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Saturday, November 21, 2009

キネマ旬報 映画史上ベストテン

【11月21日特記】 年末から年始にかけてさまざまな映画賞の発表があるが、その前にキネマ旬報から「映画史上」のベストテンの発表があった。日本映画だけ再掲すると、

1.『東京物語』
2.『七人の侍』
3.『浮雲』
4.『幕末太陽伝』
5.『仁義なき戦い』
6.『二十四の瞳』
7.『羅生門』
7.『丹下左膳余話 百万両の壺』
7.『太陽を盗んだ男』
10.『家族ゲーム』
10.『野良犬』
10.『台風クラブ』

(ちなみに洋画のトップは『ゴッドファーザー』だった)

こういうのはとても難しい。選考の対象が多すぎると言うよりもスパンが長すぎるのである。

これだけ長きにわたって映画を見続けている人はいないだろうし、公開と同時に見るのと何十年も経ってから遡って見るのとでは随分印象も違うだろう。

つまり、全てをカバーできている評論家もいないだろうし、全ての審査員が映画を同時代的に把握している訳でもないのだ。共通の基準でランクを付けるのは大変難しい作業だと思う。

いや、それどころか、そもそも候補作を全部思い出すのが大変だろう。

だから、多分半年後に同じメンバーで投票したらかなり違う結果が出るのではないかと思う。ま、しかし、こういうのはあくまで1つの「趣向」なのであって、そんなもんで良いのではないかと思う。

で、この10本の中で僕が(映画館で)観たのは3本だけ(乱暴に総括すると、それ以外は僕にとってはいささか「古すぎる」感じがする)。

  • 『太陽を盗んだ男』(長谷川和彦監督)
  • 『家族ゲーム』(森田芳光監督)
  • 『台風クラブ』(相米慎二監督)

となると、僕が生涯見た映画のベスト3がこの3本っちゅうことかい?ということになるのだが、不思議なことにあまり抵抗はない。この辺が僕とキネ旬という雑誌の相性の良さだと思う。

『太陽を盗んだ男』は随分若い頃に見た映画だが、いまだに強烈な印象が残っている。森田芳光で1本となると僕は『の・ようなもの』を挙げるのだがこれはあまり知られていないデビュー作なので、『家族ゲーム』を選ぶのも妥当な線だ。そして、『台風クラブ』は僕が生涯見た映画の中で3本の指に入ると言って良い映画である。

こういう体験を重ねて、『キネ旬』に対する信頼感はどんどん強まって行くのである。このブログでもまた「キネマ旬報ベストテンに入ってほしい10本」という恒例の記事を書く予定である。

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