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Tuesday, January 12, 2010

発表:2009キネマ旬報日本映画ベストテン

【1月12日特記】 発表されましたね、2009キネマ旬報ベストテン。去年は1月8日だったのに、今年はなかなか発表されないので、まだかまだかと何度もググってました。

まずは発表されたキネ旬ベストテンを再掲し、引き続いて例年通り、僕の書いた記事「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい映画10本」とのつき合わせをして行きたいと思います。

今日発表された日本映画のベストテンは下記の通りです。

  1. ディア・ドクター
  2. ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ
  3. 剣岳 点の記
  4. 愛のむきだし
  5. 沈まぬ太陽
  6. 空気人形
  7. ウルトラミラクルラブストーリー
  8. サマーウォーズ
  9. 誰も守ってくれない
  10. 風が強く吹いている

僕は10本中8本を映画館で観ていました。観てなかったのは3)と9)。

そもそも僕はどんな巨匠であっても昔の映画人にあまり興味は湧かないので、『剣岳』は端から観る気がありませんでした。それに対して完全ノーマークだったのが『誰も守ってくれない』です。

いや、「観ようかな」という気もないではなかったのですが、(これが初監督作品ではないとは言え)君塚良一ってどうなのかな、ちょっと力が入りすぎた映画ではないのかな、と思ってパスしたのでした。今調べてみたらモントリオール世界映画祭で最優秀脚本賞を受賞してるんですね。

さて、残り8本は全て観ているのですが、僕が「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい」としたのはそのうち5本です。

もっとも『沈まぬ太陽』は「入ってほしい」作品ではないけれど「20位以内に入るであろう」作品ではあるとしていたので、ベストテンまで発表された時点で、予想としては6本的中、願いとしては5本成就ということでしょうか(笑)

となると、観たけれども僕は選ばずキネ旬には選ばれた映画が2本ということになりますが、それが2)と10)です。

僕は『パンドラの匣』を選んでいたのですが、同じ太宰原作ものでも『ヴィヨンの妻』が選ばれるとは思いませんでした。根岸吉太郎強しというところでしょうか。ただ、選ばれたことに少し意外感はあっても不満はありません。

それから、『風が強く吹いている』ですが、これも監督の力量を見せつけるような良い出来の映画ではありましたが、ベストテンに選ばれるとは思っていませんでした。

さて、残りの5本が僕の願い通りにベストテンに入ってきた作品です。

で、まず驚いたのが『ディア・ドクター』です。これが1位ですか。ちょっと意外。いや、良い映画でしたが、同じ西川美和監督の作品では僕は『ゆれる』のほうが遥かに凄みがあったと思っています。この映画でさえ2006年度のキネ旬ベストテン第2位に終わったのに『ディア・ドクター』が1位とは、という感じです。

そして、同じテレビマンユニオン所属の是枝裕和監督の『空気人形』が第6位。僕にとってはこの映画が去年の断トツ・ベストでした。2004年度に第1位に輝いた『誰も知らない』よりもこの映画のほうが良かったと思います。是枝映画の中でも最高傑作ではないかと思っています。

第7位の『ウルトラミラクルラブストーリー』は、僕は将来性を買って選んでみたのですが、恐らくキネ旬の審査員たちも同じ気持であったのではないかと思います。

そして、残りの2作は全く順当に選ばれた感じがします。──第4位の『愛のむきだし』と第8位の『サマーウォーズ』。僕としては後者は「まあ、選ばれるだろうな」という感じ、前者は「これが選ばれなければおかしい!」という感じでした。だから『愛のむきだし』が第4位に入ったことはとても嬉しいです。

おまけに満島ひかりがこの映画で助演女優賞を受賞しました。心から祝福したいと思います。

他の個人賞は、脚本賞が西川美和、主演男優賞が笑福亭鶴瓶、助演男優賞が三浦友和、主演女優賞が松たか子だそうです。三浦友和は大ファンなので嬉しいですね。

あと、『パンドラの匣』で川上未映子が新人女優賞をもらいました。これも良かったですもんね。

しかし、監督賞は木村大作だそうで、こういう古い人が獲ると、悪いけど僕としてはなんか興醒めです。まあ、木村さんに対して悪意を持っているわけでもないし、この映画を見てもいないのでこれ以上とやかく書きませんが・・・。

さて、逆に僕は「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい映画10本」に選んだのにキネ旬ベストテンからは漏れた作品が4本──『フィッシュストーリー』、『ホノカアボーイ』、『おと・な・り』、『わたし出すわ』。

この中で一番意外だったのが『おと・な・り』。これは10本のうちの1本に当然選ばれてくると思っていたのですが・・・。

この『おと・な・り』を含む4本が20位以内に入っているかどうかは、例年通り『キネマ旬報』2月下旬号の発売までのお楽しみということになります。発売されたら例年のように、また記事を書きたいと思います。

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