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Tuesday, December 08, 2009

iPhone での日本語入力に感激す

【12月8日特記】 iPhone を購入して痛切に感じたのは、携帯に比べて日本語入力が圧倒的に楽だということだ。

アルファベットのキー表示にすると、タッチパネルが狭いのでちゃんと押したつもりが隣のキーを押していたりすることも多いが、iPhone 独自の日本語入力画面にすると、「あ」「か」「さ」「た」「な」「は」「ま」「や」「ら」「わ」の10文字分10キー+記号や小文字用のキー2つが3×4に分割されて並ぶのである。

しかし、ここまでは構造としては携帯のキーと似たようなものであり、単に携帯よりひとつひとつのキーが大きいということでしかない。違いが出るのはその先である──入力の仕方がまるで違うのである。

まあ、結構知られていることなのでわざわざ書くまでもないことかもしれないが、中には iPhone のことを全くご存じない方もおられるだろうから少し具体的に書いておく。

携帯の場合は「あ」なら「あ」キーを1回、「い」なら「あ」キーを2回たたくことになる。もちろん iPhone でもその入力方法は生きている。しかし、僕はその方法を採らない。それはあまり効率の良い方法ではないから。

iPhone 独自の方法は「あ」なら「あ」キーを1回タップ、「い」なら「あ」キーを左へドラッグ、「う」であれば今度は「あ」キーを上へドラッグ、同じく「え」は右へドラッグ、「お」は下方向へドラッグとなる。

最初は少し戸惑うが少し慣れて指が憶えてくると非常に効率よく入力できるようになる。

そもそも僕は携帯で文章を打つのが面倒で好きではなかった。何せ携帯よりも先にPCに親しんできた世代である。いや、PCの前にはタイプライターを使っていた部族である。

10本の指を使って打ち込むのは得意でも、指1本や2本では却々スピードが上がらないのである。どう頑張っても今の中高生のように速く的確には打てない。

「お」を打とうと思ってうっかり6回たたいて通り過ぎるなんてことはざらにある。しかも、この場合は「あ」に返るのではなく「ぁ」「ぃ」「ぅ」「ぇ」「ぉ」の後でやっと「あ」に戻って、そこから4回叩いてやっと「お」なのである。

ただ、速く打てないから、失敗するから嫌なのではない。その非合理性が嫌なのである。

QWERTY 配列のキーボードは一説によると使う頻度の高いキーを中央に集めてあると聞く。本当に統計に基づいて、設計時点から明確にそういう意図があったのかどうかは知らないが、大ざっぱに言って確かに良く使うキーは人差し指/中指で打てるようになっており、小指を上段や下段まで延ばして打つキーはそれほど使うキーではない。

それに対して携帯では、「あ」なら1回タッチするだけで済むのに、「ぽ」だと7回も叩かなければならない──ここが納得が行かないのである。使用頻度と全くリンクしていないのである。これは非合理的である。

僕は概ね合理的なものを好む。もちろん非合理的なものを全面否定する気はないが、しかし、全てのテクノロジは基本的に合理的なものを目指してほしいと思っている。

iPhone の入力方法は決してよく使う文字の入力ほど楽という訳ではない。ただ、少なくともそれぞれの文字を打つための負担や手順にあまり差がないのである。

だから気持ちが良い。だから速い。「ぉ」や「ぽ」を打とうと思った瞬間に脳裏をかすめる憂鬱とは無縁なのである。

大げさだと思われるだろうか? でも、僕はこのことを相当気に入っている。これはある意味で僕向きの入力装置なのかもしれない。

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