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Thursday, September 10, 2009

HP・ブログ・twitter×比喩3種(やや未整理)

【9月10日特記】 「twitter をやり始めたらブログを書く気にならなくなってしまった」と言っている人がいた。ちょっと驚いた。僕は全くそんな気はしない。

僕にとっては twitter とブログは全く種類の違う媒体である。従来型のホームページも含めてそれらの差異を喩えるなら、

  1. HP は一個の作品
  2. ブログは走り書き
  3. twitter は会話の一断片

そう、twitter は文字にこそなっているが文字通りの「つぶやき」であり、会話の一部分なのである。決して「独り言」ではなく「会話」である。独り言は無意識のうちに口を突いて出ることもあるが、無意識でキーボードを叩いて文章を書くことは不可能なのであって、読まれることを意識して書いているからにはそれは決して独り言ではない。

ひょっとするとひと言も返って来ないかもしれないし、いやそれどころか誰の耳(目)にも達しない可能性さえあるが、それでも基本的に他人に到達することを前提に書かれている限り、twitter は会話のパーツなのである。

少し本題から逸れた。閑話休題。

デザインまで含めると一番制約がないのが HP である。そして、書き上げたものに一覧性があるのも HP である。

ブログと twitter は書いた尻から埋もれて行くという欠点(考えようによっては単なる特徴)がある。そして、twitter には140文字以内という致命的な制約がある(ただし、この140字という制限は英語圏などよりも日本語で書く場合が圧倒的に有利である)。

あるいはこういう喩え方もできるかもしれない。

  1. HP は本棚に整然と並んだ本。背表紙を全てこちらに向けている。
  2. ブログは箱の中に平積みに詰めて行った本。一番上のものしか何の本だか分からない。もちろん手を突っ込んで引っ張り出せばすぐに分かるが・・・。
  3. twitter は積み上げたチラシ。一般的には最新のものを見るのが基本。チラシ研究家でもない限り昨日のものを見ても仕方がない。

僕の目にはこんな風に違って見えている。

いや、もちろん「もうブログを書く気になれない」と言っている彼にしても、そういう違いは見えているのかもしれない。twitter という媒体に嵌ってしまったからブログという媒体はもうどうでも良くなったのかもしれない。

しかし、それってまるで「おやつに食べたケーキがあまりにおいしかったから、今日の夕食も明日の朝食もケーキで良いや」と言っているようなものだ、と思えてならないのである、僕には。

そう、そういう喩えで言えば、

  1. HP は一番凝った夕食。むしろ自分が食べる側にいるのではなく、お店でお客様に出す側にいる感じ。
  2. ブログは昼食。そう、朝食ではない。朝食ほど定番/固定的な感じではなく、「今日は昼飯、どこ行く?」みたいな楽しさがある。
  3. twitter はおやつ。あくまで「間食」。

みたいな感じか。多分朝食に喩えるにふさわしいネット上の媒体も、じっくり考えればあるような気がする。

で、僕が一番書きたいのは確乎とした「作品」であり、それを本棚に整然と並べたい。食事を拵えるとしたら、一番凝って真剣に作るのは夕食である。

が、もちろん昼飯も毎日食うし、おやつも時々食べたい。そんな感じである。最後の比喩では作る側からと食べる側からと両方の視点がごっちゃになってしまったので少しく解りにくかったかもしれないが・・・。

そう、作る側からの視点に統一すれば、昼の定食屋のおやじもいれば料亭の板さんもいるし、お菓子を専門に作ってるパティシエもいるわけだから、ま、それはそれで良いのだけれど、食う側からしてみればみんないてほしいよね。そうでもないかな?

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