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Monday, August 31, 2009

社内試写会『キラー・ヴァージンロード』

【8月31日特記】 社内試写会で映画『キラー・ヴァージンロード』を観た。岸谷五朗初監督作品(脚本も岸谷)。

これはもう完全に上野樹里の映画である。上野樹里ファンのための映画である。決して美人ではなくて、なんかちょっと田舎臭い雰囲気もあるのだが、どっか捨て難く可愛い。そう、この映画における上野樹里のなんとキュートなことか!

共演の木村佳乃のほうが上野樹里の10倍ぐらい美人だが、映画の中で魅力的なのは圧倒的に上野樹里のほうである(まあ、趣味の違いというものがあるので、これはあくまで僕の感じ方でしかないんだけどね)。

そして、この映画はその上野樹里の所属事務所「アミューズ」の先輩である岸谷五朗が、可愛い可愛い後輩のために撮った映画なんだ、という強い印象を受けた。

同じくアミューズの寺脇康文や小出恵介が脇を固め、小倉久寛や小松彩夏がチョイ役で顔を出し、そして上野の少女時代を同じくアミューズの若手・清水くるみが演じている。おまけに主題歌は福山雅治である。

そう、これはアミューズ挙げての上野樹里のプロモーション・ビデオという気がしてならない。岸谷の(先輩としての)上野への愛が溢れた作品だと思う。その愛があまりに強すぎて、上野の正面からのアップを撮りすぎたためにちょっと平板な画作りになってしまったのが残念だ。

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Sunday, August 30, 2009

選挙

【8月30日特記】 まあ、直前の世論調査通りと言えばそれまでだが、本当にこんな風に「雪崩を打って」という感じで自民党の退潮が決定的になってくるんだね。

民主党の個々の具体的な政策に対して異論があるのは解る。でも、1回変わったほうが良いのである。

そう、ダメだったら変えられるんだという意識を植え付けるために。

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Saturday, August 29, 2009

映画『20世紀少年 ─最終章─ ぼくらの旗』

【8月29日特記】 映画『20世紀少年 ─最終章─ ぼくらの旗』を観てきた。もちろん今回も前夜のNTVでの『20世紀少年 ─第2章─ 最後の希望』の放送を見て復習してからこの日に臨んだ。

それで、僕は原作の漫画を最初から終わりまで読んだ上に、映画の第1章と第2章、それからTVで放送するに当たってそれらを少し変えたTV版の第1章と第2章を観ている訳で、自分の中でどこで読んだ(観た)話なのか少し混乱してきた部分もあり、今日もはじめのほうは少し戸惑いながら観ていた。

で、結論を先に書くと、今回の映画版は素晴らしかった。

原作の漫画のほうは誰しも「おい、そんな終わり方すんのかよ」みたいな感じが少し残ったのではないかと思うのだが、映画のほうは非常にきれいに整理されて、メリハリがついて解りやすく説得力のあるものに仕上がっている。

「原作とは違う」というのが今回の「売り」のひとつだったのだが、確かに変えてはあるが、決して原作から離れてとんでもない方向に飛んで行ったりはしていない。しかも、この変え方の分量が適切だから、原作を読んで来ている観客も飽きることなく、逆に白けることもなく、ぐいぐい引き込まれて観てしまう。

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映画の招待券/割引券(の不便)を考える

【8月29日特記】 今手許にいろんな映画に使える無料招待券が2枚あるのだが、使わないまま時間が過ぎて行っている。

思えばこういう招待券の有難味は減った。昔は前売り券を買うくらいしか割引がなかったが、今ではさまざまな割引があるからだ。

映画の日とか、レディース・デーとか、夫婦50割引とか、高校生友情プライスとか・・・。

僕が加入している TOHO CINEMAS の Cine MILEAGE では6本見ると次の1本がタダになる仕組みで、これは昨年 TOHO シネマズ西宮 OS が開館した際に加入したのだが、すでに2本無料で見て、今3本目を見る権利がすでに手中にある。

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Thursday, August 27, 2009

密約問題から日本人を考える。

【8月27日特記】 日本の外務省元高官だけではなく、米国の元大使秘書官からも「核持ち込み密約があった」との証言が出てきました。米国で一旦は公開された外交文書のコピーもあるとのことなので、日本政府としてももうこれ以上はしらを切れないところに来ているのではないでしょうか。

まあ、まだ確定した訳ではないので断定的に書いてしまうと怒る人もいるかもしれませんので、ここではあくまで密約があったという仮定のもとで話をするだけだと断っておきますが、仮に密約があったのが事実であるとすると、それを巡って「あった」「いや、なかった」の問答になっているのは日本人(あるいは日本政府)に2つの考え方があるからだと思います。

【a】 国民に対して嘘をついてはいけない。事実は開示すべきである。
【b】 政府が国民を騙していたとなると統治のシステムが揺らぐことになる。密約の是非がどうであれ、ここは何が何でも「密約はなかった」で押し通すべきである。

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Wednesday, August 26, 2009

『「坊っちゃん」の時代』関川夏央・谷口ジロー(書評)

【8月26日特記】 手塚治虫賞を獲ったほどの作品だから僕なんぞがとやかく言うこともないのだが、この作品が優れているのは夏目漱石の鬱屈を正しく描いているからだと思う。

漱石は英国留学中に、英国社会に対する嫌悪感と日本へのホームシックから強迫神経症を病んだ、と一般には言われているし、この本にも凡そそんなことが書かれている。

だが、漱石の鬱屈がそれほど簡単に図式的に解いて片づけられるようなものではなく、そこにはその時代特有の、その頃の日本や日本人特有のいろんなことが絡んでいるのだということを、この本は正しく描き出して見せてくれているのである。

多くの文献に当たって考証されたようであるが、作者自身が明らかにしているように、必ずしもここに書いてある全てが真実という訳でもなさそうだ。しかし、それにしても、漱石の同時代及び周辺にはこれだけ有名かつ傑出した人物が集い、ともに語っていたのかと思うと驚きを禁じ得ない。

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Tuesday, August 25, 2009

『僕らのワンダフルデイズ』完成披露試写会

【8月25日特記】 『僕らのワンダフルデイズ』完成披露試写会に行ってきました(於:梅田ピカデリー2)。

いつもと違って今回はちょっとネタバレを書きます。いえ、最後の最後まで書いてしまうようなことはしません。ただし、宣材の中では一切明かされていないことに触れます。

それは、僕としては、ここまでの情報を持った上でこの映画を見ても何等問題がないと考えているからです。しかし、感じ方は人それぞれです。観る前にそんなことを知ってしまっては台無しだと感じる人もいるでしょう。

もしも「自分が観る前には余計な情報は一切受け付けたくない」「読んでから映画を見て後悔するのは絶対いやだ」と思われる方は、この文章を読むのはここら辺りでストップしてください。Continue reading.... のリンクはクリックしないでください。

ただ、ここでお別れになってしまう読者の方にひと言だけお伝えするとすれば、それは却々良い映画でしたよ、ということです。さて、ここから先はネタバレです。

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Monday, August 24, 2009

みんなで上を向いて歩こう

【8月24日特記】 『上を向いて歩こう』(米国でのタイトルは"SUKIYAKI")ばかりを集めたCDを完成した。

明日があるさ~中村八大作品集

昔で言う「マイ・テープ」である。こういう1曲だけのコンピレーションを編むのが長年の夢だったのである。

ただし、カセット・テープが主流であった時代には曲集めが容易でなかったので、CD時代の到来を待って初めて果たすことができたのだ。いや、CD時代と言うよりもレンタル&ダウンロード時代と言うべきだろう。

これも、Mora と DMM のおかげである。この2つのサイトがあったから、僕はこれだけのものを集められた。つまり、正確にはレンタル&ダウンロード時代の賜物ではなくウェブ検索時代の賜物と言うべきなのだろう。

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Sunday, August 23, 2009

『骸骨ビルの庭』宮本輝(書評)

【8月23日特記】 調べてみたら多分18年ぶりに読む宮本輝だった。昔はよく読んだなあ。村上龍、村上春樹らとほぼ同じ頃に出て、彼らより年長ではあったが、一時期はやっぱり彼らと同じようなスター作家だった。

とても直木賞っぽい感じがするのだが、実は芥川賞作家である。彼の若い頃の作品はもっと若かった僕の心に良く響いた。だから立て続けに読んだ。ところが何と言うか、次第にその直木賞っぽい感じが肌に合わなくなってきていつしか全く読まなくなった。

今回は本屋で平積みになったこの本に呼び止められたような気がして久しぶりに手に取ってみた。舞台となっている大阪・十三が、僕が高校時代の3年間を過ごした街だったということもあって、久しぶりに親近感が湧いた。

そう、こんな感じの作家だった。結構ベタっとしたことをケロッと描いて見せる作家だった。

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『容疑者Xの献身』

【8月23日特記】 一進一退だった風邪の症状がようやく治まって来たので、昨夜はWOWOW から録画してあった映画『容疑者Xの献身』を観た。

テレビドラマの時には一度も観ていなかったのでどうかな、と思ったが、うん、面白かった。さすがフジテレビ。

調べてみると2008年キネ旬ベストテンの38位である。この手の映画としてはなかなか高い評価を得ているのが判る。

脚本は福田靖、撮影は山本英夫、演出はCX社員の西谷弘である。

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Thursday, August 20, 2009

2大政党制ノススメ

【8月20日追記】 いよいよ2大政党時代の到来か、みたいな報道もあるが、僕はどうも日本には2大政党制というのは却々根付かないのではないかという気がしてならない。

日本人の気質に合っていないのだ。

どうも日本人は「何があっても一途に」というのが好きみたいで、どうしてもそっちの方向に行ってしまいがちなのである:

強い時代であろうと弱い時代であろうとずっと巨人ファン、とか
東京に転勤しようが北海道に転勤しようがどこまでも関西人、とか
親父の代から車を買う時はあのディーラーと決めている、とか

そんな話が、一種の美徳として、日本中のあちこちにごろごろ転がっているのである。

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Wednesday, August 19, 2009

若者たちよ、選挙に行きたまえ。

【8月19日更新】 若者たちよ、選挙に行きたまえ。

日本の年齢区分別の人口分布を見れば分かるように、君らは「割り勘負け世代」なのである。

数の上で劣る君らの意見はこのままでは全く政治に反映されない。君らの支持する候補者は選ばれない。君らのことをあまり考えていない候補者が議員になる。

そして、彼らは目前の綻びを繕うことに精一杯で、そのツケは後の世代に送られる。年金だけじゃない。あらゆることで割りを食うのは君ら「割り勘負け世代」なのである。

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Tuesday, August 18, 2009

「1日3回毎食後」の謎

【8月18日特記】 夏風邪を引いて医者に行った。インフルエンザの検査もしてもらったが幸いにして陰性で、もらった薬も効いて快方に向かっているのだが、ひとつだけ昔から気になって仕方がないことがある。

薬の効力って大体何時間持続するんだろう?

薬は大抵、朝昼晩の食後に服用する。しかし、よく考えてみるとそれぞれの食事と食事の間隔は均等ではない。

人によって多少異なるかもしれないが、朝食~昼食が一番短くて、その次が昼食~夕食、そして夕食~翌朝食までが一番長く、下手すると朝~昼の優に2倍の間隔が開くのに、同じように1錠ずつで良いのだろうか?

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Monday, August 17, 2009

For Better Privacy

【8月17日特記】 Firefox 3.5.2 に BetterPrivacy というアドオンを入れた。

説明を読んでもなんだか一知半解なのだが、最近トラッキング・クッキーの新世代である Flash-cookies (Local Shared Objects, LSO) なるものがあって、こいつはシステム・フォルダに保存されるのでウィルス対策ソフトでは消せないと言う。

まあ、トラッキング・クッキーであるというだけでそんなに「悪さ」をしていると断言もできないのだが、気持ちが悪いのは確かだ。

で、このアドオンは所謂 "install and forget add-on"であり、インストールしてしまえば何もする必要がない(自分でいろいろ設定したり、手動で取捨選択したりしたい人は別だが)。

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Sunday, August 16, 2009

ドラマW『都市伝説セピア』

【8月16日特記】 録画しておいたドラマW『都市伝説セピア』を観た。これじゃまるで『世にも奇妙な物語』だなあと思ったら、堂々と「WOWOW版『世にも奇妙な物語』」と謳っていたのでびっくりした。

  1. フクロウ男
  2. アイスマン
  3. 死者恋

の3作からなっており、直木賞作家・朱川湊人とジャパニーズ・ホラーの第一人者・落合正幸という夢の組合せであると宣伝文句にはあるが、1)と3)は確かに落合正行監督・脚本だが、2)は脚本が村井さだゆき、監督は円谷プロ出身の八木毅だった。

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Saturday, August 15, 2009

映画『湖のほとりで』

【8月15日特記】 映画『湖のほとりで』を観てきた。イタリアのアカデミー賞と言われるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で史上最多の主要10部門を独占した映画。昨日の朝日の夕刊に載ったこともあり毎回立ち見の出る盛況ぶり。年配客多し。

しかし、それにしても不思議だったのは、窓口で「この回は満員で立ち見になります。次回はまだ空いておりますが」と言われると、見た目団塊の世代以上の人たちは例外なく「この回で」と答えていたこと。5~6人そういう人を見た。我々夫婦は迷うことなく座って見られる次回を選んだのだが、彼らの世代では映画を立ち見するなんて当たり前のことなんだろうか?

閑話休題。

で、「そんなに賞を独占するほどの映画かい?」っちゅう気もせんではないが、まあまあ面白い、良くできた映画だった。

殺人事件を追うミステリなのだが、そこに「家族」というテーマが織り込んであり、それが織り込んであるから深みが出ているとも言える一方で、テーマがあまりにくっきりと見え過ぎてちょっと味がくどくなっているところもある。

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Friday, August 14, 2009

今日の BGM#30

【8月14日特記】 時々出てくるこの記事は何かと言うと、文字通り BGM の記録である。では何のバックグラウンド・ミュージックかと言えば、僕が健康器具ステッパーを踏んでいる時のバックグラウンドである。

それは SONY の携帯音楽プレイヤ Network Walkman から流れたものであり、僕が溜め込んでいる日本のフォーク・ロック、歌謡曲、ニューミュージック&Jポップ名曲選である。従って自分が本当に好きな曲しか入っていない。

ステッパーを踏んでいる時は大体いつもシャッフル・モードで聴いているのだが、聴いた時には必ず記事にしている訳ではない。今日のは良い選曲だなあ、と感じた時にネットに上げている。

1回ステッパーを踏むと15~20分、曲数にして3~4曲、それの2回分をまとめて6~8曲のリストにして上げている。

今回も8曲。

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Wednesday, August 12, 2009

新旧ユーミン

【8月12日更新】 妻が結婚に際して持ってきたユーミンのカセットテープが、このところ次々とCDに入れ替わっている。いや、正確に言うとカセットテープがCDに入れ替わっているのではなく、カセットテープを捨てて、新たにダビングしたCDを保有するようになっているだけなのだが・・・。

これもDMMのおかげである。

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Tuesday, August 11, 2009

『ファントム・ピークス』北林一光(書評)

【8月11日特記】 会社の先輩にもらった本である。著者はその先輩の仕事上の知人であったが、癌で他界したとのこと。もともと映画会社にいた人だそうで、黒沢清監督があとがきを書いている。

僕は人から本をもらったり借りたりして読むことはめったにないのだが、帯に「宮部みゆき氏絶賛」とあったのが目に留まったのである。そして、その判断は当たっていた。

作家としてのキャリアが浅いとはまるで思えないほどしっかりとした文章がかける人である。だから、すらすらと読み進める。

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散歩の効用

【8月11日特記】 いつものようにA地点からB地点に移動するにしても、ちょっと遠回りしていつもと違う路を通ってみる。

そうすると、例えば見慣れたビルであっても、いつもとは違う方向から違う角度で眺めることができる。今までもそこにあったものの、今まで見たこともない景色が眼前に広がる。それは発見である。

そして、それは単なる発見ではなく、少し心を動かす何かであったりする。

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Monday, August 10, 2009

テレビドラマの強み

【8月10日特記】 昨日の記事に「放送局のビジネスモデルに根本的にガタが来てしまった」と書いた。これはテレビで言うなら、1)テレビ番組が前ほど見られなくなった、2)テレビに前ほどスポンサーがつかなくなった、ということである。

ここでは詳しく述べないけれど、上の2つは決して同じではない。つまり、テレビ番組が見られなくなったからスポンサーがつかなくなった、ということでは必ずしもないのである。

そして、決して片方ではなく両方いっぺんに合わさってしまったところがテレビ局にとってしんどいところなのである。

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Sunday, August 09, 2009

業績不振の効用

【8月9日特記】 いずこも変わらぬ不況の中、ま、少し上向きになって来た企業もあるだろうが、放送局というビジネスモデルは根本的にガタが来てしまったようで、ウチの会社もご多聞に洩れずえらいことになっている。このままで行くと6年後にはキャッシュフローがゼロになって会社は潰れるだろうという予想まである。

で、そういう訳で会社からは何度も倹約令が出る。毎回ポイントや例は少しずつ違うが、要はめいめいで出費を減らす工夫をしろということだ。

で、そういうことの一環で、コピーやPCからのプリントアウトも両面が標準になる。

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Saturday, August 08, 2009

映画『色即ぜねれいしょん』

【8月8日特記】 映画『色即ぜねれいしょん』を観てきた。 監督ではなく、今回は珍しく脚本家に惹かれて──。

向井康介:山下敦弘監督のファンにはお馴染みの脚本家である。僕がこれまでに観たのは『リアリズムの宿』、『くりいむレモン』、『青い車』、『リンダ リンダ リンダ』、『松ヶ根乱射事件』、『神童』の6本(TVで観たものも含む)。今回も「間の悪さ」を見事に表現している。

この映画を僕が褒めすぎるとしたら、それは世代的なものであり、地域的な共感のせいである。

原作のみうらじゅん、監督の田口トモロヲは僕と完全に同じ世代に属している。僕は、今でこそ割合好きだが、少年時代にはディランは聴かなかった。だが、ロックであれ、フォークであれ、誰かしらに何かしらの音楽があった。そして、それに熱中していた。

主たる音源はラジオの深夜放送だった。僕らはそこにリクエスト葉書を出した。そして、それが読まれた日にゃ、この映画にあったように狂喜乱舞したものである。

みうらじゅんがそうであるように、そして原作の舞台がそうであるように、僕らは関西で育った。京都・神戸・大阪など地域によって若干の差異はあるにせよ、みんな等しく関西弁を喋り関西弁を聞いて育った。

だから、始まってすぐのシーンで堀ちえみ扮するオカンの関西弁を聞いてまず「ええなあ」と思う。臼田あさ美が扮する女子大生オリーブの、鼻にかかった関西弁であんな風に甘えられると、あの年齢の頃ならもう冗談抜きで「昇天」してたと思う。

スウェーデンがフリーセックスやなんて、そんなアホなぁ、と今の子たちは思うかもしれないが、僕らはみんなそれを信じて、そして真剣に憧れていた。

みうらじゅんがインタビューで語っているように、「セックスなんて一生できないんじゃないかな」と本当に心配してた。

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Friday, August 07, 2009

地デジカ コンテンツ

【8月7日特記】 地デジカが

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Wednesday, August 05, 2009

ステレオ捨てる

【8月5日特記】 ステレオと言うか、オーディオ・コンポと言うか、ともかくそれを捨てた。

結婚した時に買い替えたやつだから18年前の商品である。音はいまだにちゃんと出るが、表面の樹脂が溶けてベトベトしているし、チューナの液晶がほとんど読み取れないくらい薄くなっているし、テープデッキは時々テープが絡まって目もあてられない状況になってしまう。

だいいち、本物のオーディオ・マニアで高級品を揃えている人は別として、いまどきこんな大きな機械で音楽聴いている奴はいないだろう。当時としてはコンパクトなマシンだったのだが、今ではむしろ大きい部類だし、重い。

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Monday, August 03, 2009

電脳あげ足

【8月3日特記】 東京キー局発全国ネットのニュースで、女子アナが「訃報」を「とほう」と読んでしまった。その録画映像が動画投稿サイトに上げられて、5万回以上再生された(当然著作権侵害映像なので、局からの要請によって今はもう削除されている)。

誰でも考えることだが「途方に暮れる」とか「とほほ」などと揶揄するコメントがたくさんつけられた。

僕も最初は笑って見たのだが、同じく放送局に勤務する者として明日は我が身である(もっとも僕はアナウンサーではないが)。次第に少しずつ空恐ろしくなってきた。

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Sunday, August 02, 2009

映画『サマーウォーズ』

【8月2日特記】 映画『サマーウォーズ』を観てきた。細田守監督のアニメーション。観なかったのだけれど前作『時をかける少女』がとても評判が良かったので、今作は是非見てみようと思った。とても良かった。

こういう作品を観るといろんなことに思い至ってしまう。たとえば「琴線に触れる」ってどういうことなんだろうか、とか、「絵心がある」ってどういうことなんだろうか、とか・・・。

いや、その辺りのことに触れる前に、まず映画の登場人物とあらすじに触れておこう。

主人公は健二。高2。もう少しで数学オリンピックの日本代表に選ばれるくらいの数学の天才だが、それ以外にはさしたる取り柄もなく、どちらかと言うとあまりぱっとしない物理部員。バイトで電脳仮想空間OZのメンテをしている。

その健二に憧れの先輩・夏希がバイトをしないかと誘う。曽祖母の栄が住む長野県の上田市に一緒に行ってくれるだけで良いと言うのでほいほい引き受けてしまうが、到着してみると実は夏希が見栄張って嘘をついたために「東大生で留学経験のある良家の男子」の彼氏役を演じなければならないと判る。

当然健二は尻込みするが、人を観る眼が厳しい栄には何故か気に入られ、栄の誕生日に集まったものすごい大勢の親戚たちにも祝福されて後には引けなくなってしまう。

そして、翌朝、全世界中に圧倒的な登録者数を誇るOZに何者かがハッキングを仕掛け、他人のアバターを次から次に乗っ取っては現実世界のさまざまな公共システムに侵入し、全世界をパニックに陥れる。

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Saturday, August 01, 2009

ドラマW『人間動物園』

【8月1日特記】 録画しておいたドラマW『人間動物園』を観た。

連城三紀彦の同名小説のTV化なのだが、ひとことで言って話が出来過ぎ。読者あるいは視聴者の裏をかき続けようとすると、こんな風な奇抜な話ができあがってしまう。もちろん、そういう作品を、作者と競いながら読んだり見たりするのがたまらなく好きな人もいるのだろうけれど・・・。

多分原作小説にはもっといろいろなことが書きこんであって、そのことによっていろんなことが緩和されているのだろうけれど、これを2時間のTVドラマにすると如何にも安っぽい印象になってしまう。心なしか、主演の松本幸四郎の演技まで安っぽく見えてしまう。

筋立てとしては非常に凝った仕掛けである。

誘拐事件なのだが、警察への通報は娘を誘拐された母親(小島聖)からではなく、その隣家の主婦(東ちずる)からであった。被害者の家には至る所に盗聴器が仕掛けてあり、犯人からそのことを知らされた母親は身動きが取れずに、隣家の主婦にメモを送って通報を頼んだのである。

駆けつけた刑事は3人(松本幸四郎、新井浩文、温水洋一)。電話をしてきた隣家の主婦は何日か前にペットの犬が誘拐されたと言って電話をしてきた御仁だけに、皆半信半疑である。

松本幸四郎扮する刑事は30年前に誘拐犯のアジトに単身乗りこんで誘拐犯の1人である身元不明の女性を射殺してしまった経験を持っている。それ以来、彼はその女性の墓を建ててやり、墓参りも欠かさず、そして、弾の入った拳銃は持たない。

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