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Thursday, November 19, 2009

手帳考

【11月19日更新】 毎年手帳を送ってくれていた芸能プロダクションから「利用者が少なくなったので来年分から廃止いたします」とのハガキが届いた。これも紙がどんどん電子化されて行く流れの中でのことなのか。

僕はその手帳を毎年使っていた。

お世話になっている会社(の社長)が毎年送ってくれるので、使わないと悪いような気がする、ということもあるが、それよりも1冊1冊にローマ字で名前を入れてくれているので他人にあげられないという事情もあった。

でも、それだけのことで使い続けていたのではなく、やっぱり必要性があったと言うか、使い勝手が良かった面もあったからだと思う。

それは紙の資料が持っている特徴であり利点である即時性と一覧性である。

まず即時性。

僕の場合、スケジュールは会社が採用しているグループウェア“サイボウズ”に全て入っていて、携帯からもアクセスできるのでわざわざ手帳に併記する必要もないのだが、なぜそうしているかと言えば、そのほうが便利なケースがあるからである。

手許でPCを開いている状況であれば良いのであるが、時には電気や電波が遮断された環境にいることもある(そして、そういう場面で往々にして新しいスケジュールが決まる)。そういう場合はとりあえず手帳に書くのが一番早いし確実だ。

鞄の中に電源を切ったノートパソコンが入っている状況と、背広のポケット(または鞄の中)に手帳が入っている状況があったとして、よーいドンでスタートしてどちらが早くスケジュールを呼び出せるかと言えば手帳のほうが早いのは間違いない。

そして、一覧性である。

手帳にはスクロールなどという作業は必要ではない。いつでもどこでもひと目でページ全体を見渡せる。仮にそのページになくても次のページを表示するのも一瞬である。PCの場合はページの構成とその時のネット環境に依存する。特に携帯から見ていると翌週のスケジュールを表示するまでに結構時間がかかったりするものだ。

そういうことを考えると、面倒臭くてもやっぱり手帳にも併記しておこうという気になるもので、僕の場合にはそういう風に手帳を活用して来た。

この手帳は、送ってくれる会社の独自仕様は付け加えてあるものの、基本は「能率手帳」であり、シンプルで使いやすいものであった。考えてみると結構重宝していたのだと気がついた。

とは言え、廃止されてしまったとなるとどうしようもない。で、早速紀伊国屋書店の文具売り場に行ってきた。

世の中には「ほぼ日手帳」をはじめ、いろんな「売り」を持った多くの手帳が発売されているが、上で述べたように、僕はただスケジュールが書ければそれで良いのである。いろんな付録のページも住所録も大きなメモ欄も不要である。ただ、書き込みやすく読みやすいスケジュール欄だけがあれば良いのである。

で、あっけないくらいすぐにそういう手帳が見つかって即ゲット。

毎年もらっていた手帳がもらえなくなったのは残念ではあるが、逆に新たに自分で気に入ったものを買う楽しみができたことに気づいた。

来年以降も年末の楽しみになるかもしれない。

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