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Saturday, January 16, 2010

阪神淡路大震災15周年の前夜に

【1月16日特記】 明日であれからちょうど15年なのだそうである。そりゃ、記憶も風化してくるわな。あの揺れの真っ只中にいたのでなければ、もうほとんど憶えていることがなくたって不思議はない。

幸いにして、と言うべきなのかどうなのか分からないが、僕はあの日あの揺れの真っ只中にいた。いや、幸いだとすれば、あの揺れの真っ只中にいながら死ななかったことだろう。僕は床の上をごろごろ左右に何往復も転がされながら、「ああ、自分は死ぬんだろうな」と思ったのをはっきり憶えている。

そういう記憶があるのは良いことである。なぜならそういう記憶が明日への備えに繋がるから。

3連休明けの火曜日だった。そして、それが地震の前の夜だったのか地震が起きた日の夜だったのか定かではないのだが、怖いほどに冴えたまん丸の満月であったことをはっきり憶えている。それ以来、僕は満月を見るといまだに少しあの時の恐怖が蘇ってくるのである。

いや、僕が今書こうとしていることはこういう思い出話ではない。もし、それを語るのであれば、今日ではなく明日の記事にするべきなのだろう。でも、そういうこととは関わりなく、書いておきたいことがあるのである。

もちろん被害に遭った人にとっては大きな意味を持つのかもしれない。しかし、国民一般にとってみれば日にちの記憶にはそれほど意味はない。つまり、それが1月の16日であれ17日であれ、そんなに大きな意味はないし、なくて構わないと思う。

ただ、僕はこの日付を恐らく終生忘れないだろうから、その忘れない日が来たら、必ずチェックしていることがある。それはベッドの側に置いた避難グッズの点検である──特に電池が切れていないか。

1年に1回、この日が来たら必ず点検することにしている。

あの時、地震とは程遠い環境におられた方も、1)家具はできるだけ固定しておくこと、2)避難用の荷物を枕元に用意しておくこと──この2つだけは必ずやっておかれることをお勧めする。

揺れが止まって、当然TV局勤務の人間なので真っ暗な闇の中でまずTVをつけようとしたのだが、本来TVがあるべきところにTVはなく、まだ薄型化していなかったブラウン管TVが僕の枕の上に倒れていた。

寝ている部屋はできるだけ大きな家具は置かないほうが良い──これが3つ目の教訓かな。

ともかく地震はいつ起こるか分からない。充分に備えておくことをお勧めする。この日付をいつまでも憶えている人間のひとりとして。

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