2大政党制ノススメ
【8月20日追記】 いよいよ2大政党時代の到来か、みたいな報道もあるが、僕はどうも日本には2大政党制というのは却々根付かないのではないかという気がしてならない。
日本人の気質に合っていないのだ。
どうも日本人は「何があっても一途に」というのが好きみたいで、どうしてもそっちの方向に行ってしまいがちなのである:
強い時代であろうと弱い時代であろうとずっと巨人ファン、とか
東京に転勤しようが北海道に転勤しようがどこまでも関西人、とか
親父の代から車を買う時はあのディーラーと決めている、とか
そんな話が、一種の美徳として、日本中のあちこちにごろごろ転がっているのである。
政治の世界でも、「あっちの政党がダメだからこっちの政党支持に乗り替える」なんてことを言いだすのはとても軽薄で不謹慎なことだという思いが、無意識のうちに脳の奥底にこびりついているのではないだろうか?
政策が失敗して日本中が不景気になっても、一部の層が優遇され格差が拡大しても、贈収賄やその他の不祥事が相次いでも、国の財政が破綻寸前まで行っても、ともかく孫の代くらいまではじっと辛抱して同じ党を支持し続けるというのが、日本での一種の「礼儀」になっているような気がするのである。
暗澹たる国家ではないか。
僕は正直1回他の人たちに任せてみたいという思いがある。任せてみてダメだったら次の機会にまた元に戻せば良いとも思っている。昔からずっとそう思ってきたが、選挙結果を見る限り、今までに限れば僕に同調してくれる人は少なかったようだ。
さて、今回はどうなのだろう。
そして、プレイヤーを変えてみたけどやっぱりダメで、「じゃあ仕方がない、元に戻そうか」というときにここぞとばかりに「そら見たことか」と言われても困る。変えるってそういうことなのである。
大事なことは競わせることである。これはかなり大事な要素だと思っている。そのために我々はもっと軽薄で不謹慎であっても良いのではないかと思うのである。
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