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Monday, December 14, 2009

『フォース・カインド』試写会

【12月14日特記】 『フォース・カインド』の試写会に行ってきた。

これはかなり評価の割れる映画である。僕は大体、ははあ、この辺が評価の分かれ目かな、などと結構冷静に観察できたりするのだが、今回ばかりはこの映画が面白くないと言う人の気が知れない。

きょ、驚愕の映画であった。衝撃的。見終わって暫くものも言えいくらい。実際「なんだ、こりゃ」みたいな感想を述べていた人も知っているのだが、なんでこれが面白くないのだろう? 引き込まれた。のめりこんだ。

複雑な構成の映画である。

主人公は心理学者のアビゲイル(アビー)・タイラー。実在の女性であり、この映画の中でもインタビュイーとして登場する。そして、彼女が研究用に録り溜めた実録映像と音声が披露される。このあたりは全て本物なのである。

そして、実録映像音声だけでは構成しきれない部分を役者たちが再現映像で演ずる。アビーに扮しているのはミラ・ジョヴォヴィッチである。

この虚実の2系統の映像が綾なして織り込まれているのがこの映画である。時には画面を左右ワイプして、左には実録映像、右には再現映像をシンクロさせたりしている。

僕はそもそも実話だとか実録だとかいうことにはさして魅力は感じない人間で、フィクションの方がよほど面白いと常々思っている。

しかし、ここまでの事実を突きつけられるとどうしようもない。実際にこれだけの恐ろしい光景が映像に残っているのである。いや、肝心なところになると必ず記録映像はめちゃくちゃに乱れてほとんど見えない状態になる。でも、きっちりと映っているのである。

この怖さは実際に見ていただくしか仕方がない。

本当は全く予備知識のないまま観るのが一番良いと思う。だから、もう観ようと決めている人はここから下は読まなくて良い。

とりあえず、観た人の記事を読んで観るか観ないかの参考にしようと言う人のために少しだけあらすじを書いておこう。

冒頭、アビーは同僚の心理学者のカウンセリングを受けている。アビーの夫は、アビーの隣で寝ているとき、アビーがふと目を覚ました瞬間に何者かに刺し殺されている。アビーはその犯人を見たはずなのにどうしても思い出せない。その記憶を呼び起こすために催眠療法を受けている。だが、パニックになって失敗。

次のシーンでは今度はアビーが催眠療法を施す側。アビーは夫の研究を継いで、ノームの街の不眠症に悩む患者たちの治療をしている。彼らは皆一様に「夜中に目が覚めたら、部屋の中にフクロウがいて自分を見ていた」と言う。

彼らを催眠にかける。しかし、皆とんでもないパニック状態になって、一度は覚醒するも、その後それぞれが悲惨な死を遂げる。

もう、これ以上は書くまい。できればもうこれ以上は読まずに観て欲しい。

どうしてももう少し知りたい人のために書くと、タイトルの「フォース・カインド」は The 4th Kind である。それは何かと言うと、スティーブン・スピルバーグの名前を不動のものにした『未知との遭遇』で、UFO や宇宙人との接触の度合いを「第1種接近遭遇/第2種接近遭遇/第3種接近遭遇」と分類していたが、この映画で扱われているのは、そのさらに先にある接触、「第4種」なのだということだ。

『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』みたいなキワモノ映画かと思って観たら大違いだった。まずは観てほしい。凍りつくぞ(いや、人によってはげっそりするだけかも)。

【追記】

実録映像に出てくるアビー・タイラー博士が、こう言っては申し訳ないが、アダムス・ファミリーに出てきそうなお化けみたいな女の人で、これ見てるだけでも結構怖い!

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