』を観た」というつぶやきを見つけた。「アイスピックで6頭の馬の眼を潰した少年と、精神科医の対話で物語は進む。35年前の初演と同じ、日下武史さんが主演」とある。

あ、それなら僕も観たぞ、と思って記録を繰ってみる。僕は演劇やコンサート、展覧会などのチケットをスクラップブックに貼りつけてあるのである。果たして1978年3月4日のマチネーをサンケイホールで観ている。

32年前、初演から3年目の、油の乗り切った日下武史である。そして、この時少年役を演じたのは当時まだ新進気鋭の市村正親であった。

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Saturday, March 27, 2010

映画『古代少女ドグちゃん まつり スペシャル・ムービー・エディション』

【3月27日特記】 映画『きょーれつ!もーれつ!! 古代少女ドグちゃん まつり スペシャル・ムービー・エディション』を観てきた。テアトル梅田での井口昇・西村喜廣両監督と谷澤恵里香・亜紗美の両ドグちゃんの舞台挨拶付きである。

『古代少女ドグちゃん』は大阪の毎日放送(MBS)で2009年10月から12月まで12本にわたって放送された、1万年前から妖怪退治にやってきた美少女妖怪ハンターの実写ものドラマである。

ストーリーは、主人公の引きこもり高校生・誠(窪田正孝)と考古学者の父・謙三(上川隆也)が発掘した土偶が実は土偶の神様であり、その土偶ビキニ姿のドグちゃん(谷澤恵里香)が相棒の埴輪ドキゴローを従えて妖怪どもを退治するというもの。

深夜にも拘わらず斉藤由貴、ソニン、竹中直人、美保純など毎回結構豪華なゲストが、しかも妖怪役で出演していた。

その後、北部九州・高知・中京地区でも遅れて放送が始まったが、首都圏での放送はいまもって実現していない。

なお、今回の映画化はTV版を撮り直したものではない。

TVシリーズのうち井口監督自身の演出である第1話「妖怪・鯉びと」と第11話・第12話(最終回)の「妖怪・まぶたの母(前後編)」を繋ぎあわせ、そこに第3話「妖怪・放置自転車」(MBS登坂Pの演出回)や井口監督自身が妖怪に扮した第5話「妖怪・カニ光線」などからいくつかの戦闘シーンを抜き出して加えたものがメインとなっている。

キャラクターの原案は井口昇であるとは言え、権利の関係で豊島圭介や清水崇など、他の有名監督が演出を手がけた回を排除する必要があったのだろう。

そして、今回の目玉は、TV化を前に西村喜廣監督が作ったパイロット版が合せて上映されることである。このパイロット版は映画化によって初めて日の目を見た作品である。このパイロット版でドグちゃんになっていたのが亜紗美である。

さらに、全体を1つの作品としてまとめるために、ドグちゃんによる狂言回し的なシーンを加え(これは新撮)、そしてTVでCMが入っていたところにわざわざフェイクCMを作って入れ込んだものが、この「スペシャル・ムービー・エディション」の全容であり、さらにそこにセーラー服の谷澤恵里香と土偶ビキニ姿の亜紗美、そしてフンドシ一丁の両監督による舞台挨拶が加わって今回の「まつり」の完成である。

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Friday, March 26, 2010

『座頭市 THE LAST』マスコミ試写会

【3月26日特記】 映画『座頭市 THE LAST』のマスコミ試写会に行ってきた。僕は正直言って時代劇はほとんど見ないし、よく解らないのだが・・・。

最初に断っておくと、僕は勝新太郎の座頭市は1本も見たことがない。北野武の座頭市は見たが、あれはリメイクと言うよりパロディと言うべきだろう。すこぶる評判の悪かった曽利文彦監督の『ICHI』は結局見ない間に終わってしまった。

僕でさえこんな具合だから、勝版の市を知らない観客はかなりいると考えるべきだろう。そして、多分そこまで想定した上で選んだのが今回の香取慎吾だったのではないかなという気はする。

しかし、その香取慎吾が良くなかった。少なくとも僕にとっては。

やっぱり、座頭市というのは勝新太郎やビートたけしのようなある種のオッサンが演ずるべきキャラクターなのではないだろうか。それは僕らの先入観とか既成概念とかいうことではなく、もう子母澤寛が原作を生み出したときからそういうキャラだったのではないだろうか?

確かに SMAP の5人の中では香取慎吾だったのかもしれない。ジャニーズ事務所の中では香取慎吾だったのかもしれない。しかし、あまたある俳優の中から香取慎吾を選んだのは間違いであったような気がしてならない。

ともかく演技が堅い。もっと柔らかい演技ができる役者ではなかったか、と訝しい気持ちで一杯だ。それは香取自身の脳裏にも勝新の座頭市のイメージが染み込んでいたからではないのかな? 熱演ではあるのだけれど、いや熱演であるからこそ、なんか空回りする感じがある。

見ていて「違うな」という気が、かなり早い段階からしてくる。そして、(ストーリーのせいもあるのだが)ともかく非生産的な映画だなあという気がする。「虚無」や「無頼」ではなく「非生産的」という印象を与えてしまうところが詰まるところ香取版の市の限界なのではないかと思う。

これならむしろキムタクや稲垣がやったほうが面白味があったかもしれない。そう、面白味に欠けるのである。いっそこのこと綾瀬はるかが演じるほうがよほどインパクトがある。

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Tuesday, March 23, 2010

『エクスタシーの湖』スティーヴ・エリクソン(書評)

【3月23日特記】 ダメだこりゃ。全く歯が立たなかった。エリクソンの小説を読むのはこれが4作目だが、今までで一番難解で、今までで一番読むのがしんどい小説だった。

本を買った時からその予感はあった。栞の紐が2本ついているのである。ということは常に2箇所をマークしながら読み進まなければならないということだ。果たして途中から物語は2筋に別れて行く。

この本は2段組だが、ちょうど2番目の章に入るところで最初の章は終わらずにそのまま2番目の章に食い込んで、左側のページの左から4行目だけを使って(ただし上下の余白はほとんどなく紙の上から下までフルに使って)主人公クリスティンの語りが延々と続く。

一体どういう順番で読めば良いのかさえ解らない。

おまけに、その1行以外の物語の段落も、行の長さが一定せず、しかもセンタリングされていたり上や下に固定されていたりして不思議に波打っている。

その2つの筋が、小説の終わり近いところで見事に合流して1つの文章になるのである。この構造は一体何なのだろう?

「あの時は、危険が勝ったのだ。あの時は、恐怖が形をとった。恐怖は彼女が恐れるあらゆるものから離れて、まともなものからも愚かなものからも離れて、それ自体の存在になった。まともなものよりも、愚かなものよりも大きくなった」(71ページ)

とか、ここではメロディの正体は蛇なのだが、その蛇が

「まず自分の尻尾を、それから残りの部分を飲み込むようにとぐろを巻いていたが、そこでは、恐怖が美になり、それから美が恐怖になるのだ」(323ページ)

などと、よく理解はできないのだが、鮮烈に刺激的な文章がぎっしり詰まっている。

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今日の BGM#39

【3月23日特記】 新しくなった SONY の Walkman のログの2回目である。このシリーズは聴けば必ず書いているのではない。気紛れに抜き出している。

  1. realize (melody.)
  2. 君のこと好きなんだ(あがた森魚)
  3. 黄色いロールスロイス(松任谷由実&加藤和彦)
  4. 純愛(ザ・テンプターズ)
  5. Kyon Kyon はフツー(小泉今日子)
  6. さなえちゃん(古井戸)

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Monday, March 22, 2010

映画『時をかける少女』2

【3月22日追記】 映画『時をかける少女』に関して、昨日はあまり役者に触れなかったので追記。

この映画の主演である仲里依紗の相手役を務めたのが中尾明慶。子役としてデビューしたらしいのでもう随分芸歴が長いが、僕が最初に彼を良いと思ったのは5年前のTBS『ドラゴン桜』である。優等生の兄を持つ劣等生の双子の弟という結構おいしい役だった。ちょっとオーバー目の演技ではあったが、その分印象は強烈に残った。

その後、同じくTBSの『ブラザー☆ビート』でも味のある役をこなし、一昨年の『ROOKIES』でとうとう花開いた感がある。『金八先生』や『GOOD LUCK!!』もあり、TBSが育てた役者と言っても良いのではないだろうか。

僕も密かに応援していたので、あの顔で今回の主演級の役を得られたことをとても喜ばしく思う。

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Sunday, March 21, 2010

映画『時をかける少女』1

【3月21日特記】 映画『時をかける少女』を観てきた。

原作は言うまでもなく筒井康隆の同名の小説である。何度もTVドラマ化/映画化/アニメ化されているが、僕は元来リメイクというものにあまり興味はない。これを観たのはひとえに仲里依紗が主演だったからだ。

そう、普段は監督で映画を選ぶことが多い僕だが、今回はそうではない。『純喫茶磯辺』と『パンドラの匣』を観て、その魅力にすっかり取り憑かれてしまった仲里依紗が目当てである。──ちょっと田舎臭い可愛さ。でも、ただ可愛くて魅力的なだけではない、かなり巧い女優である。

そして、これは観て初めて知ったのだが、仲里依紗の母の若い頃を演じているのが、『きみの友だち』でこれまた鮮烈なデビューを飾り『色即ぜねれいしょん』のマドンナ役も印象深かった石橋杏奈であった。

このダブルの配役にはなんかとても得した気分である。

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Saturday, March 20, 2010

3/20 サイト更新情報

【3月20日特記】 サイトを更新しました(このブログのことではなく、併設する私のHPの更新案内です)。

今回は書評がひとつ、それからレギュラーで更新している言葉のエッセイの新作がひとつです。

書評は『ツイッターノミクス』無料本プレゼントに応募したもの。本を無料でもらう代わりにネット上のどこかにレビューを書くという条件ですが、レビューが本当に上がったかどうかを出版社側が確認する訳でもなんでもありません。

エッセイのほうは、今回は「ことば」ではなく「マーク」の話。

ということで今回の更新は下記の通り:

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Thursday, March 18, 2010

twitter は恐ろしい

【3月18日特記】 考えてみたら twitter は恐ろしいのである。

twitter ではほとんど一番新しいただひとつの粒でしか判断されない。いや、そこまで極端ではないにしても、せいぜい最新の2つか3つの粒で判断される。

誰もわざわざその人のプロフィールページまで読みに行こうとは思わない。だから、TL が混み合っている時は間違いなく単一の粒だけが読まれて、それで判断されてしまうだろう。140字以内の一つの言及が一人歩きするのである。

「いや、そう単純に判断しないでくれ。例えば1ヶ月ほど前には僕はこんな風なことも書いているんだし」と反論したくても、そのくらい前の粒になると検索してみても却々見つけ出すのは難しくなってくる。だいいち、他人の粒をわざわざ検索してくれる物好きはいない。かと言って自分で検索しても見つけられないのである。

その結果、過去の粒との連関は断ち切られて、一つひとつの粒がそれぞれ孤立してくる。

そうなると、ますます最新の粒だけで判断されてしまう。

そして、単に判断されるだけなら良いのだが、その判断に基づいて攻撃的な粒が飛んで来りする。

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Wednesday, March 17, 2010

『ツイッターノミクス』タラ・ハント(書評)

【3月17日特記】 タイトルが誤解を与える惧れがあるので最初に註釈をつけておくと、この本は専ら twitter について書かれた本ではない。twitter や SNS などを広く使って行うコミュニケーション・マーケティングの指南書である。そして、第1章の1行目の最初の単語として登場する「ウッフィー」がそのキーワードである。

ウッフィーは Web2.0 の世界でビジネスを推し進めて行くためのソーシャル・キャピタルである。それは「その人に対する評価の証と考えればいい。人に喜ばれるようなことをしたり、手助けをしたりすれば、あるいは大勢の人から尊敬され評価されれば、ウッフィーは増える。逆なら減る」(13ページ)。

しかし、そこで説かれているのは慈善や博愛の勧めなどではなく、あくまで利潤を追求するための道具なのである。この逆説的な構造こそがこの本のミソなのである。

マーケティングの指南書と言いながら、この本はとても平易に書かれている。そして、そういう才能が著者タラ・ハントを、米誌が選んだ「テクノロジー関係で最も影響力のある女性」のひとりに引き上げたのだと思う。

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Tuesday, March 16, 2010

物は壊れる、人は死ぬ

【3月16日更新】 CD や DVD は意外に破損しやすいものである──僕にはそういう実感があるのだが、皆さんは如何だろうか? 事実僕は「何枚も」とは言わないが「何枚か」の CD/DVD をダメにしている。

ただ、今までに壊れたのは自分で音楽や様々なファイルを保存した CD/DVDであった。今回初めて市販された音楽 CD が聴けなくなって、はあ、素材ではなくてこういうソフトウェアもぶっ壊れるんだ、と少しショックを受けた。

どういう過程で壊れたかと言うとそれはよく解らない。気がついたら壊れていたのである。どういう過程で壊れているのを発見したかと言うと、CD から PC に取り込もうとしたら全く認識してくれなかったのである。

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Sunday, March 14, 2010

ドラマW『蛇のひと』

【3月14日特記】 第2回WOWOWシナリオ大賞受賞作・ドラマW『蛇のひと』を観た。

主演の永作博美と西島秀俊、さらに板尾創路、劇団ひとり、奥貫薫と、好きな俳優がたくさん出ているのに惹かれたのであって、シナリオ大賞のほうは実はそんなに期待して観たのではなかった。ところがどっこい、とても出来の良い脚本だった。人間の心の深いところに分け入った作品だった。

大賞受賞作なんだから出来が良くて当然と思われるかもしれないが、こういうのは応募作の中の比較優位に立ったものが選ばれるだけのことであり、逆に言うとあまり実績のない書き手の作品から選ぶ場合、そんなにレベルが高くないのも無理からぬことである。

むしろ、こんなに良い作品が出てくるということは、それは取りも直さず「ドラマW」というブランドの評価の高さを表すものではないだろうか。

今回受賞者となった脚本家は三好晶子。元コピーライターらしい。WOWOWシナリオ大賞はプロ/アマを問わない賞なので既に映像化された実績のある人であっても構わないのだが、彼女の場合はこれが脚本家デビューなのだそうである。

ともすると無駄なくストーリーを進行することに血道を上げる人が多い中、彼女の場合はきっちり無駄を書き込んでいるところに好感が持てる。この無駄が人を描くのである。

喫茶店で頼んだカフェラテのラテアートをスプーンでぐちゃぐちゃにかき回してから飲む女。話を聞きに来た2人が帰ったあと、「煙草を吸うため」と偽って外まで後を追ってきて泣き言をこぼす男。──これらは言わば「とってつけた」シーンである。それぞれの人物は物語の中でそれほど重要な地位を占めてはおらず、ストーリー進行上は余計なシーンなのである。

ところが、こういうシーンこそが登場人物を人間たらしめ、そしてそれがストーリーをスムーズに転がして行く潤滑油となるのである。

また、逆に全ての覆いを引っペがすような形でストーリーを押し込んで行ったりもしていない。ちょっとはっきりしないところを残したままドラマは終わる。その加減が丁度良いのである。その加減が丁度良いときだけ、それは余韻になるのである。

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Saturday, March 13, 2010

ドラマW 『パーフェクト・ブルー』

【3月13日特記】 録り溜めたまま見ていなかった WOWOW のドラマW をまた1本消化。今日は「宮部みゆき『パーフェクト・ブルー』」。

ドラマW が宮部みゆきに取り組むのは『理由』、『長い長い殺人』に続いて3本目だが、特に最初の『理由』は出来が良く、映画館でも上映された(ちなみに2004年のキネ旬6位)。監督は大林宣彦だった。僕もこの作品は WOWOW ではなく新宿武蔵野館で観た。

今回の『パーフェクト・ブルー』の監督は下山天だが、やっぱり大林の『理由』に比べるとかなり見劣りしてしまう(まあ、比べるのはかわいそうと言えばかわいそうだが・・・)。

『理由』は僕が原作を読んでいたからかもしれない。だからまず、あれだけの原作をよくこんな風にまとめたなあ、という尊敬の念が湧き、それが作品全体に対する好意になったのかもしれない。

ただ、いずれにしても、宮部みゆきの作品は2時間のTVドラマにするには長すぎるし入り組みすぎているのである。だから麻生学監督は『長い長い殺人』に140分を費やしていた。

『パーフェクト・ブルー』は119分にまとめてあったが、まとめるだけで精一杯という感じではなかったか。残念なことに突っ込みどころ満載のミステリになってしまった。

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Thursday, March 11, 2010

靴磨き考

【3月11日特記】 先日飛行機の出発が遅れたとき、上司はその間に靴磨きをしてもらったと言う。ああ、確かに伊丹空港の搭乗口に向かう手前左側に靴磨きコーナーがあった。しかし、あんなとこで磨いてもらう人がいたのか、とちょっとびっくりした。

僕の感覚では、小さい頃からゴルフと靴磨き(磨いてもらうほう)はお金持ちのお大臣のすることだと思っていた。ゴルフのほうは会社に入ってから期せずしてやってみることになったが、靴磨きのほうはいまだに未経験である。

安い高いの問題ではない。なんか偉そうな気がして抵抗があるのである。

で、まあ、それは別として、その話を聞いて久しぶりに靴磨きをした。そろそろ部分的に色褪せしてきたので磨かなければと思っていたことを思い出したのである。

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Tuesday, March 09, 2010

命運+1曲

【3月9日特記】 以前「748曲の命運」というタイトルで2つ記事を書いた(正編続編)。

かいつまんで言うと、今使ってるデジタル・オーディオ・プレイヤが潰れて新しいのを買ったのだが、いろいろ事情があって古いプレイヤに入っていた748曲のうち半分以下の三百数十曲しか新しいプレイヤに移せなかった、という話である。

で、その後また地道に新しいプレイヤに曲を移植する作業を続けているのだが、現在の曲数を確かめてみたら期せずして749曲、つまり古いプレイヤに入っていた曲数を1曲上回っており、この偶然に驚いたのであった。

しかし、これは決して古いプレイヤで失った曲を全て回復したということではない。

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Monday, March 08, 2010

『スラムドッグ$ミリオネア』

【3月8日特記】 昨日 WOWOW で映画『スラムドッグ$ミリオネア』を観た。どうしようかと思っている間に見逃してしまった映画だ。

インドの話であるがイギリス映画である。ただ、イギリス映画ではあるがインドで撮影されたインド人の物語である。

もう大勢の人が観た映画なので書くまでもないと思うが、スラム育ちの無学な少年ジャマールがTV番組『クイズ$ミリオネア』に出演し、最後の問題まであと一歩というところまで無傷で切り抜けるが、そこでイカサマの嫌疑をかけられて逮捕されてしまうところから映画は始まる。

果たしてジャマールは最後の問題に挑戦できるのか、そして最後の問題に正解して億万長者になれるのか、という興味が映画を引っ張って行く力になっている。

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Sunday, March 07, 2010

ドラマW『その時までサヨナラ』

【3月7日特記】 WOWOW から録画してあったドラマW『その時までサヨナラ』を観た。

このところ映画もドラマWも録るだけ録って全然見ないまま相当な数が溜まってしまった。漸く暇を見て1本消化。ちなみにこれは2月14日に放送されたものだ。

原作は山田悠介の小説。僕は読んだことない作家だが、『リアル鬼ごっこ』や『親指さがし』などのベストセラーがあるらしい。

主人公は森悟(北村一輝)。別居中の妻・亜紀(清水美沙、昔は「美砂」だったのにいつ改名したのか?)が幼稚園児のひとり息子を連れて福島県に旅行中に列車の脱線事故で死んでしまう(息子は奇跡的に無傷)。

仕事上の大トラブルでボロボロになっているところに、今まで顧みたこともない家事と育児がのしかかってきて、悟は自暴自棄になってしまう。そんな時、亡妻の職場の後輩で春子と名乗る女性(栗山千明)が勝手に家に入り込んで勝手に家のことをやり始める。不思議なことに息子はすぐに懐いてしまった。

──ここまで見て、どうもトーンのはっきりしないドラマだ。

僕が山田悠介という作家のことを全く知らなかったのも大きな原因だが、一体このドラマがラブ・ストーリーなのか犯罪ドラマなのか、それとも単純なホームドラマなのか、あるいはある種の幻想譚またはホラーなのか、その辺のところがよく見えてこない。

でも、それを知らずに観たのが正解だったと思う。どの手の話か見当がつきながら見たら、きっと一番謎の部分も早くに見破ってしまっていただろう。

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Saturday, March 06, 2010

ネトル

【3月6日特記】 ニールズヤードで買ってきたネトルというハーブティを飲んでいる。

ネトルと言うとなんか間の抜けた感じだが、綴りは nettle である。昔日本のプロ野球チーム(確か南海ホークスだったと思うが)にネトルスという名前の外人選手がおり、来日以来ずっと調子が悪く「ネトルス、いつまで寝とるす」と言われていたのを思い出した。彼の名前もきっと Nettles だったのだろう。

ところで、そのネトルの和名はイラクサで、漢字で書くと「蕁麻」である。そう、蕁麻疹の蕁麻。

てっきり、そのザラザラの葉にかぶれると蕁麻疹が出るのかと思ったが、実はその逆で蕁麻疹に効く薬草が蕁麻なのだそうである。しかし、ネーミングのパタンとしてはこれは非常に珍しい例ではないだろうか? 治療薬の名前が病気の名前の語源になっている例を他に思い出せない。

そう思ってもう少しググってみると、イラクサにはイタイタグサの別名もあり、「イラクサの葉に触れるだけで肌に痛みが走り皮膚がただれる。この症状から名づけられたのが蕁麻疹である」との説もある。うーむ、どう考えてもこっちのほうが説得力に富んでいる。

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Friday, March 05, 2010

3/5 サイト更新

【3月5日特記】 サイトを更新しました(このブログのことではなく、併設する私のHPの更新案内です)。

bk1 に投稿している書評が2つ、レギュラーで月2回更新している言葉のエッセイの新作、そして久々に無用の収集『ちゃうちゃう大全』の新ネタです。

今回の更新は下記の通り:

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Thursday, March 04, 2010

待っているエレベータ

【3月4日特記】 我が家はマンションである。

で、そのマンションに例えば僕が帰宅してきたときに、僕よりも前にエントランスホールに入っていった居住者がいるとする。

その人は突き当りを右に曲がってエレベータの方に消えて行く。僕はと言えば、郵便受けを開けてみたら思いのほかたくさんいろんなものが届いていて、少し取り出すのに手間取ってしまう。

で、やっとこさ全部を掻き出してエレベータの方に歩いて行くと、先にエレベータに乗ったその人がずっと扉を開けて待っていてくれることがある。

僕にはこの感覚が分からない。

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Tuesday, March 02, 2010

コートをめぐるこだわり

【3月2日更新】 3月に入ってコートを着ずに出社している。まだ朝夕少し寒い日もあるけれど、幸いにして今年は暖かいほうなので大して苦にはなっていない。

以前ここにも書いたが、僕はかつてはどんなに寒くても11月中はコートを着ない主義だった。それは11月の最後の1週間がどんだけ辛いかによってその冬の寒さを占うという面もあったが、それよりも「コート=冬=12月・1月・2月」という思い込みと言うか、自分で書くのも何だが妙に杓子定規なこだわりがあったのである。

それが、年を取るとともに寒さに対する耐性が落ちてくる一方で、いろんなことに対するこだわりも融けてきて、今では11月中であっても寒くなったらコートを着ている。いつの間にやら着ていることに対する抵抗感も消えてなくなった。

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Monday, March 01, 2010

今日の BGM#38

【3月1日特記】 さて、今回からは新しくなった SONY の Network Walkman のログである。

  1. HANABI (Mr. Children)
  2. 真夜中のギター(UA)
  3. 結婚ルーレット(松任谷由実)
  4. My Girl (E-ZEE BAND)
  5. again(YUI)
  6. さすらいの天使(いしだあゆみ)
  7. Ame (B) (サカナクション)

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