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Tuesday, December 22, 2009

Web 生活10年目を前に思う

【12月22日特記】 僕が自分のホームページを開設したのが2001年2月3日なので、来年でいよいよ、僕が発信側の人間としてネットというものと関わり始めてから10年目に突入することになる。

それだけ長くやってくると、いろんな経験をする。思えばホームページにもブログにも、けっこう凹むメールをもらった。

──悪意に満ちたもの、「ひょっとすると自分が間違っているのではないか」とは決して思わない人の正義感溢れるメール、勝手な考えを押しつけてくるメール、僕を放送業界の公式代表のように扱って挑んでくれるメール・・・。

そういう人たちとのやりとりを通じて、いや、そういうやりとりが避けられなくなってヘトヘトになる局面を重ねて、少しずつ勘所みたいなものが身についてきたのも確かである。

Web 上で書いてはいけないことというのがあるのである。それがおぼろげに解ってきた気がする。

いや、ここには、それが何なのか、つまり、「 Web 上で書いてはいけないのは具体的にどんなことか」ということは書かないでおく。そんなことを書いてしまうと、「そんなことは堂々と書けば良いのである。お前は根本的に間違っている」みたいなメールをもらいそうだから(笑)

ただ、単純に例えば「政治の話題はダメ」みたいなジャンルの問題ではないのである。あるいは、こういう話題が含まれているとマズイ、ということでも必ずしもない。すべては具体的にどう表現するかという問題なのである。

ただし、どんなジャンルや話題を選んでも必ず表現で乗り切れる、というものでもないのである。この辺が非常に難しい。物事には濃淡というものがあるのである。

仲間内でおしゃべりしている時であれ、ブログや SNS に何かを書く時であれ、いずれにしても「そういうことは言っちゃ(書いちゃ)いかん」ということはある。それは、その時や場所や場合や参加しているメンバーや、あるいは単なる雰囲気によって、微妙に変わってくる。

そして、そういうことで微妙に変わってくるのに加えて、音声として口から発するのか記事として Web に載せるのか、メディアによってまた少し色合いが変わってくる。

言葉は生きているのである。

単に口から発せられた言葉と、紙の上に活字になって乗っかった言葉と、Web 上を飛び交う言葉とでは随分性質が違う。

口から発せられた言葉は遠くまで届かないし瞬時に消えてしまう。メンバーも非常に限定される。

紙の上の活字になると伝わるメンバーが一挙に拡大する(が、依然限定的である)。一方、一度発表してしまうと訂正するのが非常に困難になる。

Web に上がった言葉はどこまでも届くしいつまでも消えない(本人が消してもキャッシュが残っていたりする)。ただ、何度も訂正変更することは可能である。

そのメディア特性の差は非常に大きい。

だが、どちらも所詮言葉であるという点は本質的に共通である。この辺が面白い。

なんか、その辺がぼやっと見えてきた。それが僕の10年だったような気がする。もちろん、今後も依然として模索しながら書いて行くことに違いはないのだが・・・。

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