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Tuesday, September 29, 2009

『わたしは、なぜタダで70日間世界一周できたのか?』伊藤春香(書評)

【9月29日特記】 「なんか、とても悔しい。そう、羨ましいんじゃなくて悔しい。この感じ、読んだ人なら解ってくれると思う」──この本を読んでそう言った人がいたけど、まさにそういう感じ。

この本は、当時女子大生だった“はあちゅう”こと伊藤春香が、自らプロモートして獲得したスポンサーからのタイアップによってタダで世界一周をした記録である。

意地悪く書けば、生意気盛りの小娘が大人を籠絡して好き放題の遊びに興じるストーリーであり、そういう意味では読者が反感を抱いても何の不思議もないのだが、残念ながら(?)反感は抱けない。反感を抱けるのはせいぜい最初の20~30ページだ。

はあちゅうのパーソナリティによる部分も大きい。彼女は決して我が強く思い込みの激しい、ありがちな小娘ではない。むしろ自分の臆病な面をしっかりと描いているし、読んでいると意外に古風な面があるのも判る。だが、一方で目的に向かっては揺らぐことなくまっしぐらに突き進んで行く。

この不思議な強さは一体何なんだろうと思う。

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twitter TL上のさとなおさんと鳩山さん

【9月29日特記】 見た人も相当数いるとは思いますが、さっき twitter 覗いてみたら、なんとさとなおさんが鳩山首相と飯食ってるって言うじゃないですか。それをさとなおさんが twitter で生中継してるんです:「いまiPhone談義」とか・・・。

で、当然それに対してかなり多くの人間が@返信したりRTしたりはずなんですが、今度はそれらに対して、「
いま皆さんの返信をパソコンでよんでます。首相が。」と来たもんだ。いやあ、このライブ感覚はやっぱりすごいね。到底他のメディアでは無理。

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Monday, September 28, 2009

新プリンタにかなり満足

【9月28日特記】 9月8日の記事で「C社かE社からもう少し小さいのが出るまで辛抱することにしました」と書いたばかりですが、その舌の根も乾かないうちにプリンタを買ってしまいました。

いや、もう、辛抱たまらなくなって、という訳ではありません。まさに「もう少し小さいの」が出たからです。キャノンの MP640。ネットワーク対応のインクジェット複合機。

いっそのことみんなが褒めるエプソン製に変えるという手もあったのですが、やっぱり長年使ってきたキャノンに愛着がありました。前に使ってた MP600 と同じシリーズなので、基本的に良く似たデザインなんですが、気持ち小さくなってます──これはてくのろ爺さんの賜ですね。

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Sunday, September 27, 2009

Microsoft Office 2010 のレビュー記事を読んで

【9月27日特記】 『日経パソコン』9/14号で、来年前半発売予定の Microsoft Office 2010 の特集記事を読んだ。

従来と同様にPCにインストールして使う「リッチクライアント版」に加えて、Web ブラウザ上で動く「Web アプリケーション版」、携帯電話などで利用する「モバイル版」の3種があるのは良いとして、まあ、こちらも新機能てんこ盛りである。

昨日書いたウィルスバスター2010の記事では「親切と言うかお節介と言うか」、「その辺のものを重宝と感じるか余計と思うかは、まあ、人によるのだろうが」などと書いたが、この新 Office の新機能に関して言えばほとんどの人にとって「余計なお節介」なのではないだろうか?

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Saturday, September 26, 2009

ウィルスバスター2010

【9月26日特記】 トレンドマイクロから今ごろになってウィルスバスターの無料バージョンアップの案内メールが来た。今回は随分不親切、と言うより連絡が遅い。

2010 が出たという報道を目にしたのはいつだったか。そして、あ、確か無料でバージョンアップできるはずだと思い出してサイトを覗いてみたのが先週のこと。既に我が家のPCは全部ウィルスバスター2010 にバージョンアップ済みである。

ウィルスバスターも一時随分と評判の悪い時期もあったけど、このところの2~3バージョンはとても評判が良いのではないかな。僕はずっとこのウィルス対策アプリを使用している。

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Thursday, September 24, 2009

歪むビル ~その2~

Bldg1 【9月24日特記】 ちなみに、って「今ごろ何が『ちなみに』じゃ!?」と言われるかもしれませんが、これが 9/21 の記事に載せたのと同じ風景を携帯のカメラで撮ったものです。

トイカメラの画像では解りにくいかと思って、こっちの写真も掲載してみました。

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Wednesday, September 23, 2009

映画『カムイ外伝』

【9月23日特記】 映画『カムイ外伝』を観てきた。いや、原作はろくに読んでいない。ただ、崔洋一(監督、脚本)=宮藤官九郎(脚本)=松山ケンイチ(主演)という組合せに惹かれて・・・。

端的に言って、これは「映像詩」である。良く撮れている。

VFX は、多分ある程度わざとなんだろうけど、やや作りもの感が強くて、「おいおい、それじゃまるで Google Earth だ」みたいな動きもある。しかし、映像としては非常に美しい。

VFX やらワイヤ・アクションやらで、「いくら忍者でも、そんなには飛べんでしょ」みたいな突っ込みどころも満載ではあるが、画の流れとしてはこれも非常に綺麗だ。リアルであることよりも美的であることを選んでいる。

そして、殺陣では激しい動きを結構長廻しで押さえていたりして、如何にも大変だったろうなという印象がある。人がよく動いて見事なアクション映画になっている。

しかし、「映像詩」の部分が少し前に出過ぎていて、ストーリーを追って観ているとこれはどうなんだろ、という思いがないでもない。

喩えて言うなら、小説だと思って買った本がページを開いてみると詩集だった、みたいながっかり感である。詩集自体は名作なんだけど・・・、みたいな。

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Tuesday, September 22, 2009

『イースタン・プロミス』

【9月22日特記】 昨夜、WOWOW から録画しておいた映画『イースタン・プロミス』を観た。2008年のキネ旬ベストテンの6位に入っている映画。

デヴィッド・クローネンバーグ監督は『裸のランチ』で魅せられて、以来『エム・バタフライ』、『クラッシュ』と立て続けに見たが、ここのところ少し離れていた。

僕はあの『裸のランチ』のトリップ感に溢れるグロテスクさが好きだったのだが、この映画は幻想的なものを排した「現実」の世界である。

しかも、描かれているのがロンドンのロシア・マフィアの「現実」なので、これはかなり恐ろしい。

殺害した死体の正体を隠すために10本の指をパッチンパッチン切り落として行くとか、サウナで素っ裸の時に鋭利な刃物を持った2人組に斬りつけられるとか、考えただけで寒気がするようなシーン満載である。

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Monday, September 21, 2009

toy camera 4作品

【9月21日特記】 実は少し前にトイカメラを買った。VISTAQUEST VQ1005→

で、初めて撮った写真がこれ↓だ。なんじゃこりゃ!?

Neighborhood1 それが何べん撮っても上手く撮れないんだな。手ぶれがどうとかいうレベルじゃなくて、あさっての方角が取れてしまう。

妻が撮ると割とまともに撮れるのに、何故だか僕が撮ると真っ正面を狙ったはずなのに床のタイルが写ってたりする。

それだけじゃなくて、こんな風↓に建物が歪んでしまうのである。

Neighborhood2

ね? なんじゃこりゃ、でしょ?

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Saturday, September 19, 2009

Life-Size Music~ずっと大切にしたいうた~

【9月19日特記】 また良いアルバムを見つけました。My Amazon Store にも追加しておきました。カバーのコンピレーションなのでどちらのカテゴリに収めるか少し迷いましたが、結局カバーの名盤ではなく珠玉のコンピレーションのほうに入れました。

Life-Size Music~ずっと大切にしたいうた~[邦楽カバー編]

  1. ハナミズキ(Dew)
  2. サヨナラCOLOR(小泉今日子)
  3. スローなブギにしてくれ(I want you)(斉藤和義)
  4. 接吻KISS(Fried Pride)
  5. 泣いたままでlisten to me(グディングス・リナ)
  6. 世界中の誰よりきっと(酒井法子)
  7. 会いたい(財津和夫)
  8. 初恋(GOING UNDER GROUND)
  9. 真夜中のギター(UA)
  10. 見上げてごらん夜の星を(noon)
  11. Swallowtail Butterfly~あいのうた~(つじあやの)

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Thursday, September 17, 2009

『IN』桐野夏生(書評)

【9月17日特記】 読み始めてすぐに、あ、これは壇一雄だ、と思った。自然主義文学ではなく無頼派の作家を思い浮かべたのである。

作家の緑川未来男は妻と3人の子供がありながら、妻の千代子とは違って所帯染みず都会的な雰囲気のある○子との浮気を続け、2回も堕胎させている。千代子には隠し通すつもりでいたのだが、日記を盗み読みされて全てばれてしまい、そこからが修羅場になる。

それでも未来男は○子と別れるつもりはなく、さりとて千代子と別れて○子と所帯を構えるつもりもさらさらなく、あくまで都合の良い今の関係を続けようとする──。

そこには身勝手な男の心情が見事に描かれていて、女性の作家でよくここまで書き込めたものだと驚いた。だが、これはこの小説のメイン・ストーリーではなく作中作の小説『無垢人』なのである。

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夫婦風邪引きの弁

【9月17日特記】 僕が引いていた風邪が妻にうつったらしい。僕が治ってから間が開きすぎているような気もするが、なにせ症状の変遷が全く同じなのである(ちなみに2人とも検査を受けたがインフルエンザではなかった)。

最初は熱もあまり出ない。喉が痛い程度。

で、ああ、あんまり悪くならずに治ってきた、と思ったところから何度も何度もぶり返してくる。

結局熱も出る。厚着をして汗をかいて熱を下げようとしても、なんか熱が内に籠ったような感じで却々汗が出ない。漸く汗をかいて、さあ、これでいつもの回復パタンかと思った辺りから、もう一度ぶり返す。そして咳はいつまでも取れない。

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Wednesday, September 16, 2009

Google Chrome 3.0.195.21

【9月16日特記】 家のPCには入れていないのだが、会社のPCに入っている Google Chrome を 3.0.195.21 に(もっと分かりやすく言うと 2.5 から 3 に)バージョン・アップしてみた。

やっぱり、速い。前から速かったが、その時よりもさらに速くなっているらしい。んで、シンプルで美しい。

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Tuesday, September 15, 2009

困ったついった

【9月15日特記】 今日、ついった上で激しく不毛な言い争いを読んだ(相互の論点がずれているので「論争」とは言い辛い)。

はあ、こういうことってあるんですね。まさに flaming on twitter 。とても怖かった。あまりに怖かったので詳しくは書かないことにする。

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Monday, September 14, 2009

仕事は難しい

【9月14日特記】 最近社内に変な考えが横行している。

例えば、「上司の決定には逆らえないから」などと言いながら、結局不満を溜めてしまい、当の上司以外の誰かに不満をぶちまける。

まず、上司に決定させてはいけない。現場が決定して上司にはそれを納得させるのである。

次に、たとえ上司に何か言われても、それが間違っていると思ったら言い返してくれるからこそ正社員を雇っているのであり、ただ上司の命ずる通り手となり足となって働くのはアルバイトの仕事ぶりである。

上司に具申したにも拘らず上司は頑として受け付けず、「うるさい、俺の言う通りにしろ」と言われたのであれば仕方がない。いや、そういう場合でも命がけで反抗するという選択肢もあるが、サラリーマンとして危険度の高い選択となるので、必ずしもそうせよとは言わない。

何よりもまずいのは、一度も上司に物申すことなく漫然と上司の決定を待ち、そうなってから「上司の決定には逆らえないから」などと自分に言い訳することである。

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Sunday, September 13, 2009

電波時計とPC

【9月13日特記】 「あれ、もうこんな時間か」──寝室の電波置時計を見て意外な気がした。twitter にひとこと書き込んでから出かけようと思っていたのに・・・。ベッドのシーツを取り替えてから、twitter でひとつぶやきするくらいの時間はあると思ったのになあ──。

で、寝室にあるもう1つの(妻が使ってる、電波じゃない)置時計を見たら、電波置時計のほうがちょうど10分進んでる。あれっ?と思って2つある電波腕時計を見て、念のためリビングルームにある電波じゃない置時計も見たが、どうやらベッドサイドの電波置時計だけが10分進んでいるようだ。

こんなことって、ある? そもそも電波時計なのに。

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Saturday, September 12, 2009

映画『BALLAD 名もなき恋のうた』

【9月12日特記】 映画『BALLAD 名もなき恋のうた』を観てきた。

山崎貴という人は僕にとってはあまり興味の湧かない人である。ただ、この作品は評判も良いようだし、クレヨンしんちゃんの実写映画化というのが気に入って、原作は観ていないものの、あのアニメをどう料理したのか確かめたくて見に行った。

だが、どうもこの監督は僕とは相性が良くないようだ。

まず、「CGの人」だという思いがあるので、「あ、あれは質感が少し違うからCGなんだろうな」「これもあれもCGだ」「これは見た目は分からないが多分CGなんだろうな」などと、普段だったら気にならないことがずっと気になる。

別に「CG=悪」だと思っている訳でもないのだが、どうも気になり始めると観ている間中ずっと散漫になってしまう。

他にも次々といろんなことが気になって来る。

例えば冒頭の廉姫(新垣結衣)が湖の畔で祈っているシーンで、カメラがガッキーに寄って行く時のその尋常ではない寄り方──それはCGではないし決して貶すようなカメラワークでもないのだが、「この寄り方は時代劇じゃないだろ」といきなり思ってしまった。

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Thursday, September 10, 2009

HP・ブログ・twitter×比喩3種(やや未整理)

【9月10日特記】 「twitter をやり始めたらブログを書く気にならなくなってしまった」と言っている人がいた。ちょっと驚いた。僕は全くそんな気はしない。

僕にとっては twitter とブログは全く種類の違う媒体である。従来型のホームページも含めてそれらの差異を喩えるなら、

  1. HP は一個の作品
  2. ブログは走り書き
  3. twitter は会話の一断片

そう、twitter は文字にこそなっているが文字通りの「つぶやき」であり、会話の一部分なのである。決して「独り言」ではなく「会話」である。独り言は無意識のうちに口を突いて出ることもあるが、無意識でキーボードを叩いて文章を書くことは不可能なのであって、読まれることを意識して書いているからにはそれは決して独り言ではない。

ひょっとするとひと言も返って来ないかもしれないし、いやそれどころか誰の耳(目)にも達しない可能性さえあるが、それでも基本的に他人に到達することを前提に書かれている限り、twitter は会話のパーツなのである。

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Tuesday, September 08, 2009

プリンタとミシンと先入観

【9月8日特記】 プリンタをね、買い替えようかと思ったわけですよ。いや、今はね、前にこのブログにも書いたように、NAS にプリントサーバの働きをさせてるわけです。これでもその前に使ってた安物のプリントサーバよりはよっぽど使い勝手が良いんですよ。

ただ、やっぱり、まあ言ってみれば今の形は「擬似 LAN」みたいなもんで、どこか不完全なとこがあるんでしょうね。無線で繋いでる妻のPCから印刷しようとすると、時々プリンタを見失ってしまうんですよ。

やっぱりちゃんと IP で接続できる、所謂ネットワーク・プリンタに買い替えようかな、なんて思いましてね、先日ヨドバシに行ってみたんです。随分たくさん置いてありますね。

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Monday, September 07, 2009

テープデッキ久々に起動。

【9月7日特記】 妻が仕事から帰ってきて、「ウチで VHS から DVD にダビングできる?」と訊く。

もちろん。

こういうことがあろうかと思って、ビデオデッキを捨てずに置いてあったのである。しかし、HD/BD レコーダを買って以来、ビデオデッキの電源を入れるのは初めてである。いや、配線はちゃんとしてある。

ところが、ビデオデッキの電源を入れても何も映らない。

そんな馬鹿な、と改めて機械の後ろ側を確かめてみたら、ビデオデッキとTVが繋がっていて、HD/BD レコーダとは繋がっていない。しかも、よく見たらどちらも出力端子ではないか!

ま、こういう機会にちゃんと配線を確認できて良かった、と気を取り直してビデオデッキの出力端子からHD/BD レコーダの入力端子に繋ぎなおす。

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Sunday, September 06, 2009

今日の BGM#31

【9月6日特記】 今日も最近の何日かから2回分併せて掲載。

  1. 台湾(豊田勇造)
  2. 幸せであるように(FLYING KIDS)
  3. 人魚姫(中山美穂)
  4. さよなら Color (Super Butter Dog)
  5. vs (misono)
  6. バン!バン!バン!(ザ・スパイダース)
  7. 咲坂と桃内のごきげんいかが1.2.3(スネークマンショー)
  8. アマリリス(渡辺美奈代)

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Saturday, September 05, 2009

『「空気」と「世間」』鴻上尚史 (書評)

【9月5日特記】 実は鴻上さんとはかつて仕事上で浅からぬご縁があり、そういうきっかけもあって芝居も何度か拝見しているが、考えてみたら今まで物書き(脚本家は別)としての鴻上さんを意識したことはなかった。

それで、そういう流れから本屋で手に取ってみた訳だが、数行読んだだけでこれはなかなかのもんだ、と膝を打って即レジに並ぶことになった。

所謂「KY」が嫌われる時代である。しかし、「空気読めないのか!?」と咎められても、その空気がなんだか解っていればそれはそこそこ読めるはずで、それが解らないから読めないのである。その辺の仕組みをこの本は巧く解明している。曰く、「世間」が流動化したものが「空気」である、と。

土台となっている分析は鴻上さんのオリジナルではない。阿部謹也、山本七平、冷泉彰彦など多くの研究者/文筆家からの引用がある。しかし、これは「受け売り」というレベルに留まってはいない。鴻上さんによって充分消化された上で発展的に引かれている。

むしろ鴻上さんの目の付けどころの面白さと深い考察によって非常に説得力のあるものになっていると思う。

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ドラマW『誘拐』

【9月5日特記】 録画しておいたドラマW『誘拐』を観た。いやあ、あまりによくできているので驚いた。

主人公の秋月(三上博史)は会社の人事部に所属し、不況の中、先輩のリストラ役をやらされていた。そして、その先輩が妻・娘と一家心中した。その娘は秋月の娘の同級生であり、自分の父親が彼らを心中に追いやったと知ってショックを受けた秋月の娘が今度は発作的に飛び降り自殺してしまう。

妻とも別れ全てを失い、自分も飛び降り自殺しようとしていた秋月だったが、その時に掛かってきた電話をきっかけに、佐山首相(石坂浩二)の孫娘・百合(三吉彩花)の誘拐を綿密に計画し始める。共犯者にはかつて自分がリストラした不良社員・関口純子(中越典子)を選び、500万円で雇い入れる。

そして秋月はまんまと百合を誘拐してしまう。不思議なことに百合に対して顔を隠すことさえしない。

そして、北朝鮮が反対/牽制する中、来日する韓国大統領と友好条約を結ぼうとしている佐山総理に対し、北朝鮮のテロ組織だと思わせる手口で身代金を要求する。

韓国大統領の警護で手いっぱいの荒巻警視正(渡辺いっけい)は兼ねてから良く思っていなかった星野刑事(西島秀俊)に誘拐犯の捜査を押しつけてしまう。

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Thursday, September 03, 2009

twitter 再び (part2)

【9月3日特記】 ついったが「来てる」。ここ2ヶ月ほど会社でやってみた僕の実感である。

2年前にいち早くやってみてちっとも面白くなかったのはほとんど誰とも繋がっていなかったからだ。どんどんフォローが増えてタイムラインに追っつかないくらいになって初めて面白さが解るのである。

どんどん利用者が増えてきたのでフォローしたりされたりする相手が容易に見つかるようになったのも大きな要因だ。

──「量的変化は質的変化に転ずる」

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Tuesday, September 01, 2009

まとめ:『20世紀少年』(映画と漫画)

【9月1日追記】 『20世紀少年』についてちょっとまとめておきたい。

僕は原作を読まないまま映画の第1章と第2章を観て、その後DMMレンタルで原作を取り寄せて一気に読み、そして映画の最終章を観た。

それぞれについてこのブログで自分が書いた記事をまず整理しておきたい。

  1. 【2008年8月31日】 映画『20世紀少年』 
  2. 【2009年2月1日】 映画『20世紀少年 ─第2章 最後の希望』
  3. 【2009年4月18日】 開始:DMMコミックレンタル
  4. 【2009年5月4日】 読了:『20世紀少年』
  5. 【2009年8月29日】 映画『20世紀少年 ─最終章─ ぼくらの旗』

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