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Tuesday, December 15, 2009

『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE 3』試写会

【12月15日特記】 『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE 3 http://鷹の爪.jp は永遠に』の試写会に行ってきた。

もう、鷹の爪のコアなファンなら言われるまでもないことなのだろうが、別に腹がよじれるほど面白いということはないのである。声を上げて笑うシーンが全くないとは言わないが、そう何度もあるわけではない。ポイントはこの遊び心をどう評価するかということだ。

だから、好きな人は好き、よく分からん人にはよく分からん。それで良い、と言うか、仕方がないのである。

でも、まあ、毎回毎回(と言っても僕は2作目の『黒烏龍茶』は観ていないのだが)よくもまあ、これだけ突飛なこと重ねて遊んでくれるなあ、と思う。今やっているTVシリーズではいきなりサントリーの「非提供」テロップを出すなどして話題を呼んだが、大体がそういう発想の延長上にある。

劇場版第3作になる今回の映画の売りは何だろう?

──いつも通りの荒唐無稽なストーリー。残り制作費のバロメーターなど自虐的なギャグ、ストレートすぎてもはやギャグの域に達しているタイアップ、いろんなとこから声優引っ張ってきて本人の似顔絵で出演させてたり、「た~か~の~つ~め~」コールには1万人以上が応募してたり(しかも全員の名前がエンドロールに出る。けど、速くて読めん)・・・。

いや、今回の大きな仕掛けは、蛙男商会の手抜きフラッシュアニメに加えて、あの山崎貴と白組が本格的なCGで「友情演出」していることと、テーマ曲にスーザン・ボイルを起用したことだ。

この2つの本格派起用はいつもの蛙男商会のチープさとのアンバランスを狙ったものでもあるが、その一方で、これらがあることによって、このバカバカしいことこの上ないドラマが不思議に締まってくるところがすごいと思うのである。

劇場用第1作を観て、僕は FROGMAN という人が意外に音楽に対してものすごく造詣の深い人だと知った。そして、今回はこの山崎CGの入れ方を見て、決して息切れしそうなストーリーしか書けない人ではないのだろうと思った。

笑って笑って、ひたすらバカバカしくて、でも最後にちゃんとカタルシスがあるというのは、アングラ系の優れた劇団の出し物の定形である。FROGMAN は多分そういう演出方法をちゃんと心得ているのである。

ただ、もちろんそれをその通りにはやってこない。ちゃんと外すところは外して、未完成で粗雑な肩透かしで終わってくれるのである。

初めに書いた通り、その遊び心をどう評価するかによって、この映画につく点数は大きく上下するのではないだろうか。

『古墳ギャルのコフィー』の短編との併映で来年2月公開予定とのこと。

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