雑踏雑感
【1月2日特記】 初詣に行ってきた。
で、人混みに出るといつも不思議に思うのは、人混みを嫌う人がめちゃくちゃ多いこと。このこと、以前にも書いたかな?
今日も京都の市バスの中から四条通の混み具合を見て、本当は祇園から四条河原町まで歩く気でいたのに、やっぱりこのまま乗って行こうと妻が言い出したのである。
まあ、僕とて別にわざわざバスを降りて人混みに飛び込みたいという衝動を抱えているわけでもないので、すんなりと妻の提案に従ったわけだが、実のところ、僕、そんなに気にならないんですよね。
もちろん、満員電車並みの混み方で身体の接触が避けられない状態とか、急いでいるのに抜けて行くことが絶望的な状態とか、そういうところまで行くとさすがに避けて通ろうとはするが、基本的に人が多いところが嫌ではないのである。
例えばこれが、周りの人間が悉く自分に干渉してくるというのであれば断固として避けるが、ほとんどが何の関わりもない赤の他人であって、僕に何の興味も持っていないし何の接触も図って来ない。──こういう環境ってとても快適だと思う。
人が多いと疲れるという人がいる。
うん、確かに無人のだだっ広いところにいるよりかは幾許か疲れ方は大きいだろう。でも、人に囲まれていると安心感がある。例えばロスアンゼルスみたいな、歩行者がほとんどいない道路を歩いているととても不安になるではないか。
僕は年取ってからも、あまり人のいないところには住みたくない。雑踏のある街に留まりたい。人に囲まれて適度に無視されて暮らして行くのが一番安楽だと思う。
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